今年、満を持して発売となったMSRのウィンドバーナー。
コロナのせいですっかり忘れられてるのではないでしょうか?!
雑誌などで見た方もいらっしゃると思いますが、今回はこのウィンドバーナーを紹介いたします!
全て組むとこのくらいの高さになります。この状態で32.5cm程の高さです。
バーナー本体とポット部分の結合は嵌めてから捻ることで固定できます。
このバーナーの最大の特徴である「お湯が直ぐ沸く」というところですよ!
その秘密がこれです!
直径より少し小さい程度の大きな火口、ポットには飛行機のエンジンみたいなフィンが多数。
ポットの底全体を均等に温めつつ、本来、外に逃げてしまう熱はフィンが受け止め、熱変換効率を最大限に高めているのです!
これにより、メーカー公称値で0.5Lを2分30秒でお湯を沸かすことが出来ます!
しかも、ウィンドバーナーという名前の通り、耐風性はバツグン!
これなら、風の強い稜線上でもまったりコーヒーブレイクができる!(寒いかもしれないけど・・・。)
ただし!このウィンドバーナーには点火装置がありません!
なので別にライターやマッチ、ファイアスターターが必要となります。
MSR純正の圧電式のイグナイターは使用不能らしいです。ご注意ください!
ここからは実際に使ってみた感想を書きます。写真はありません!ごめんなさい!
メリット
①まず、第一にお湯が沸く早さ。これは間違いなく最大のメリットでしょう。
②風の影響を受けにくい。風速5mほどの風でもほとんど時間に差はありませんでした。
③付属のカップやクロスなど細かい配慮がされている。スープなどには必須のカップ、クロスはカートリッジが直接ポットに当らないように内部に敷いてあります。
④カートリッジの接合部の剛性がいい。ふにゃふにゃ感を感じないので安心して使用できます。
デメリット
①通常のクッカーと比べても別に小さくない。パッキング上はあんまり小さく感じません。
②点火装置がないのでポットを載せると火がつけられない。また、風が強いとそもそも火が付けにくい。(一回付けば風の影響は受けにくいが)
③背が高い為、使う場所の傾斜に気を遣う。カートリッジホルダーがあると言えど、傾斜があるとこけそうになります。
④ポットの容量は600mlが推奨最大容量。ポットの表記は1Lとありますが、そもそもそこまで入りません。実際に使ってみて800mlが本当の限界かと。(800mlでも沸騰すると蓋の穴からこぼれます)
以上が使ってみたメリット、デメリットです。
総評としては扱いづらい部分はありますが、そこがむしろMSRらしいバーナーかと思います。
実際、他のバーナー付いているイグナイターは故障頻度が高いものです。常にバックアップ用のライターやマッチを持っている方からすれば無くても問題ないものです。
つまり、信頼性を重視していると言えます。
また、稜線上でのテント泊では風が強いことが多く、燃料を無駄にするならこのくらい耐風性が強いバーナーの方がはるかにストレスフリーです。
ただ、初めてのバーナーとしてオススメできません。しっかり必要性を見いだしてから買う事をオススメします。筆者は冬の稜線を想定して買いました。
こんな感じのバーナーですが、手間が増えると自然と愛着が湧くものですね。
ここ最近はこの子の出番が多いです。
見た目もカッコいいのもポイントが高いです。
是非、店頭でご覧ください!
▼商品についてのお問い合わせは▼
好日山荘 イオンモール東久留米店
TEL:042-497-4101