先行発売の店舗にて続々と入荷情報が上がっておりますMSRのウィンドバーナー。
当店も先日入荷のご案内をしましたが、このバーナーについてもう少し詳しく書いてみようと思います。
MSR ウィンドバーナー パーソナルストーブシステム ¥26000+税
サイズ | 11.5×10.7×18.1cm |
本体重量 | 465g(ガスカートリッジを除く) |
最高出力 | 1,765kcal/h |
使用可能燃料 | イソプロ |
生産国 | Made in USA |
最大の特徴・強みは以下の2点
① 耐風性能
独特の構造から風の影響を受けにくく、風速5m/秒でも無風時とほとんど変わらない沸騰時間を実現します。
② 低燃費・高効率
500mlの水を150秒で沸騰させ、110g缶(小さい方のガス缶)で9リットル分ものお湯を沸かすことができます。 本体の重量はありますが、持っていくガス缶の数を減らすことが出来ます。
またガスの使用量も減るので経済的です。
その独特な構造について掘り下げてみましょう
いわゆる高効率・低燃費バーナーですが、最大の特徴・他商品との違いは100%一次空気を使用して燃焼するラジエントバーナー機構を採用していることです。
一次空気・二次空気とは?
ガスを燃焼させるには充分な酸素が必要となります。
混合管の空気取り込み穴から取り込む空気を一次空気、炎の周りから取り込まれる空気を二次空気と呼びます。(図参照)
一般的なバーナー
MSR ウィンドバーナー
ウィンドバーナーは一次空気だけを使用して燃焼させるシステムを採用しているので、燃焼部を露出させる必要がなく、高い防風性を実現しています。
他社の高効率バーナーは燃費は良いものの、燃焼部が露出しているので耐風性が劣ります。
バーナー部は炎を出さず、金属のメッシュを加熱し赤外線を出す構造になっています。
明るい中だと火が付いているか分かりにくいので、メッシュ部に細いワイヤーを通してあり、これが加熱されて赤くなることで分かりやすくなっています。
バーナー部からムラ無く出た熱を受けるポット部は効率良く熱を伝えるヒートエクスチェンジャー付き。
ほかにもこんな特徴があります。
手に持ったまま湯沸しが出来る!
バーナーとポットを固定して使用するタイプなので、オプションのハンギングキットを使って木などからぶら下げて使ったり、手に持ったままお湯を沸かすことができます。
どちらかというとクライマー向けの機能ではありますが、バーナーを置くのにちょうどいい場所がない時に便利です。
(こんな感じで立ちながら湯沸しする時代が来る?!)
ざっとウィンドバーナーについてまとめてみました。
これ以外にも使いやすくする小技や小ネタがありますので、そちらは当店のインスタで小出しにしていこうかと思います
欲しいけどお店に行けないよ!って方はこちらからどうぞ☆
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海外輸入品は日本のガス検を受けてないので修理やOリングの交換が出来ません。
日本に輸入される商品は全数精密検査されていまして、バーナーに付いている銘板がその証明になりますので絶対に取らないようにお願いします!
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好日山荘 春日井店 公式アカウント
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