2021年1月16日 (土)

一目で分かる!!冬山に適したザックの見分け方

冬靴、クランポン、アックスなんかは見た目に

いかにも冬山用のギアだと分かるけれど

意外と知られていないのが

冬山に適したザックの

存在ではないでしょうか??




そこで一目で分かる冬山に適したザックの見分け方をご紹介します。



見るべき箇所は一つ!!


ショルダーベルトの裏側(体に面する部分)です。



Img_1334

↑冬山・登攀に適したザック






Img_1336

↑ハイキング・縦走に適したザック

この二つの画像を見比べて頂くと分かるように画像(上)はベルト・パット部分がメッシュ状ではなくすべすべしているのに対して画像(下)はメッシュ状になっています。





この違いが冬山・登攀用のザックを見分けるポイントです。(※注:例外もあります)



春から秋のハイキング・縦走で使いやすいザックは汗抜けを良くするために、メッシュのショルダーベルト・パットを採用しているものがほとんどです。




一方、冬山・登攀用のベルト部分は雪付きを抑えるためにすべすべしたベルトになっています。裏を返せばメッシュ状のベルトには雪が詰まりやすく降雪時や新雪時のラッセル、休憩で雪面にザックを下した時なんかには、ベルトのみならず背面の大きなメッシュポケットやサイドポケットに雪が付やすいのです。





他には、冬山・登攀系のザックは生地が丈夫でカラビナやアックス、岩や氷との摩擦に強く、他方、縦走系のザックは軽量化のために生地が薄くなっています。





Img_1338↑(左)ハイキング・縦走系 (右)冬山・登攀系






上の画像をご覧いただくとお分かりかと思いますが、冬山・登攀系のザックは縦長な形をしていてクライミングなどの身体の動きを妨げず、ストラップ等の便利な機能も廃してシンプルな作りになっています。シンプルだからこそ、岩への引っ掛かりや、雪が付いても払えば容易に雪を落とせたりと、利点も沢山あるのです。






いかがでしたでしょうか??

ザックも用途に応じたモデルを選び快適登山の一助にしてみてくださいね。