秋といえばスズメバチが活発になるシーズン。
いかつい顔してますね~
今日も「山でスズメバチに追いかけられた」とおっしゃるお客様がいらっしゃいました。
というわけで今日はスズメバチへの対処法をお伝えしていきます!
①まずは「威嚇行動」を知ろう!
スズメバチは凶暴で、刺されると場合によっては死に至る事もある危険な生き物ですが、近くにいるものをいきなり攻撃するわけではありません。
攻撃の前に大体は「威嚇行動」をしてきます。
※巣を壊された時など場合によっては直接刺して来ます
威嚇レベル1
周囲を飛び回りブンブン羽音を慣らしている。
威嚇レベル2
羽音に加えて顎をカチカチ鳴らす。
威嚇レベル3
ホバリングしてこちらを見ている。
(すでに狙いを定めている)
体当たりしてくる場合もあるようですが、そこまで行くと刺されるまで秒読みの段階ですね。
威嚇の種類はこんな感じですが、対処法は同じです。
「ゆっくり後ずさりしながらその場を離れる」
威嚇行動をするのは巣やエサのある場所に近づいた時。
スズメバチが周囲をブンブン飛んでたら近くに巣があるかも知れません。
そんな時はそっとその場を離れましょう。
②もし刺されてしまったら...
集団で襲ってくることが多いのでダッシュでその場を離れましょう。
その後ポイスンリムーバーで傷口を吸引、洗い流します。
ポイズンリムーバーは万能ではありませんが、救急医に聞いたところ、「やらないよりはやったほうが良い」との事。
用意するなら「一度押したら吸い続けるタイプ」が良いです。
もし顔面蒼白、嘔吐、呼吸困難、意識レベルの低下などのショック症状があるようだったらすぐに救助要請をします。
この場合一分一秒を争う状況ですので、判断は早ければ早いほど良いです。
傷病者が過去に刺された事がありハチ毒アレルギーをもっていて、アドレナリン自己注射キット(エピペン)を携行しているならば注射の手助けをしてあげましょう。
(エピペンは太ももに打つのですが、基本的には本人の代わりに打ってはいけません)
ショック症状が無いようでしたら、救助者は傷病者の経過を定期的に評価しつつ下山します。
以上、簡単にですがスズメバチへの対処法をまとめてみました。
人間はスズメバチや熊のテリトリーにお邪魔させていただいてる身です。
謙虚な心で秋山登山もご安全に!
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