2022年1月 8日 (土)

グリベル12本爪アイゼン。G12とエアーテックの違いとは?

以前アップしたブログですが、

内容の問い合わせが多いので

もう一度アップさせて頂きますね~!

 

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過去ブログから

↓  ↓  ↓

グリベル社の定番12本爪アイゼン、G12とエアーテックの違いについて解説しようと思います。

 

 

Mmgvra074a01s

グリベル G12シリーズ

 

 

 

 

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グリベル エアーテックシリーズ 

 

Imgp2469

 

Imgp2457

左がエアーテック、右がG12

2つ並べるとこんな感じ。

 

 

最大の違いは見ての通り、「爪の長さ」でしょう。

 

 

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エアーテックはG12や他社の12本爪アイゼンと

比べても爪が短いので、取り回しが良いのが特徴。

 

 

Imgp2459

 

前から2列目の歯が

3列目の短い爪までアーチ状に伸びていたりと、

全体的に爪が短いながらもある程度の支持力を

発揮するような作りになっています。

 

Imgp2462

(なんか虫みたい...)

 

 

爪の向きや形状など、

良く考えられている作りではありますが、

G12と比べると支持力は劣りますので、

雪が深かったり残雪期で緩かったりすると効きが悪いです。

 

 

Img_4718 

雪が少なくて岩と雪がミックスされているような状況向けです。

 

 

 

以前は本体のカラーがメタリックグレーでったのですが、

黒に変わっています。

Imgp2470

左が新、右が旧

 

 

 

 

比べてG12

Mmgvra074a01s_2

こちらは爪が長く、雪質を選ばず抜群の支持力を発揮します。

 

Imgp2465

 

雪面の下りやトラバース時の安定感も良さはもちろんのこと、

残雪期の緩い雪でもグリップしやすいです。

 

Imgp2468

Imgp2467

 

デメリットは爪の長さ故の取り回しの悪さなのですが、問題無い範囲です。

 

 

Img_4716

(冬の赤岳にて歩行技術のひとつ、スリーオクロックを練習しながら登る図)

 

 

 

 

 

まとめると、

エアーテックは岩雪がミックスされている時など

取り回しや歩きやすさをとにかく重視したい方向け、

G12はオールラウンドに使いたい方向けとなります。

 

 

 

個人的にはG12がオススメです。

雪への支持力の強さは非常に大きなメリットですし、刺さりも抜群です。

 

伊吹山や木曽駒など雪山初中級ルートはもちろんのこと

縦走やバリエーション、初級のアイスクライミングまで

なんでもこれひとつで出来ます。

 

Img_2137

(蓼科山の山頂付近より。この日はナイトハイクでした。)

 

 

 

実際には靴との相性もありますので(小さい靴ほどシビアになります)、

詳しくはスタッフにご相談ください。

 

 

 

これからどんな登山をされたいか、

どこの山に登りたいかなどをイメージされてから

ご来店いただくと話もスムーズです!

 

 

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