これは冬になるとよくある質問です。
日本古来のわかんは、登山愛好家には今でもしっかり支持されています。
スノーシューは欧米由来で、その歩きやすさもあって人気のアクティビティです。
はっきりとどっちが良いとはは答えられません。状況次第でしょうか。
右が「エアモンテ アルミ スノーシューズ」という商品です。
紛らわしいのでここでは「わかん」とします。
左は代表的なスノーシューである「MSR ライトニングアッセント」です。
その大きさ重さが明らかに違います。
わかん 全長41cm 重さ460g(片足)
スノーシュー 全長56cm 重さ920g(片足)
重さに至っては2倍です。
35リッターのザックに括り付けてみました。
いずれにしても、登山なら山頂付近でアイゼンに履き替えて、
ザックに固定して歩くことが多い筈。バックパックにはさらに
ピッケルやストックなども固定するかもしれません。
しかし、歩いてみるとその浮力には大きな差があります。
スノーシューは沈みにくく、雪質にもよりますが、
わかんは沈みやすくなります。
エネルギーの消費には歴然とした差を感じました。
ただ、その沈みやすさの故に、急傾斜になると安定します。
また小ささの故に、樹林帯や複雑な地形での小回りは抜群です。
歩きにくいので、お奨めはしませんが、
アイゼンとわかんの同時装着も可能ではあります。
ついでに、スノーシューは後退がとても苦手です。
大まかに見てもこれくらいの違いがあります。
ご自身がどういったフィールドでどんな使い方をするのか
よくご検討いただき、ご購入をお考えください。