以前アップしたブログですが、
内容の問い合わせが多いので
もう一度アップさせて頂きますね~!
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過去ブログから
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グリベル社の定番12本爪アイゼン、G12とエアーテックの違いについて解説しようと思います。
グリベル G12シリーズ
グリベル エアーテックシリーズ
左がエアーテック、右がG12
2つ並べるとこんな感じ。
最大の違いは見ての通り、「爪の長さ」でしょう。
エアーテックはG12や他社の12本爪アイゼンと
比べても爪が短いので、取り回しが良いのが特徴。
前から2列目の歯が
3列目の短い爪までアーチ状に伸びていたりと、
全体的に爪が短いながらもある程度の支持力を
発揮するような作りになっています。
(なんか虫みたい...)
爪の向きや形状など、
良く考えられている作りではありますが、
G12と比べると支持力は劣りますので、
雪が深かったり残雪期で緩かったりすると効きが悪いです。
雪が少なくて岩と雪がミックスされているような状況向けです。
以前は本体のカラーがメタリックグレーでったのですが、
黒に変わっています。
左が新、右が旧
比べてG12
こちらは爪が長く、雪質を選ばず抜群の支持力を発揮します。
雪面の下りやトラバース時の安定感も良さはもちろんのこと、
残雪期の緩い雪でもグリップしやすいです。
デメリットは爪の長さ故の取り回しの悪さなのですが、問題無い範囲です。
(冬の赤岳にて歩行技術のひとつ、スリーオクロックを練習しながら登る図)
まとめると、
エアーテックは岩雪がミックスされている時など
取り回しや歩きやすさをとにかく重視したい方向け、
G12はオールラウンドに使いたい方向けとなります。
個人的にはG12がオススメです。
雪への支持力の強さは非常に大きなメリットですし、刺さりも抜群です。
伊吹山や木曽駒など雪山初中級ルートはもちろんのこと、
縦走やバリエーション、初級のアイスクライミングまで
なんでもこれひとつで出来ます。
(蓼科山の山頂付近より。この日はナイトハイクでした。)
実際には靴との相性もありますので(小さい靴ほどシビアになります)、
詳しくはスタッフにご相談ください。
これからどんな登山をされたいか、
どこの山に登りたいかなどをイメージされてから
ご来店いただくと話もスムーズです!
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