2017年11月 8日 (水)

インサレーションジャケットの表面生地について

いつも松本パルコ店をご利用いただき、ありがとうございます。

スタッフ 杉原です。

今回はダウンや化繊のインサレーションジャケットに使われている生地についてのお話です。

皆さんは何を基準にインサレーションジャケットを選ばれていますか?中綿の種類、量、総重量などが基準になると思いますが、もう一つ、重要視していただきたいのが「表面生地の素材」です。

ここ数年で生地・メンブレン・コーティングの類は目覚ましい進化を遂げました。それに伴い、インサレーションジャケットの表生地も、ただ中綿を閉じ込めているナイロン地ではなくなっています。

具体的には、高強度で軽量な生地や、雪が付着するくらいなら問題ない程度の撥水性・防風性をもった生地が登場しています。

「Pertex]やゴア「WINDSTOPPER」がそれにあたります。

これらの高性能生地を採用しているインサレーションジャケットをご紹介します。

Pb010039 THE NORTH FACE 

BELAYER PARKA

¥54,000+税

WINDSTOPPER採用のダウンジャケットと言えば、コレが代名詞。WINDSTOPPERは透湿、防風、防水性に優れた軽量で非常に柔らかなメンブレン(被膜)です。※完全防水ではありません!

インサレーションに使われている生地の中では厚手で安心感があります。軽量化よりも、耐久性と悪天候に対応するプロテクション性を重視する方に向いています。

BELAYER PARKAは表生地だけでなく、裏生地にもWINDSTOPPERを採用しているので、濡れたアウターの上に羽織っても問題ありません。重ね着した上に着られるボリュームをもたせた裁断もまさに「BELAYER PARKA」。

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MAMMUT

BELAY Hybrid Insulation Jacket

¥37,000+税

マムートはPertexという生地を積極的に採用しています。

BELAY Hybrid Insulation Jacket に採用しているのはPertex Enduranceという種類で、細い糸を高密度に編み上げた生地表面にポリウレタン系コーティングを施したものです。Pertexには様々な種類があります。全般に薄くて軽量なのが特徴ですが、高い耐摩耗性・撥水性を誇ります。Pertex Enduranceはシリーズの中でも撥水性に優れた生地です。

BELAY Hybrid Insulation Jacketは胴体部分はダウンを封入、特に濡れやすい肩から腕にかけてはプリマロフトを封入しています。また、両脇にベンチレーションを設置し、スリムなシルエットなので、着たまま行動しやすいようになっています。

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MAMMUT

XERON down Jacket Men

¥29,000+税

オーソドックスなダウンジャケットで、こちらはPertex Quantumという生地を採用しています。Pertex Enduranceよりもさらに細い糸を高密度に編み上げた薄く超軽量な生地で、撥水コーティングはありません。細い糸を高密度に編み上げることで、ダウン抜けを無くし、防風性を高めています。また、雪の付着程度なら問題ない、最低限の撥水性を備えています。

P9270283_2 THE NORTH FACE 

THUNDER JACKET  

¥25,000+税

ノースフェイスでPertex Quantumを採用しているのがTHUNDER JACKET。タウンでも着やすいボリュームとデザインで登場以来人気ですが、 実は高プロテクション!中綿はプリマロフトとダウンのミックス。街から山までガッツリ使用可能。

高性能生地を採用しているモデルには、そのタグが付いていますので、目印にしてください!