2020年7月25日 (土)

登山者にとってのクライミング①

こんにちは、戸田です。

今回はクライミングのお話。

しかも、

登山者の方に読んでいただきたい内容です。

 

まずはこちらをご覧ください。

Img_1366

鎖場を通過しているシーンです。

ここ、アルプスではありませんよ?

 

実は兵庫県にある雪彦山(811m、大天井岳)という低山です。

鎖場・険しい岩稜というとなんとなくアルプスをイメージしがちですが、

低山でも画像のようなルートが出てくることはあります。

 

ここからが本題。

このような険しい場所を通過しようとした場合、足だけでなく、

手も使って登る(または降りる)ことになりますよね。

 

それはもはや登山というより、クライミングの世界といえます。Img_1419 

さて、クライミングと聞いて、3点支持という言葉を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか?

 

あるいは、ホールド=手がかり・足がかり、なんかもクライミングになじみ深い言葉ですね。

 

手足をフルに使いながら動くような時は、体を支えている四肢4点の内、

どこか1点を動かして進んでいくことになります。

 

この時、その1点(手ないし足)がホールドから離れても、残りの3点でバランスが取れている状態を、

3点支持といいます。

 

上の画像では、右足を上げて(ホールドから離して)いますが、残りの左足・右手・左手の3点でバランスが取れているので落ちることはありません。

 

 

これがクライミングの基本となります。

そして強調しておきたいのは、登山の中でも、クライミング技術が求めれる場面が必ずあるということなんです。

両者はカテゴリーの違う別モノではなく、相互に関わり合うモノと言えます。

  

 

今回はここまでになります。

長くなってきましたので(笑)。

 

次回、 『登山者にとってのクライミング②』

いかにして3点支持をマスターするかをご案内いたします。

 

 

 

 

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