またまたザックの話題で失礼します。
荷物の重さを削る時にザックの重量を考える、割とあることかと思いますが、果たしてどうなのか?
ざっくりした実験ですがやってみました。
こちらミレーのサースフェー30。サイズはM。本体重量は1.53kg。
ミレーの定番バックパックです。重量は30Lクラスとしては標準的な約1.5kgです。
こちらは今年新発売のクンブ30。サイズは同じくM。本体重量は1.17kg。おおよそ360g軽くなっています。
上記2モデルで5kgの重石、7kgの重石で背負い比べてみました。
結論から言いますと…どちらにしてもサースフェーのほうが楽に背負えていると感じました。
単純に軽いザックにしたから楽に背負えるという訳ではやはりなさそうです。
ただし5kgの重石の場合、クンブ30のほうが背中への収まりもコンパクトに済む分、身軽感はありました。
5kgくらいまではさすがにうまく荷重分散もしてくれるので、肩に負荷が集中して感じられるということもなく、大げさ感を減らしたいという要望には応えてくれるかと思います。
軽いバックパックというのは、中身も重くならない想定のもと開発されることが多く、その分パッドを減らしたり、パーツを小さくして軽量さを確保しているわけですので、中身を軽くしてからそれに合う軽さのバックパックを選ぶ、というのが正攻法かもしれません。
結局、ひとつ見直しただけで手軽に解決!とはいかないのかなぁと感じました。
道具選びもほんとに奥深い…。いつの間にか増えるザックたち。
ただし、近いスペックの物同士であれば重量は減らせます。
カリマーのリッジ30。ミディアムサイズ。本体重量1.65kg。
とはいえこれも正確ではなくて、結局メーカーやモデルによって荷重バランスが違うので、どれが軽く感じるかは個人によって変わります。
ちなみに、店頭に重石は常備していますので、新しいザックをご検討の方はどうぞお試しくださいませ。
新しい発見があるかもしれません。