暑すぎる夏、快適に山で遊ぼうと思ったら、やっぱり「沢」!!
美しい森のなか、清流と戯れると、心が洗われるような気がします。
でも「沢登り」は難しそう。危なそう…。そんなイメージを持っている方も多いと思います。
これからご紹介していきたいのは、「沢登り」ではなく「沢歩き」。
なにも「沢」は難しい滝を登ったり、深い淵を泳いだりするものばかりではありません。
どこまでも続くナメ床を歩いたり、隠れた大滝を見に行くだけでも楽しいものです。
装備は最低限、沢靴・沢スパッツ・沢グローブがあればやさしい沢を歩くことができますが、グレードが上がれば当然、ヘルメット・ハーネス・ロープなどが必要になっていきます。
「沢」に関心のある方は、いつもの登山道をはなれ、ちょっと冒険気分を味わってみてはいかがでしょうか。
今回最初にご紹介するのは、西丹沢にある「モロクボ大滝」です。
関東で盛夏の水遊びといえば必ず名前の挙がる「白石沢モロクボ沢」。
畦ヶ丸北面の原生林から湧き出す豊富な流れのなかに、美しい釜やナメと、苔むしたゴーロが光彩を放つ西丹沢を代表する癒し系の沢として知られます。
沢登りとしては初級ルートであり、初めての方が水と戯れる楽しさを味わうのにも大変適しています。
都心から比較的近く、アプローチも容易。しかも立派な大滝や美しい釜をもつ穏やかな渓は関東では大変貴重であるように思えます。
モロクボ沢と言えば、何といってもシンボルである「モロクボ大滝」30mが有名。
30mながら大水量を叩き落とす豪快な大滝で、滝下に立ってマイナスイオンを全身に浴びれば、誰もが爽快な気分に浸ることができるでしょう。
なにも「ガチ遡行」をせずとも、大滝の下で癒しの時間を過ごすだけでリフレッシュできること間違いなし!
実際うまく歩けば濡れずに大滝まで行くことができるので、普通のトレッキングシューズで来訪している方もお見受けします。
出発点は、西丹沢ビジターセンター。
新松田からバスで来ることもでき、マイカーでも無料の駐車場があります。
↑ 西丹沢自然教室前より西沢出合を望む
白石沢沿いの林道は広々とした気持ちのよい空間。
賑わうキャンプ場を横目に、用木沢出合にあるゲートまで20分ほど。
(2020年8月現在、橋の崩落個所がありますが、徒歩で渡ることはできます。車の進入不可。)
↑ 用木沢出合にあるゲート
その先をしばらく進むと、白石沢に架かる幅1.5mの古いコンクリートの橋が見えてきます。
ここがモロクボ沢の入口です。
↑ 左の橋を渡ります
橋を渡ると白石沢キャンプ場跡地。左手に下り、その先の道をさらに進みます。
↑ まだ舗装路が続きます
↑ 赤い山彦橋を渡り、さらに奥へ
この辺りはどこからでも入渓できますが、堰堤がまだ数基現れるので、枯れ沢であるショチクボ沢出合で沢支度を整え、入渓するのがよいかもしれません。
↑ 入渓点
最後の堰堤を右から巻き、苔むした穏やかな渓相のなかをゆっくりと進みます。
↑ 何やら大きな瀑音が......
↑ モロクボ大滝が見えてきました
モロクボ大滝30mはマイナスイオン全開の美瀑。
西丹沢自然教室から約70分ほどで行ける心洗われるパワースポット。
この夏は都会の茹だるような暑さから脱け出し、モロクボ大滝に癒されてみてはいかがですか。
モロクボ沢遡行の登山レポートは以下をご覧ください。
http://www.kojitusanso.jp/tozan-report/detail/?fm=20519
好日山荘 横浜西口店
045-317-1049
Staff / イトウ