2020年12月24日 (木)

”わかん”で雪上を歩く

雪山では、積雪量によって行動や体力が大きく左右されます。

一晩の降雪で、予定していた時間よりもずっとかかってしまう事もあり、

様々な状況に対応出来る準備が必要です。

雪上の歩行では”アイゼン”がよく知られていて

”雪””氷”で滑るのを防ぐアイテムですが、

フカフカした新雪では浮力が必要となり、

そのような状況では”わかん”や”スノーシュー”が活躍します。

Image0_2 新雪では浮力の高い”スノーシュー”が歩行しやすくオススメで、

スノーハイキングやバックカントリー等で使用されます。

表面積の大きさや重量、

Img_2660 ↑↑↑カカトを上げる”ヒールリフター”

装着方法など年々進化していますが,

状況次第では、”わかん”が使い勝手が良い事も!!

○軽量・コンパクトを優先させるテント泊

○登攀要素が含まれてキックステップ必要とされる登山

○浮力をそこまで必要としないスノーハイキング

スノーシューと比べて”浮力”は劣りますが、

ツボ足に比べれば歩行のバランスは圧倒的に良くなり、

機動力も非常に◎です。

20~30kg近い荷物を背負って、

歩くたびに足が埋まってしまうと

体力をすごく浪費してしまいますので・・・。

2月の槍ヶ岳(中崎尾根)に行った時、

わかんを使用しました。

①新穂高温泉~滝谷出会い・・わかん未使用

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②滝谷出会い~槍平小屋~中崎尾根稜線上・・・わかん使用

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③中崎尾根稜線上~槍ヶ岳・・・わかん→アイゼン(この辺りから地面が凍り始めました。)

Image5 中崎尾根上のテント場へ戻り、尾根を一気に下る時は、

急坂だったので、アイゼン+わかんを使用しました。

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※アイゼンの刃が、わかんのベルトに干渉すると切れてしまうので、

事前にベルト巾を調整済み。

当店では様々なスタイルでアウトドアを楽しんでいるスタッフが在中しています!!

ご不明な点があれば、お気軽にスタッフにご相談ください。

今シーズンも、アウトドアライフを楽しみましょう!!