2015年12月13日 (日)

☆アバランチ・ギアって何?☆

今は登山用具が進化し、雪山も立ち入りやすくなりました。それでも、まだまだ危険が多い雪山登山。ピッケルやアイゼンは勿論ですが、それにプラスして"アバランチ・ギア"と呼ばれるものがあるのをご存知ですか?

 

アバランチギアとは、雪崩の際に理没者を捜索するための道具の事です。一般的に、ビーコン、プローブ、スノーショベル、この3点セットがアバランチギアと呼ばれます。

 

【ビーコン】

一定の周波数(457kHz)を送受信し、理没者のおおよその位置を特定できる捜索機器です。現在のビーコンは9割方がデジタル化され、初心者でも視覚的に扱いやすくなっています。また、ビーコンに搭載されているアンテナの数も3本が主流になってきており、様々な方向から電波を送受信可能になっています。ビーコンは送信する側受信する側の二台あって成り立つ機器です。複数人で登る際は、可能であれば全員持つ事が理想的です。

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下の写真のように、肌に一番近いベースレイヤーの上に身に付けます。

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【プローブ】

長さ2m~3mの折りたたみ式の棒です。ビーコンで理没者のおおよその位置を特定した際に捜索するエリアの目印として、またプローブを地面に刺した感触で理没者を探しだす捜索用具です。聞こえはアナログな道具ですが、ビーコンとプローブを使いこなせれば理没者を探しあてる確率を上げる事ができます。また、捜索用具としてだけではなく、雪の深さを計測する道具としても使えるので、雪洞を掘る際や、雪崩れそうな積雪層を調べる際にも活躍します。

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ワイヤーを引っ張ると、下のように一本の棒になります。

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【スノーショベル】

ザックに収納しやすくサイジングされた折りたたみ式のショベルです。テント泊や雪洞泊の際、ビーコンとプローブで理没者の位置を特定して掘り起こす際、様々な用途で使用します。ブレードの大きさやシャフトの長さは様々なので、用途や自分の体型に合うものを選びましょう。ブレードには穴が数か所空いているので、紐やスリングを通して背負う事も出来ます。

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シャフトを長くすることが可能です。

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アバランチギア専用ポケットを装備しているザックであれば、ショベルをバラしてプローブと一緒に収納ができます。

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アバランチギアは登山の行程によって要不要があります。また、アバランチギアを正しく使うには訓練も必要です。自分や一緒に行く人の命を考えた時にどう思うか、良く考えてから揃えてみましょう。

 

当店では、ビーコンがB1階、プローブとスノーショベルをB2階でご用意しています。ご不明な点あれば、お気軽にスタッフへご相談下さい。

 

ご来店心よりお待ちしています!