こんにちは。
好日山荘 川崎ダイス店です。
この時期になると、店頭で
「チェーンスパイク(チェーンアイゼン)と軽アイゼン、
どっちを持って行けばよいのか?」
と言うお問い合わせを多く頂きます。
そこで本日は、冬の低山トレッキングに必須なギア、
チェーンスパイクと軽アイゼンの違いについて
比較したいと思います。
チェーンスパイク
特長
■取付はゴムを引っ張り装着。
■どんな靴にも取り付けが可能(サイズがS~XLなど複数ある)。
■つま先から、かかとまで足裏全体に短い爪がたくさんついている。
■爪が短いので、爪を岩や木に引っ掛けにくく、歩きやすい。
■ゴムの力で固定している為、靴との一体感が軽アイゼンに比べると劣る。
ここ数年、いろんな山でチェーンスパイクを使う方が多くなってきましたが、
基本的には積雪が少なく、傾斜の緩やかな低山や、雪が踏み固められた雪道用のスパイクです。
関東近郊だと、八ヶ岳や南アルプスの林道や高尾山周辺の凍った雪道、
夏のアルプスの雪渓歩きなどにおすすめです。
傾斜が緩やかで、踏み固められた雪面には
チェーンスパイクが良く効きます。
軽アイゼン(6本爪アイゼン)
特長
■取付は樹脂製のバンド+ラチェットやナイロンテープ+バックルで固定。
■トレッキングシューズであれば、ほとんどの靴に取付可能(サイズはワンサイズかS、Lのみ)。
■土踏まずを中心に長く厚みのある爪が6本付いている。
■取付がラチェットやテープとバックルで固定するので簡単に装着できる。
■チェーンスパイクに比べると、靴との一体感があり、歩行中ずれにくい。
■爪が長いので、硬い雪から柔らかい雪、ある程度の傾斜まで対応できますが、
雪が無いところでは歩くのに慣れが必要。(注意して歩かないと爪を引っ掛けやすい)
関東近郊だと丹沢や奥多摩、陣馬山周辺の山や
箱根の山などの森林限界を越えない低山におすすめ。
使う方の経験値などで選ぶ基準は変わりますが、
登る前から積雪がある程度予想できる時や、
登山道の状況が分からない時。
チェーンスパイクと軽アイゼンとで迷ったら、
対応幅の広い6本爪の軽アイゼンをおすすめします。
※山に行く前に手袋をしたまま、椅子が無いところでも
チェーンスパイクやアイゼンを履けるように練習をしていおきましょう!
~今回ご紹介したギア~
サレワ
MTNスパイク
価格:6,800円+税
重量:399g(Mサイズ両足)
サイズ:S(22.5~24.5cm)、M(24.5~26.5cm)
L(26.5~28.5cm)、XL(28.5~30.5cm)
エバニュー
6本爪アイゼン
価格:6,200円+税
重量:520g(Lサイズ両足)
サイズ:S(22~24.5cm)、L(25~28cm)
ラチェットで固定するので、脱着が簡単です。
初めて軽アイゼンを使う方にはこちらのモデルがおすすめ。
靴底に雪が着きにくいスノープレート付き。
エーデルリッド
6ポイント
価格:6,000円+税
重量:500g(両足)
サイズ:ワンサイズ
ナイロンバンドとバックルで固定する紐締めタイプ。
バックルやテープのトラブル(劣化など)が少なく、
靴に合わせて幅調整もできます。
より、靴との一体感が欲しい方はこちらががおすすめです。
靴底に雪が着きにくいスノープレート付き。
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