少しずつ気温も上がり、昼間などは結構暑くなってきましたね
こんにちは、好日山荘浜松メイワン店です。
下界はだいぶ過ごしやすい気候になってきましたが、
山の上はといえば・・・。
高い山にはまだまだ雪が残っています!
北アルプスなどは、ゴールデンウィークになっても
雪が多く残り、寒気が入ると真冬の山に逆戻りです。
ただし、残雪期の山にはいい面もあります。
晴れれば雪の上でもポカポカと暖かい陽気で、
薄着で過ごせることもあり、
涼しい風が火照った体を冷やしてくれて気持ち良かったりと、
過ごしやすい一面もありますよ☆
ただ今、当店では残雪の山に
出かけることも提案しています!
まずはアイゼンです。
上の2枚の写真は、6本爪の軽アイゼン。
(エバニュー 6本爪アイゼン ¥6,200+税)
緩傾斜や滑落の危険が少ない山で使います。
足裏全体がプレートで覆われているわけではなく、爪もやや短め、
そして前爪もありませんが、あるとないとでは大違い!
靴だけだと、雪でズルズルと滑って、余分な負荷が足の筋肉にかかり、
疲労が増しますが、軽アイゼンを付ければ、
滑りを少なくしてくれるので、疲れをだいぶ軽減してくれますよ!
もちろん、転倒防止にもなります。
上の2枚の写真は、12本爪アイゼンです。
(ペツル バサック ¥19,000+税)
急傾斜や滑落の危険性がある箇所が出てくるような山で使います。
足裏全体がプレートで覆われ、爪も鋭く長く、雪面にしっかりと
刺さってくれるので、安定感がググッと向上します。
前爪と呼ばれる、前方を向いた2本の爪があるので、
急斜面ではそれを雪面に蹴り込んで、足場を安定させながら
登る場合もあります。
一口に残雪期と言っても、その中でも登る時期、
登るエリア、その日の気温などによって、
積雪状況は変わってきますが、
ご自分が目指すエリアによって、安全かつ使いやすいタイプを
選びましょう!
次はグローブです!
左は、ストレッチ性のある中厚手のグローブ。
(バーグハウス パワーストレッチグローブ ¥3,800+税)
右は、フリースのインナーグローブと一体になった、
一部革製、厚手のオーバーグローブです。
(ミレー ロング3 IN ドライエッジグローブ ¥12,000+税)
気候により大きく左右されますが、特に高山では、
稜線に出るとまだまだ厳冬期並みの冷たい強風が吹く
ことがあります。やっぱり手先は守りたい・・・。
そんな時は、保温性バッチリの
オーバーグローブがいいでしょう。
また、高山ではなくても、手先が冷え性の方は
持っていった方がいいでしょう。
ただ、雪が残っていても、天気が良く、樹林帯の中だと
割と暑い場合もあります。
そんな時、活躍してくれるのが中厚手のグローブです。
一定の保温性はありますし、オーバーグローブよりも薄い分、
付けたままの作業がラクになりますし、木などを
持った時に、手の保護にもなります。
必ずしも両方のグローブを持っていく条件ばかりではないと思いますが、
両方あれば、様々な環境で対応しやすいですし、
安全・安心度が格段に上がります。
また、状況によってもこれらをうまく使い分けましょう!
上で紹介した以外でも、
必要な道具はたくさんあります。
詳しくは、お店でスタッフにお尋ねくださいね♪
では、一体どこの山に行けばいいのか。
ここ浜松付近では、雪の残っている山というと、
南アルプスとその南側の深南部エリアになってくるでしょう。
ややハードルは高いですが、その中では
川根本町の寸又峡温泉から入る、前黒法師岳が
オススメです!
山が大きく、歩き応えがありますが、
往復登山ですし、また目印の赤テープも割としっかり貼ってあるので、
道にも迷いにくいです。
標高2000mをわずかにきる高さで、この時期は
上の数百m部分だけ雪が残っている状態なので、
アイゼン歩行の練習にも程よい距離、
多くはアイゼンなしで歩けます。
展望がきく箇所は少ないですが、
所々、木々の間からまだまだ真っ白な
南アルプスの本体の姿が美しく見えますよ☆
人も少なく、針葉樹の原生林が広がっているので、
雪の上に足跡を付けながら、のんびりとした
静かな登山が楽しめます!
ただし、歩行時間がかかります。
十分な準備をした上で、時間的・体力的に
余裕を持ってお楽しみください♫
※残雪の山のイメージ
残雪期の山に行ってみようかな、と思った方。
まずは当店を覗きに来てください
必要な道具、一通り、揃います♪
準備をしっかりした上で、冬と春の両方の雰囲気を醸し出す、
この時期ならではの山を楽しんじゃいましょう!
みなさまのご来店、お待ちしております!