2017年11月20日 (月)

ブレスサーモを試してみようと思います。

いつも松本パルコ店をご利用いただき、ありがとうございます。

スタッフ 杉原です。

今日の松本は今季一番の寒さです。

北アルプスにはこの3日間連日雪雲がかかり、けっこう降っているようです。

八ヶ岳の氷はもう一息という感じみたいですが、月末は登れるでしょう。

この寒さで思い出しました。今季、私が導入予定のアンダーウエアをブログUPしなきゃと思っていたことを。

コチラ

Pb200060 ミズノ:ブレスサーモウールヘビーウエイト 

クルーネック長袖シャツ ¥8,300+税

ロングタイツ ¥8,300+税

ブレスサーモ自体はかなり以前からありましたが、その厚手ウール混合タイプです。

昨年の登場以来、秘かに導入を検討していましたが、今期ついに実戦投入に踏み切ることにしました。

ブレスサーモといえば、発熱するというのがウリです。もちろん発熱するのは大きなメリットですが、私が注目した点はむしろ付随するメリットにあります。

ブレスサーモとはミズノが開発した発熱繊維ですが、その発熱原理は水分子が繊維に吸着する際に起こるエネルギー変換を利用した「吸着熱」によるものです。ポリエステルやウールも吸湿による吸着熱で微量の発熱を起こしますが、ブレスサーモ繊維は高い吸湿率により、他の繊維とは比較にならない大きな発熱量を得ている(そうです)。

この辺りの詳しい説明は、メーカーHPででんじろう先生が解りやすく説明しています。

http://www.breaththermo.com/technology/

ポリエステルやウールよりも高い吸湿率により.... ということは、発熱するだけではなく、実は今までのベースレイヤー以上に肌に汗が残らず、汗冷えを軽減できるのでは!? と思ったわけです。そこに、繊維自体が撥水性を持つウールを混合することで、ドライ感をUPさせる。完璧ではないか。

Pb200059

冬用で汗冷えに強い、といえばウールのベースレイヤーですが、難点は重さです。250くらいのボリュームになるとズシっと重く感じてしまいます。ただでさえウエア類の重量が増えてしまう冬山、シビアなルートでは厚手のウールベースレイヤーを着る代わりにインサレーションを薄いのにするかー、なんて悩むこともしばしば。ですが、ブレスサーモは約半分がポリエステルなので持った時にウールのシャツよりかなり軽く感じました。

ちなみに使用されているウールは防縮メリノウール。高品質で縮みが少ない。

Pb200063 裏は起毛、表は起毛なし。滑らかでレイヤリングの擦れもスムーズ。

Pb200061 袖口、履き口は狭めで、ビヨンビヨンにならないように折り返して縫ってあります。寒気の浸入もシャットアウト。

今週の今季ラスト小川山で保温性テスト&月末の八ヶ岳冬山慣らし山行で汗冷えテストをしてみます。

インプレッションは今しばらくお待ちください。