2021年1月16日 (土)

最新版★チェーンスパイクと軽アイゼンの使い分けについて

こんにちは。

好日山荘 川崎ダイス店です。


この時期になると、店頭で

「チェーンスパイク(チェーンアイゼン)と軽アイゼン、

どっちを持って行けばよいのか?」

と言うお問い合わせを多く頂きます。

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そこで本日は、冬の低山トレッキングに必須なギア、

チェーンスパイクと軽アイゼンの違いについて

比較したいと思います。



チェーンスパイク

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特長

■取付はゴムを引っ張り装着。

■どんな靴にも取り付けが可能(サイズがS~XLなど複数ある)。

■つま先から、かかとまで足裏全体に短い爪がたくさんついている。

■爪が短いので、爪を岩や木に引っ掛けにくく、歩きやすい。

■ゴムの力で固定している為、靴との一体感が軽アイゼンに比べると劣る。


ここ数年、いろんな山でチェーンスパイクを使う方が多くなってきましたが、

基本的には積雪が少なく、傾斜の緩やかな低山や、雪が踏み固められた雪道用のスパイクです。

関東近郊だと、八ヶ岳や南アルプスの林道や高尾山周辺の凍った雪道、

夏のアルプスの雪渓歩きなどにおすすめです。


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傾斜が緩やかで、踏み固められた雪面には

チェーンスパイクが良く効きます。




軽アイゼン(6本爪アイゼン)

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特長

■取付は樹脂製のバンド+ラチェットやナイロンテープ+バックルで固定。

■トレッキングシューズであれば、ほとんどの靴に取付可能(サイズはワンサイズかS、Lのみ)。

■土踏まずを中心に長く厚みのある爪が6本付いている。

■取付がラチェットやテープとバックルで固定するので簡単に装着できる。

■チェーンスパイクに比べると、靴との一体感があり、歩行中ずれにくい。

■爪が長いので、硬い雪から柔らかい雪、ある程度の傾斜まで対応できますが、

  雪が無いところでは歩くのに慣れが必要。(注意して歩かないと爪を引っ掛けやすい)

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関東近郊だと丹沢や奥多摩、陣馬山周辺の山や

箱根の山などの森林限界を越えない低山におすすめ。



使う方の経験値などで選ぶ基準は変わりますが、

登る前から積雪がある程度予想できる時や、

登山道の状況が分からない時。

チェーンスパイクと軽アイゼンとで迷ったら、

対応幅の広い6本爪の軽アイゼンをおすすめします。



※山に行く前に手袋をしたまま、椅子が無いところでも

チェーンスパイクやアイゼンを履けるように練習をしていおきましょう!



~今回ご紹介したギア~


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サレワ
MTNスパイク

価格:6,800円+税

重量:399g(Mサイズ両足)

サイズ:S(22.5~24.5cm)、M(24.5~26.5cm)

    L(26.5~28.5cm)、XL(28.5~30.5cm)





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エバニュー
6本爪アイゼン

価格:6,200円+税

重量:520g(Lサイズ両足)

サイズ:S(22~24.5cm)、L(25~28cm)

ラチェットで固定するので、脱着が簡単です。
初めて軽アイゼンを使う方にはこちらのモデルがおすすめ。
靴底に雪が着きにくいスノープレート付き。



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エーデルリッド
6ポイント

価格:6,000円+税

重量:500g(両足)

サイズ:ワンサイズ

ナイロンバンドとバックルで固定する紐締めタイプ。
バックルやテープのトラブル(劣化など)が少なく、
靴に合わせて幅調整もできます。
より、靴との一体感が欲しい方はこちらががおすすめです。
靴底に雪が着きにくいスノープレート付き。



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