登山やクライミングはたまたタウンユースまで、何かとあると便利な道具、
それが・・・
カラビナ♪♪
そこで今回は知っている人は知っているカラビナの強度についてご案内しようかと思います。
当店には、た~くさんの種類のカラビナがございまして、、、カラフルな見た目といいフォルムといいクライミング好きな私としては、見ていて飽きないコーナーの1つであります。
クライミング用のカラビナには用途に応じて使い分ける必要があるのですが、その話は追々(勿論、接客時にはご案内いたします)。
で、本題の強度についてなのですが、クライミングとして使用できるカラビナには必ず破断強度の表記がしてあります。
こんな感じです(見づらくてごめんなさい)。
↔24、↕7、〄マークみたいな記号9、KN
と、書いてあるのわかりますか??
まず、KN(キロニュートン)とは衝撃荷重を表す単位なのですが分かりやすく静荷重に換算すると
1KN≒100kg
となります。
で、カラビナには得意な向き、苦手な向きがあってそれを↕、↔、〄マークみたいなやつ、で表しています。(文書だとなかなか分かりづらい…)
スリングをそれぞれ左右に引っ張った状態が、この↔が表した状態で【↔24】はこの方向に24KNの衝撃荷重が加わると破断します。という意味になります。この状態がカラビナが得意な向きでそのカラビナの最強強度を発揮します。メジャーアクシスといわれます。24KN・・・静荷重だと約2400kgなので如何にクライミング用カラビナが強固かがお分かりいただけるのではないでしょうか。
この状態でスリングを左右に引っ張った状態が、この↕が表した状態でカラビナが苦手な向き、いわゆるマイナーアクシスという状態になります。【↕7】は、7KNの衝撃荷重が加わると破断する恐れがあるという意味になります。
得意な向きメジャーアクシスだと、24KNまで強度があるのに苦手な向きマイナーアクシスだと7KNまで強度が落ちてしまうんです。どのメーカーのカラビナもマイナーアクシスだと強度がメジャーアクシスの3分の1以下まで強度が低下します。カラビナ使用時はそのカラビナがどの方向に引かれているのか、しっかり確認する事が安全に使用するには必須なのです。
〄マークみたいなやつ・・・が表す意味ですが、引っ張る向きはメジャーアクシスの方向なのですが、ゲートが開いた状態を意味しています。
ゲートが開いた状態もカラビナの弱点となる状態で、このカラビナの場合9KNの衝撃荷重で破断する可能性があると示されています。
他にも3方向に引かれたり、ねじれたりとカラビナには弱点となる状態があるのですが、、、今日はこの辺りで終わります。笑
詳しくはぜひ、店頭スタッフにお尋ねください。