今年はコロナウイルスへの対策で、平常時よりも運営がシビアな小屋がたくさんあります。
※テントの方にも関係ありな話題です!
山小屋は、周辺山域の整備や管理も行っていることがほとんどです。
その山小屋がシビアな運営を強いられているという事は、われわれ登山者が自分自身の安全管理をよりしっかり行う必要があるということです。
ウイルス拡散防止のために、普段は突発的な受け入れも柔軟に行う小屋も、基本的に全て予約制で追加の受け入れが不可のところもあります。
緊急時に山小屋で泊まれないとなると、ツェルトはザックに忍ばせておいても良いでしょう。トレッキングポールを使う人でしたら、それを骨代わりにして設営もできます。
雪渓を有する山域は、例年歩きやすいようにカッティングするなどして整備を行っているところもあるそうですが、今年はそれが間に合わなかった山域もあるようでした。ですので、例年は4~6爪アイゼンで十分とされていたところでも、前爪ありのアイゼンでないと安全性を保てないと判断された事例もあるようです。
また、テン場も小屋の人数制限により、埋まりやすくなっていることもあります。
外での食事で密を避けることが困難な状況も考えられます。
自然は広大ですが、人間が安全に泊まる事ができるスペースは限られています。
そして、下界以上に除菌対策グッズの携行やマスクの着用もお忘れなく。
例年以上に自己管理・安全登山に主眼を置いた計画・準備を行いましょう。
自力で家に帰るまでが登山です!