2021年8月 1日 (日)

夏山に潜む危険・その1 ☢低体温症☢

こんにちわ。

夏山、行ってますかー?

梅雨明け以降先週の台風を除きまぁまぁ安定した天気のようで、

夏山楽しんでる方も多いのではないでしょうか。

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さて、低体温症と聞いて、なぜ夏山で??

なんて思う方も多いかもしれません。

夏山なら熱中症や日射病、脱水症状などのリスクが高そう。。。

でも、実際に高山で風雨の中歩けばその危険度はすぐにわかると思います。

実際、2009年7月のトムラウシ山の遭難のケースが記憶に新しいですよね。

そもそも低体温症というのは深部体温が35℃以下の状態をさします。

深部体温⇒脳や心臓など臓器の温度、です。

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第一段階は意識はあるがぶるぶる震えてくる。(32℃~35℃)

第二段階で震えが収まり意識障害がおこります。(28℃~32℃)

第三段階で意識が無くなり(28℃以下)、徐々に生命兆候がなくなってくると言われています。(24℃以下)

そう考えると腹巻って理に適ってるというか、優れモノですね。

内蔵温めるの大事。

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前にラフティングで雪解けの冷たい川を下っていた時、1人が落水。

5分ほど流されレスキューしたあと、

その子は顔は真っ白で唇は紫なのに体は震えてなかったのを覚えてます。。

(上陸後、服を脱がしてレスキューシートでぐるぐる巻きにして救急車を待ってました)

水の中だと体温を奪われる時間が早いのですが、

山の稜線で風雨の中さらされることも同じ状況だと思います。

なので、大事なのは

’’体を濡らさない’’こと。=’’雨・風を防げるウェアを着る’’こと。

ってことでしょうか。

稜線上だと風を防ぐ場所も少ない為、岩影やハイマツの中で身を潜めたり、

ツェルトを被ってやり過ごす事も一つかと思います。

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ファイントラックから出ているドライレイヤーは

従来の吸水速乾のアンダーウェアと違い、

肌に汗が残りにくい撥水アンダーなので、

こういったインナーで濡れを防ぐのも大事ですね。

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山の天気は変わり易く、急速に天候が悪化する事もあります。

8月もお盆を過ぎれば山は秋へと変わっていきますので、

最悪の天気も想定して準備しましょう♪

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