夏用グローブは冬山と違い、マストアイテムではありません。
しかし、「持っていてよかった!」となる状況も多々あることも事実です。
今回は夏山で使うグローブについて考えたいと思います。
冬山はライナーグローブ+オーバーグローブみたいに種類や用途がはっきりしていますが、
夏山は多様です。自分の目的にあったグローブを選ぶ必要が出てきます。
大まかには以下の三種類
①レイングローブ
②トレッキンググローブ
③UVカットグローブ
それぞれご紹介しましょう。
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①レイングローブ
防水生地を使った雨対策のグローブです。
夏山でも、3,000m級のアルプスを縦走する際、稜線上で雨に降られると意外と手先が冷たくなるものです。山小屋についた時に記帳するときに手がかじかんで字が上手く書けない、といった経験のある方も多いのではないでしょうか。
人間は末端から冷えてきますので、レイングローブを持っておくと雨に降られても非常に心強いものです。
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②トレッキンググローブ
バイレス/トレッキングメッシュグローブ2.0 ¥1,900+税
ノースフェイス/シンプルトレッキンググローブ ¥3,600+税
主にトレッキングポールを使う場合、コチラのグローブを使用します。掌にグリップが付き、トレッキングポールを握りやすくなります。
素手でトレッキングポールを使うのもアリですが、手のは汗をかきやすく握った手が滑ってしまうこともあります。
グリップの強度がそこそこあり、ちょっとした鎖場でも使えるモデルもあります(岩場等でガシガシ使うと破れるリスクがあります。)。
基本的に、どのモデルもUVカット加工がされています。
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③UVカットグローブ
アクシーズクイン/W'sトレッキングメッシュグローブ ¥1,800+税
意外と盲点な手の日焼け。手のシミは人の印象を変えるとも言われていますので、しっかり対策したいですね。UVクリームを塗るのも良いですが、汗で落ちやすいのと、山の紫外線は非常に強いのでグローブで対策した方が無難です。
トレッキングローブと違い、手のひらのグリップは控えめであったり、そもそもなかったりするモデルがありますが、その分着用感にストレスがありません。
その他にも、素手感覚重視の指無しグローブ、防虫素材を使ったグローブや、保温にフォーカスしたフリースグローブなど、様々な種類のグローブがあります。
行く山や用途によって、是非選んでみて下さい!
林