SNSの機能は便利なもので
過去の写真を、今伝えてくれる機能があります。
お家時間で過去の想い出を振り返ってみるのもいいものです。
18年前に三週間 アメリカのロッキー山脈を縦走した想い出です。
場所はアメリカのコロラド州、日本から飛行機で12時間さらに車で8時間かかります。
厳冬期は氷の山になるので、8月だけが初心者でも登山を楽しめます。
標高3000Mから高度順応していきます。
キャンプ場でも、歯磨き粉は禁止、食料は鍵かかるにおいが外に漏れない
ロッカーに入れます。食料をテントに入れることは熊襲そわれることになります。
標高3800M~最高4100Mの小さなピークをアップダウンします。
真っ暗闇の中、二時に起きてご飯を作り真っ暗闇を歩いたり
一日7時間から8時間は行動します。
テントが家です。
川の水も浄水か煮沸しなければ飲めません。
毎日、MSR浄水器で川で人数分の水を作ることから一日がはじまります。
https://www.kojitusanso.com/shop/g/g0661195782241
もともと医療用のナルゲンボトル(MSRの浄水器の口径にあいます)
が命の糧を作る貴重な道具でした。
標高3000M以上なので、絶対飲まなければいけない水の量は2Lです。
(飲まないと高山病で倒れちゃいます)プラス行動分の水も必須です。
水のありがたさが本当にわかりました。
高度では一番大切なのは水の補給です。
15人のパーテイ、
カナダのガイドさん二人でした。
15人分の食事を、二食分くらい入れるので
一人20K位は担いでたような・・・
ただ、食事が減ると減っていきます。
お米担いでいた人が、一番重かった・・・
雨が降るとテントが重い・・・。
時計もない、鏡もない
コッヘル(食器)は、土でごしごし洗ってました。
(乾燥しているのでできます)
たまに川で水浴びと洗濯を致しました。
割と寒い。標高3800Mあると夕方にはダウンを着ていないと
寒すぎます。
幸い天気が安定していてよかったと思います。
トイレのペーパーもなしです。
みなそれぞれ葉っぱを集めておりました。
なんとも人の自律神経は便利なもので
一週間で歩いて水を汲みに行くことに慣れます。
三週間の中で
一日、シリアルと水、ベーグルだけ持って
木陰でブルーシートを使っての「ソロ」もありました。
ずっと寝袋に寝てたような気がします。
不思議な動物にもあいました。
夜中に霰が降った記憶があります。
朝日が昇る前に目覚め、
素晴らしい朝日を一人で楽しめました。
一番美味しかった山飯は
「白ご飯」と青ネギが入っただけの「味噌汁」です。
毎回使う、MSRのドラゴンフライ、
https://www.kojitusanso.com/shop/g/g0040818117743
初めは戸惑いましたが使うと慣れるものです。
最終日の昼食にいただきましたが、
日本人でよかったなと本当に思いました。
一番大変だった事
三人の女子のうち、二人が仲が悪かった事です(笑)
自然の中にここまでどっぷりつかる事も
なかなかできませんが
学んだことは多々あります。
この時の仲間とは、たまに会いますが
家族のようにも思えます。
「お家時間」
過去の山の想い出に浸ってみるのもよいものです。
スタッフ 木徳