冬時期になると良く受ける質問として
「冬に登山する時何を着ていけばいいか」
というものがります。
そこで今回は僕自身が普段冬時期どんな服装をしているかご紹介できればと思います。
ちなみに想定する山域は冬の丹沢辺りです。
「ベースレイヤー」
さて一番最初に悩むポイントがベースレイヤー。
どの素材を着れば良いのか...
写真の上がウールのウェア、下が化繊シャツ+ドライレイヤーの組み合わせになります。
はっきりどちらが良いとは言えませんが
個人的冬場はウールのウェアを着る事が多いです。
理由は単純に暖かいから。
ウェア自体の保温性が高くその上に着るミドルレイヤーとの組み合わせで
大抵の冬山の行動をこなします。
化繊だと単体では肌寒く感じる事が多くそちらは夏の高山などでは良く使用します。
「ミドルレイヤー」
個人的に冬の服装でポイントになるウェアが
ベースレイヤーの上に着るミドルレイヤーです。
自分が好ん使用しているタイプは薄手のフリースです。
あまり肉厚の物を着てしまうとすぐに体がオーバーヒートしてしまい
結局直ぐ脱いでしまう羽目になる為、理想なのはベースとミドルを着て
長い時間歩ける着こなしです。
冬は寒いのを嫌って着こんでしまいがちですが
大体登り始め30分もたてばじんわりと汗ばむようになります。
そこで無理してオーバーヒート状態で登山し続けると
滝のように汗が出て来て一番冬山登山でしてはいけない
「汗冷え」を引き起こしてしまいます。
暑ければ脱げば良い話ですが、状況的にも心理的にも脱ぐのがおっくうになり
汗だくになってしまったと言う経験が何度もあります。
「アウターレイヤー~行動中~」
登山も樹林帯を抜け稜線上に出ると風が強くなり
ベースとミドルの組み合わせでも厳しくなる場合があります。
そこで活躍するのがアウターレイヤーです。
写真の上側がいわゆるレインウェア、雨合羽です。
雨を防ぐ代わりに風よけとしても使用できる万能ウェアです。
その下にあるものがソフトシェルジャケット。
こちら防水の作りではないですがレインウェアと違い通気性が程よくあり蒸れにくく
多少の雨であれば弾く撥水性を持っているのが特徴です。
性能面としては下のソフトシェルジャケットの方が蒸れにくて快適なのですが
夏だろうが冬だろうが日本の山では雨が降る為、レインウェアが必携の上
荷物が増えるのが嫌なので今回想定する丹沢あたりの冬山であれば
レインウェアで済ましてしまう事が多いです。
「アウターレイヤー~休憩中~」
休憩中となると身体を動かさなくなるのでどんとんと冷えてきます。
そこで休憩中をしのぐために写真の様なダウンジャケットを持っていく事があります。
休憩なしで行ける行程なら必要ないかもしれませんが
なかなか一度の登山の行程時間が4~5時間かかることも多く
それを休憩なしで行くのはなかなかストイック過ぎていしまいます。
何より山頂で綺麗な景色を楽しむ余裕が欲しいものです。
ダウンジャケットを選ぶポイントとしては「暖かい」けど「かさばらない」。
分厚ければ分厚いほど暖かいダウンジャケットですが
それに比例して重たく大きくかさばるようでは登山ではとても不便で負担になります。
ですのでこのウェアに関しては
少し高いけれどもちゃんとしたアウトドアウェアの高性能ダウンをチョイスしたいところです。
良いダウンは分厚くても驚く程コンパクトに小さく収納する事が出来ます。
欲しいけど値段がというかたはウェアのクリアランスの時期とかにゲットすればお安く手に入りますよ!
※まさに絶賛ウェアクリアランス中!
と言う感じでざっくりと書いてしまいました。
今回書いたことは自分がなんとなく登山してきて学んだ事と主観からの述べております。
何がベストかは「やって慣れる」
これにつきます。
ですのでリスクの少なめの低山登山から色々着こなしを試して色々チャレンジしていけば
冬山登山の怖さがほぐれてくるはずです!
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