冬になると山間部では時たま雪がちらつくようになります。
下界で雨が降ると標高が高く気温の低い山の上では雪模様なんて事が
ざらです。
寒い時期の雨の登山は非常に憂鬱ですが
雪となれば話は別。
雨と比べてびしょびしょに濡れるリスクもありませんし
何より夏場などで味わうことが出来ない絶景を拝むことが出来ます。
ただ何も対策しないで行けるかというとそうは行きません。
雪道が降るとよくニュースで道路でスリップする人の映像が
流れたりしますが
登山道でももちろん普通に歩いていては同じように滑って転んでしまいます。
なのでそうならないように「アイゼン」という道具を靴に装着して
雪道を歩くようになります。
こんな感じで金属製の「歯」を装着して
スリップする事を防ぎます。
ちなみに今この写真にのっているアイゼンの種類を
通称「軽アイゼン」と呼んでいます。
歯の数は4~6本程度が一般的でしょうか。
歯が長めに作られている為、振り立ての雪の路面でも
安定して歩くことが出来ます。
モデルによってバンドのサイズが異なる事があるので
靴のサイズをしっかり確認して選びましょう。
雪が降らなくても写真の通り冬場の登山道には霜があちこちにはり
日中の気温上昇と共にそれらが解け、夕方から明け方にかけ
溶けた路面が再び凍結することがあります。
軽アイゼンに比べて刃が短いので比較的歩きやすく
軽量でかさばらないのが魅力です。
また降雪時でも登山者の多い
山の雪道は踏みしめられて硬くなっていることが多く
そういった状況時でも活躍するアイテムです。
上記で紹介したアイテムは一般的に低山の冬山で
活躍するアイテムです。
真上の写真は冬の千畳敷カールの様子です。
こういったより標高の高い急こう配のある山を安全に登るためには
より専門的な道具が必要になります。
道具選びで不安な点、ご不明な点ございましたら
店舗のスタッフにお気軽にお尋ねください!
今年の冬は雪山デビューいかがでしょうか?
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