今年は三密を避けるために、人の少ない場所を求め、沢登りに行く方が多いようですが、沢登りに持って行くべき装備をご紹介したいと思います。
□ ザック
日帰りは20~30ℓ、沢泊りなら40~50ℓが目安。外見がスッキリしたデザインのザックにしておくと、高巻きの際に枝などに引っ掛かかりにくいです。
□ ドライバッグ
ザックの内側に入れる防水袋。装備と一緒に空気をたくさん入れておくと、沢を泳ぐ際にザックを浮力体として使用できます。
オススメアイテム→イスカ「ウェザーテックインナーバッグ」
→キャラバン「ネオシェル・SILICコーデュラ・ドライサック 25L」
□ 沢靴
登攀が多いならゴム底、歩きが多いならフェルト底の沢靴が良い。ネオプレーン素材のソックスも合わせて用意。
□ 手袋
指先部分がなく、掌部分を合皮などで補強した沢用手袋が理想。
□ヘルメット
沢登り必携装備。中に薄い帽子を被れるサイズ感で選ぶ事。
オススメアイテム→SALEWA「PURA」
□ レインウェア
防水・防風・透湿性に優れた素材を使用した雨具は必需品。水しぶきの激しい滝の登攀、泳ぐ沢などで寒いと思ったら我慢せず着用する事で、低体温症の予防になります。
□ コンパス
地形図の偏差修正や距離測定に役立つプレート付コンパス必携。ルーペ付だとトゲが刺さった時などに細かい物を拡大して見るのに便利。
オススメアイテム→スント「A-30」
□ 地図・ケース
沢ルートを記した遡行図のコピーを「LOKSAK」などジップロック式の透明袋に入れて、防水仕様にして携帯する。地形図や登山地図も必携。
オススメアイテム→「LOKSAK」
□ 水筒
給水用チューブが装着できる「プラティパス」や、丈夫な「ナルゲンボトル」が便利。「ナルゲンボトル」は行動食のナッツ等を入れる防水容器にもなり、ザックの外に出しておくと行動中に食べる事ができます。
オススメアイテム→「ナルゲンボトル」
「プラティパス」
□ 保温ボトル
真夏でも沢は身体が冷えるので、火を使わなくても休憩時に温かい物が飲める保温ボトルがあると大変重宝します。保温ボトルは調理にも使えます!
オススメアイテム→サーモス「山専ボトル」
□ ヘッドランプ
光束200ルーメン以上だと、暗闇でも普通に歩けます。日帰りでも必携の装備。コンビニの白いポリ袋に入れて点灯させれば、ランタンの代用品としても使用可能。
オススメアイテム→ペツル「ティカ」
□ 行動食
粉末やゼリー状のサプリは疲労回復に効果的。スナック菓子、ナッツ類、その他の食糧は必ず防水袋か容器に入れて携行する事。濡れた菓子パンは食べられません・・・。
□ 非常食
湯でも水でも作れるアルファ米が便利。好きな味の物にしておくと非常時でも士気が上がります。長期保存できるものが好ましい。
オススメアイテム→尾西「赤飯」
□ 応急処置キット
絆創膏、洗浄綿、包帯、風邪薬、痛み止め、虫刺され軟膏などを入れておく。安全ピンは服の破れ修理にも使えます。ポリ袋は医療用手袋の代わりにも使えます。
□ コンロ
ガス式で小さく収納できる物が理想。食事の時に熱々の即席麺を食べると身体が芯から温まり、士気が上がります。
オススメアイテム→プリムス「P-153」
□ 着火道具
電子式でないライター、防水マッチなど。「ファイヤースターター」(火打ち石)なら自然発火もなく濡れても着火できるので、沢で焚き火をする際にも安心です。
オススメアイテム→ライトマイファイア「ファイアースチールスカウト」
□ コッフェル
コンロとガス缶を内部に収納できる形状が携行時に場所を取らなくて便利。運搬時は中身を布で包んでおくと、内側に傷が付きにくくなります。
オススメアイテム→プリムス「ライテックトレックケトル&パン」
□ カップ
金属製が主流ですが樹脂製も軽くて便利。ダブルマグは保温力あり、口元が熱くならず飲みやすいです。シングルマグは保温力がない反面、火にかけて温め直すことが可能。
□ カトラリー
スプーンやフォークは持ち手に穴が開いていると紐を通せて便利。カトラリーとマグカップが金属製なら一緒に吊り下げて簡易的な熊鈴として使えます。箸は常に装備。
□ 時計
アウトドア用ならコンパス、高度計、温度計がついていて便利。アナログ時計なら太陽を利用して北を見付ける事が可能。防水仕様のものを使用。
□ GPS
地形図が画面表示できるタイプのものを使用。アメリカ以外の衛星電波が捕捉できるモデルであれば、谷間でも受信できます。予備電池もお忘れなく。
オススメアイテム→ガーミン「Oregon750TJ」
□ ナイフ
多機能タイプが便利。ハサミ、プライヤー、ノコギリがあると非常時に役立ちます。野菜や果物を切るなら少し大きめが握りやすい。
□ 水中メガネ
滝を登る時や、沢を泳ぐ時にあると重宝します。コンタクトレンズの方は必携。
□ 日焼け止め
日当たり良好な明るい沢は日焼けもしますので、首筋にしっかり塗っておく事。
□ タオル
細長い形状だと首に巻いて使用できて便利。薄くて速乾のものが便利。
オススメアイテム→パックタオル「パーソナル HAND / クローバー」
□ カメラ
すぐ出せる位置にカメラポーチを装着。防水仕様を選ぶ。
□ ロールペーパー
汚れた食器を拭いたり、炊き火の着火、トイレ用に。芯を抜いておくとかさ張らず、紐を通して首から吊り下げる事ができるようにしておくと便利。
□ 細引き(紐)
3mmの細引きが5mほどあると、ツェルトの張り綱、濡れた服を干したり、荷物の固定、靴紐の予備にも使用可能。
□ 虫よけ
香りの持続性が高い虫よけを使用。ヒル除けも携行する。
オススメアイテム→パーフェクトポーション「アウトドアボディスプレー エクストラ」
□ サバイバルシート
虫よけ登山の必携装備。銀色面を内側にして包まると、体から出る熱が内部に反射して体温の低下を防ぐ事が出来ます。
オススメアイテム→SOL「ヒートシート サバイバルブランケット」
□ ツェルト
沢泊り時にテント代わりに使う他、休憩時の風よけ、屋外で着替える時やトイレ時の目隠しにも便利。収納袋に細引きを一緒に入れておく。
オススメアイテム→アライテント「ビバークツェルト 1 ロング」
以上、簡単にご紹介いたしましたが、行く場所によってはハーネス、ロープなどのクライミングギアが必要になります。
また、沢登りに適したウェアなどもありますので、詳しくはお店でご相談くださいませ。
皆様のご来店、お待ちしております。
好日山荘グランフロント大阪店 上田
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