2020年4月17日 (金)

素敵な想い出を覗いてみましょう!

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SNSの機能は便利なもので

過去の写真を、今伝えてくれる機能があります。

お家時間で過去の想い出を振り返ってみるのもいいものです。

18年前に三週間  アメリカのロッキー山脈を縦走した想い出です。

場所はアメリカのコロラド州、日本から飛行機で12時間さらに車で8時間かかります。

厳冬期は氷の山になるので、8月だけが初心者でも登山を楽しめます。

標高3000Mから高度順応していきます。

キャンプ場でも、歯磨き粉は禁止、食料は鍵かかるにおいが外に漏れない

ロッカーに入れます。食料をテントに入れることは熊襲そわれることになります。

標高3800M~最高4100Mの小さなピークをアップダウンします。

真っ暗闇の中、二時に起きてご飯を作り真っ暗闇を歩いたり

一日7時間から8時間は行動します。

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テントが家です。

川の水も浄水か煮沸しなければ飲めません。

毎日、MSR浄水器で川で人数分の水を作ることから一日がはじまります。

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もともと医療用のナルゲンボトル(MSRの浄水器の口径にあいます)

が命の糧を作る貴重な道具でした。

標高3000M以上なので、絶対飲まなければいけない水の量は2Lです。

(飲まないと高山病で倒れちゃいます)プラス行動分の水も必須です。

水のありがたさが本当にわかりました。

高度では一番大切なのは水の補給です。

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15人のパーテイ、

カナダのガイドさん二人でした。

15人分の食事を、二食分くらい入れるので

一人20K位は担いでたような・・・

ただ、食事が減ると減っていきます。

お米担いでいた人が、一番重かった・・・

雨が降るとテントが重い・・・。

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時計もない、鏡もない

コッヘル(食器)は、土でごしごし洗ってました。

(乾燥しているのでできます)

たまに川で水浴びと洗濯を致しました。

割と寒い。標高3800Mあると夕方にはダウンを着ていないと

寒すぎます。

幸い天気が安定していてよかったと思います。

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トイレのペーパーもなしです。

みなそれぞれ葉っぱを集めておりました。

なんとも人の自律神経は便利なもので

一週間で歩いて水を汲みに行くことに慣れます。

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三週間の中で

一日、シリアルと水、ベーグルだけ持って

木陰でブルーシートを使っての「ソロ」もありました。

ずっと寝袋に寝てたような気がします。

不思議な動物にもあいました。

夜中に霰が降った記憶があります。

朝日が昇る前に目覚め、

素晴らしい朝日を一人で楽しめました。

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一番美味しかった山飯は

「白ご飯」と青ネギが入っただけの「味噌汁」です。

毎回使う、MSRのドラゴンフライ、

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初めは戸惑いましたが使うと慣れるものです。

最終日の昼食にいただきましたが、

日本人でよかったなと本当に思いました。

一番大変だった事

三人の女子のうち、二人が仲が悪かった事です(笑)

自然の中にここまでどっぷりつかる事も

なかなかできませんが

学んだことは多々あります。

この時の仲間とは、たまに会いますが

家族のようにも思えます。

「お家時間」

過去の山の想い出に浸ってみるのもよいものです。

スタッフ 木徳