好日山荘では現在、「クライミングシューズ買うと液体チョークがもらえるキャンペーン」を開催しておりますが、液体チョークって何なのよ?!って声もありますので液体チョークについてまとめてみました。
・そもそもクライミングで使うチョークって?
成分は炭酸マグネシウムです。
用途は手汗止めですが滑り止めの効果もある程度あります。
クライミングをしていると手汗が出て滑りやすくなるので、チョークの粉を手に付けることで炭酸マグネシウムが手汗を吸い、手をドライに保ちます。
こんな感じで、基本的には巾着状の布(チョークボール)に粉を入れ、それをチョークバッグにいれて使います。
・液体チョークとは?
成分は炭酸マグネシウム、水、アルコール(エタノール)です。
その名のとおりチョークを液体にしたもので、容器を振ってから手に塗って使います。
炭酸マグネシウムと水だけだと手に付けても中々乾かないので、すぐ乾くようにアルコールが入っています。
粉より持ちが良いので長いルートに向いている、粉が舞わない、持ち運びしやすい、などが一般的に言われているメリットですが、アルコールの揮発性のおかげである程度手汗も飛ばしてるというのもメリットです。
アルコールといえば殺菌・消毒、手に付けるたびに消毒できてクライミングジムでの風邪やウイルス感染予防に一役買うのでは...と個人的には思っていますが、アルコール・水・チョークの割合によると思います。
デメリットは毎回振って手に塗るのがめんどくさい、アルコール入りなので敏感肌の方には向かないってところでしょうか。
・ロジンって?
パッケージにロジン含有と書いてありますね。
ロジンとは松ヤニから作られる成分で、滑り止めの効果があります。
野球のロジンバッグも炭酸マグネシウムとロジンが入ってます。
滑り止めなのでフリクション(摩擦力)が上がりますが、たくさん使うとホールドに成分が残ってしまい、ホールドがツルツルになってしまうのでジムによっては使用を禁止しています。
外の岩場でも使用を控えた方がいいですね。
簡単に液体チョークについてまとめてみましたが、チョークの世界は意外と奥が深いので、今度はもう少し踏み込んだ内容(フリクションを上げるコツとか)を書いてみようと思います!
追記:「手洗い・アルコール消毒とクライミングの話」記事をアップしました。
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