こんにちは、戸田です。
今回はクライミングのお話。
しかも、
登山者の方に読んでいただきたい内容です。
まずはこちらをご覧ください。
鎖場を通過しているシーンです。
ここ、アルプスではありませんよ?
実は兵庫県にある雪彦山(811m、大天井岳)という低山です。
鎖場・険しい岩稜というとなんとなくアルプスをイメージしがちですが、
低山でも画像のようなルートが出てくることはあります。
ここからが本題。
このような険しい場所を通過しようとした場合、足だけでなく、
手も使って登る(または降りる)ことになりますよね。
さて、クライミングと聞いて、3点支持という言葉を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか?
あるいは、ホールド=手がかり・足がかり、なんかもクライミングになじみ深い言葉ですね。
手足をフルに使いながら動くような時は、体を支えている四肢4点の内、
どこか1点を動かして進んでいくことになります。
この時、その1点(手ないし足)がホールドから離れても、残りの3点でバランスが取れている状態を、
3点支持といいます。
上の画像では、右足を上げて(ホールドから離して)いますが、残りの左足・右手・左手の3点でバランスが取れているので落ちることはありません。
これがクライミングの基本となります。
そして強調しておきたいのは、登山の中でも、クライミング技術が求めれる場面が必ずあるということなんです。
両者はカテゴリーの違う別モノではなく、相互に関わり合うモノと言えます。
今回はここまでになります。
長くなってきましたので(笑)。
次回、 『登山者にとってのクライミング②』
いかにして3点支持をマスターするかをご案内いたします。
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