こんにちは!FOOTWEAR店です。
大縦走シリーズ3回目は、一般登山道最難ルートとも言われる、奥穂高岳~西穂高岳間の様子をご紹介します。
北アルプスに何度も登ったことのある方ならば、このルートをご存知の方も多いのではないでしょうか。
あの険しい尾根に挑戦してみたい、ジャンダルムに登ってみたい、私自身もそんな憧れをずっと抱いておりました。
実際に歩いてみると、道の険しさは噂通り。アップダウンが激しいため常に三点支持で進みながらピークを越え、その道は石に足を置けば動き、手を掛ければ取れてしまう、集中力が必要とされるルートでした。
しかしその分達成感もひとしおで、西穂高山荘では同じタイミングで縦走した名前も知らない男性と握手を交わして無事に踏破したことを喜び合いました(笑)
天候や体調など様々な要因が関わってくるルートですが、アルプスが大好き、岩場が大好きな方ならば大満足間違いなしのルートです。
奥穂高岳山頂より槍ヶ岳。裏銀座の山々も遥か遠くになってしまいました。
奥穂高岳3,190mは富士山、北岳に続いて日本で3番目の高さを誇ります。穂高神社で無事に縦走を終えられるようにお願いをしておきましょう。
さあ、ここから長く険しい尾根の始まりです。ジャンダルムの姿に心が躍ります!
奥穂からスタートしてすぐ、左右にスッパリと切れ落ちた馬の背です。本当に刃物のような見事なナイフリッジですね。
ジャンダルムに到着!この天使に会えるのずっと楽しみにしていました。ジャンダルムは奥穂側から直登も出来るそうですが、一度巻いてから西穂側のルートで簡単に登れます。
降りてきた逆層スラブを振り返ります。すれ違った男性と比較してこの迫力は伝わるでしょうか。足を掛けるというよりは靴底の摩擦を利用するような場所でした。
まだまだアップダウンは続きます。よじ登っては降りて、よじ登っては降りて…
西穂高岳に到着!ここからはすれ違う人がぐっと増えます。独標まで行くと他の登山客に声を掛けられるほど装備の違いが際立ちます(笑) 降りた西穂山荘で名物のラーメンを食べました。とても美味しかったです。
さて、最後に靴のお店らしく登山靴の紹介させて頂きます。
今回使用したのはラ・スポルティバ『トランゴ アルプ エボ GTX』です。
http://www.kojitusanso.com/shop/g/g8020647463718_b105010/
レザーを用いたタフなアルパインブーツでありながら、軽量さと足のフィット感がとても魅力的です。今回の様な縦走でもずっと足元から山歩きをサポートしてくれました。
あなたの心強い相棒になってくれる、そんな登山靴です。
これからは秋山の時期。でもまだアルプスは登れます!安全、防寒対策をしっかり準備して秋のアルプスを楽しみましょう!