名古屋駅前店のガイドスタッフことサイドです。
第二回は永遠にこないとか言われた雪山コラムですがちゃんと書きます!
今回は「食べ物」について書きます。
まず基礎的な知識として、
登山、特に冬では「昼ごはん」という概念があまりありません。
登山は長時間身体を動かし続けるスポーツなので、血糖値を一定に保てるように休憩の度にこまめに食べた方がパフォーマンスが保てます。
身体が熱を産み出すのにもカロリーは必要なので、冬は特にカロリー摂取が重要です。
(カロリー足りてない時はほんとに寒いです。)
何を食べるの?って話ですが、
パンやチョコレートバー、せんべいなど糖質が多くふくまれているもの、すぐ食べられるものがメインになります。
消化吸収の早いものと遅いものをバランスよく入れると良いです。
一般的に水分を多く含むものは凍ったり固くなったりするのでNGとされていますが、嵩張らない物でしたらポケットに入れておけばなんとかなります。
おすすめは柿ピー。
ひと袋で約150㎉と高カロリー。
米由来なので腹持ちが良く、血糖値の上がり具合を示すGI値もパンやチョコよりは低めです。
米由来といえば、ういろうも米粉なのでおすすめです。
固くなりますので、ポケットに入れておきましょう。
食べやすいパッケージの小ぶりなものが良いです。
固くなると言えば、「スポーツようかん」は固くなると押し出せなくなるので寒い時期には不向きです。
井村屋 スポーツようかん
¥108
逆に、エナジージェルなどは糖度が高く凍りにくいのでハードな山行の時にどうぞ。
エナジージェル+カフェイン
¥303
ちなみにおにぎりはなるべく肌に近いポケットに入れて暖めておけば大丈夫ですが、重いですし冷たいと美味しくないので微妙です。
行動食と合わせて取りたいのが水分。
夏ほど汗をかかないのであまり飲まなくなってしまいがちですが、水分が不足すると血液がドロドロになり身体に負担がかかります。凍傷にもなりやすいです。
信じられない話、気温マイナスの山でペットボトルをザックに外付けしている方をたまに見ます。
当り前ですが凍ってただの重りになるので止めましょう。
やはり保温性と軽さに優れたサーモスの山専ボトルが安定ですね。
サーモス 山専ボトル
500ml・・・¥6,050
750ml・・・¥6,600
900ml・・・¥7,150
コップになるフタの大きさが粉末のコーヒーとか飲むときにちょうどいいです。
750ml/900mlのフタのこのラインで約150ml
当店おなじみのおしるこもジャストサイズ。
アマノフーズ おしるこ
¥110
必要なお湯の量:100ml
ちょっとひと息つくのにちょうどいい量ですし、
カロリー(92㎉)と水分両方取れて良いです。
身体の内側から温めてくれる暖かい飲み物、欠かせません。
(長時間行動した後のカフェラテは体に染みわたる...)
こんな感じで行動食について書いてみましたが、ポイントは
・糖質を含み、かさばらず食べやすいもの
・吸収速度(GI値)も考えると尚良い
・固くなるものは肌の近くに
・水分をしっかり摂ろう
といったところでしょうか。
特に水分は疎かにしがちなので意識して摂りましょう。
それでは良い冬山ライフを!
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おまけ
グラム当たりのカロリーなど諸々を踏まえた最強の行動食がこちら
練乳!!!
完全に猛者向けですが、甘党ならアリかも?!
バター!!!
バターを行動食に付けてカロリーと脂質を摂るというものですが、固くならないようにしないとですね。
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