2022年11月 7日 (月)

ノースフェイス・サミットシリーズ・シューズレビュー

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◆THE NORTH FACE からサミットシリーズの登山靴が4アイテム新発売

その中でも、低山から高山まで非常に守備範囲の広いシューズ「ブライトホーンフューチャーライト」を実際に山で使ってきました。サミットシリーズと言えば、世界中のアスリートのフィードバックを受けながら、人間の体・自然環境を研究し、最先端のテクノロジーを駆使し製品化されたノースフェイスの中でも高機能モデル。日々、登山靴売場でいろんな靴を履き、実際に色々な靴を登山で試してきたスタッフ(勤続15年以上)がレビューします。

「今は、日帰り登山メインだけど、これから縦走登山とか、テント泊とかやってみたいけど、どんな登山靴がいいかな?」とお悩み中のお客様にぜひ参考にしていただきたい内容です。

◆今回使用したシューズの価格と主なスペック

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THE NORTH FACE  Summit Breithorn FUTURELIGHT

【サミットブライトホーンフューチャーライト】¥33,990 (税込)  メンズモデル  

重さ:約551g(27.0cm/片足)

セイミワンタッチアイゼン対応防水アルパインブーツ 防水素材(FUTURELIGHT)

◆今回の使用したフィールド

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秩父 飯能市 伊豆ヶ岳(850.9m)

西武秩父線正丸駅→正丸峠分岐→長岩(亀岩)→男坂→伊豆ヶ岳→長岩峠→正丸峠→正丸峠分岐→正丸駅 日帰り 往復約5時間(休憩含む)

◆サイズ感

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サミットシリーズの登山靴ということで、かなりタイトなフィッティングと思いましたが実際に足を入れてみると、こちらのブライトボーンは、そんなにタイト(幅狭い)ではなく、むしろ少しゆったりしているフィット感。わたしの足だと甲の部分のフィット感がいまいちだったので靴ひもを閉めてみると、甲のシューレースホールが平たいテープでできているため、ぐいぐい締まっていい感じにフィットしました。27cmを選ぶと指先にも余裕がある状態。かかとはなんとなく少しルーズかな。。。とりあえず、天気最高!いざ頂上へ出発!。

◆様々な登山道で、グリップ感、足裏感覚、ソールの硬さのチェック

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低山の登山道でよくある砂利道を歩くと、ソールの固いアルパインブーツでよくある踵の浮き問題がなくドタドタ歩く感じにもならず、快適そのものでした。やっぱりファイバーグラス補強シャンクのしなやかさと極薄のビブラムLITEBASE MONTコンパウンドラバーソールのなせる業なのでしょう。すっかり気に入って、広葉樹の森の中を軽やかにすすんでいきました。

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出発から1時間程で、伊豆ヶ岳に至る稜線に出ました。そこからは、木の階段やむき出しになった木の根っこを踏みしめながら、ちょっとしたピークを越えていく。粘土質の地質のため、大雨で土が流れてしまうらしく、木の階段もだか浮き上がっていました。そんなちょっとした悪路もブライトホーンで軽快に登ることができた。極薄のビブラムソールの不安が見事に払拭された。木々の黄色の紅葉がもうはじまっていて、とても綺麗でした。

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頂上に至る最後の難関はこの鎖場(男坂)だった。女坂という安全なルートもあります。我々は、ブライトホーンの性能を体感すべく、男坂を登りました。滑りやすいチャートと呼ばれる岩質ですが、そこまで傾斜がなくチェーンも張ってありますので落石に注意しながら登りました。

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ソールのグリップ感を確かめながら、慎重に登る。この時、極薄ビブラムLITEBASEアウトソールの足裏感覚の良さを実感した。

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つま先のクライミングゾーンでの立ちこみも安定していた。

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スラブっぽい箇所でフリクションを確かめるように荷重して登るのが、結構楽しかった。

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男坂を登りきると、綺麗なもみじの紅葉がお出迎えされ、頂上に到着。

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頂上でランチを食べながら、同じく新発売のサミットカイエスフューチャーライトのサンプルシューズや防水素材のフューチャーライトのサンプルを拝見。

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上の写真の白いシートが防水通気性素材のフューチャーライト、思っていたより厚みがあり良く伸びた。これは、しっかりした防水素材だなって感じがしました。

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紅葉と景色を楽しみながら下山。下山時でも、甲の部分がしっかりフィットしていて、つま先があたることなく、多少ウエットな場所でもしっかりグリップしてくれました。

◆まとめ

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サミットシリーズのブライトホーンフューチャーライトは、ノースフェイスの最先端のテクノロジーが詰まったシューズ。そして、技術は、トップアスリートだけでなく私たちのような普通の登山愛好家にも実感できるレベルまで落とし込まれています。その理由は、セミワンタッチ対応のアルパインブーツが、グリップ力・足全体のホールド力を高いレベルで実現したまま、片足551gまで軽量化されているからです。足上げのしやすさ、平地での歩きやすさなどが、アルパインブーツに備わっているとも言えます。

さらに、アルパインブーツによくあるターンイン、小指があたるような感じも全然なく、むしろつま先部分は広く感じました。出発前に感じた踵の甘さは、登りで靴の中で踵が浮いたり、下りでずれたりはしなかったので問題なし。でも踵は個人差の大きい部分ですので、試し履きで確認が必要ですね。

このブライトホーンフューチャーライトがあれば、夏の高山のテント泊縦走~秋冬の低山ハイクまで十分に対応でき、低山と高山で靴を使い分ける必要がありません。今は、日帰り登山ばかりだけど、これからステップアップしていろんな山に登りたい方にお勧めの登山靴です。ぜひ一度店頭にて、お試しいただき、その軽さと性能を体感してみてください。

当店へのご来店を心よりおまちしております。

スタッフ 米村

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