雪が沢山積もると、足回りに武器が増えます。
そのまま歩くのを『つぼ足』
沢山の雪を押さえ込んで固めて乗り込んで進むのを『ラッセル』
なんて言います。
浮力で沈みにくくする道具には、わかんとスノーシューがありますが、
なだらかな地形と、アイゼンをつける程氷化『クラスト』していない場合、
後程稜線で邪魔にならないなら、浮力が欲しい場合はスノーシュー、邪魔になりそうで、程程に浮力が補えればいいのなら、わかんの選択になります。
険しい地形でクラストしつつ潜りもひどい場合はアイゼン＋わかんの歩行になります。
今日はわかんのお話。
わかんバンドはいくつか巻き方がありますが、質問が多い、わかんのアイゼンとの併用をやってみましょう。
まずはわかんの基本は、かかとコバが後ろのわかんバンドにあてて位置決めする事！これを忘れると歩いててずれてしまいます。
対角にバンドをまわしてリングに通していきます。
終着点のリングは二枚あり、２つとも通しますそして、間に入れます。
あとはバンドは裏に出してヒールをあげて、バンドをいつも通り締めてゆくだけ。
裏から見たらこんな感じ
爪の位置を心配する方がいますが、
そんなにここでなくちやっていうのはありません。
わかんて、バンドは足の幅にあわせて動かせるのですが、
動く=動いちゃう！=擦れる=切れちゃう なのです。
なんでもいいのですが、細引とか靴ヒモで動かないように止めちゃうのが
長持ちでしかもわかん外れないウラワザです。
いまいちわかんない！という方、お店でもご案内しますね。
冬くつとアイゼンも相性があります。
ぜひセッティングしますので、ご相談お待ちしています。