今季最注目のウィンターブーツが入荷しましたのでご案内です!
スポルティバ
G-TECH / ジーテック
¥97900(税込)
約630g
“冬期用のテクニカルマウンテンブーツながら革新的な重量を実現した1足。ボトムユニット構造から徹底的に追求した圧倒的な軽さは、行動スピードの速さという大きなアドバンテージを得られる。冬の厳しい環境でもクライマーのパフォーマンスを最大限に発揮できる超軽量マウンテンブーツ”
まず特筆すべきは630gという圧倒的な軽さでしょう。
冬靴において割と軽い部類である同社のG5EVOが850gなので、そこからさらに220g軽量化と異次元の軽さとなっております。
しかし冬靴において軽さと保温力はトレードオフ。コアラップ構造や5mm厚カーボンプレートなど保温力を高める構造にはなっておりますが、同社の冬期対応ブーツと比べると防寒能力はマイルドになります。
なので基本的にはアイス/アルパインクライミングや、長時間行動を伴うワンデイアッセントなど軽さを優先したいシチュエーション向けとなります。
それではみんな大好きG5EVOと比較してみましょう!
G5 EVO 850g(左) G-TECH 630g(右)
まずアッパーのボリュームが全然違いますね。
冬靴とは思えないほどスリムな見た目です。
G5は現行モデルになってからつま先の保温力がアップしているのでなおさらボリュームに違いが出ます。
ジッパーのフラップは無くなりました。
G5は開け閉めが微妙にしにくかったので改良されていますね。
BOAシステムのダイヤルも少し後ろ寄りになりました。
写真だとわかりにくいですが、ダイヤル本体も薄くなっています。
何かに引っかかってロックが解除されないようにという改良でしょう。
タン~足首回りはデッドエアを作るコアラップ構造を採用。
効率よくデッドエアを確保することが考えられてます。
ソールパターンはこんな感じ。
(右がG-TECH)
深いラグでグリップ力はかなり良さそうです。
ヒールカップには衝撃吸収の高いポリウレタン素材を内蔵したヴィブラムスプリングラグテックを採用しているとか。
前コバがスポルティバにしては大きく出ています。
これは個人的にかなりナイスな改良ポイントです。
サイズEU42にペツルのダートを付けてみました。
相性は問題なし。
若干内足側に隙間がありますが許容範囲。
前コバが前にせり出してる分、だいぶ安心感があります。
G5だとこんな感じ。
前コバのせり出しが少ないので、蹴り込んだ時に外れない様バックルはなるべく固くしておきましょう。
以上、ざっと比較してみました。
G5EVOと比べるとかなり改良点が多く良い仕上がりになっておりますが、この2つの靴は根本的にカテゴリーが違うので、前述したようにアイス/アルパインクライミングや、長時間行動を伴うワンデイアッセントなど軽さを優先したいシチュエーションならG-TECH、オールラウンドに使うならG5、といった感じです。
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