先日はTips#1と題して「スリーピングシステムの基本」をお届けしました。シュラフの防水対策についてです。
Tips#2 「テント泊縦走にシュラフカバーは必須」
テント泊縦走では防水対策が重要になってきます。特にダウンシュラフは濡れてしまうと山中で乾かすのはほぼ不可能です。1泊だと2日目は下山する形になるのでシュラフカバーはなくても問題はないでしょう。しかし、2泊以上する場合はシュラフカバーは必須だと思っています。大雨になればテント内に浸水する可能性もあります。また気温が下がってきた場合に保温性をアップさせることにも役立ちます。そこでおすすめなのが以下の商品です。
エマージェンシーキットで有名なSOLのEscape Bivvy
◾️SOL / Escape Bivvy、Escape Bivvy O.D ¥7900+税
エスケープヴィヴィ
weight:241g
防水透湿性素材を使いながらもゴアテックスなどのシュラフカバーと違って、内側に熱反射素材のアルミが蒸着加工されているので "保温性アップ" が期待できます。3シーズン用シュラフとエスケープヴィヴィで幅広いシーズン、山域に対応できます。エスケープヴィヴィを使っていると、夏前、秋など最低気温が下がってくるときもダウンパンツ持ってきたけど履かなくても大丈夫だったことが結構あります。
シングルウォールテントは結露しやすいですが、ダブルウォールのテントでも結露しないわけではないので、真夏はテント壁面に接しやすいシュラフの足元だけカバーしたり、夏前や秋はシュラフ全体にカバーして保温性アップと防水対策目的で使います。
サイドジッパーの長さは60cm。
生地の耐久性は3レイヤーのゴアテックスシュラフカバーなどよりは落ちます(特に内側)。上記でも書いたように ”保温性を上げられる” 、そして他のシュラフカバー(多くは350〜400g)より ”軽量” というのがメリットです。
個人的には1年の中でも1泊2日〜4泊5日くらいのテント泊が多いので必ずと言っていいほどテント泊時にはザックの中に入っています。これも過去の4泊5日のテント泊縦走で雨に打たれて歩いた日もありますし、悪天候により停滞を余儀なくされた経験から得た答えです。何日間もの縦走に挑戦したい人の参考になれば嬉しいです。
耐久性と透湿性を重視する場合はやっぱりゴアテックス
■イスカ / ゴアテックスシュラフカバーウルトラライト レギュラー ¥19500+税
特に3レイヤー生地は耐久性に優れるのでおすすめです。足元や横の縫い目はしっかりシーム処理されているので防水性も優れます。価格は少ししますが、透湿性にも優れシュラフカバー内での結露も少ないので迷ったらこれがおすすめです。
一部、ナンガのオーロラライトなど表地に防水透湿性生地を使っている商品もあります。この辺りだとシュラフカバーはなくても良さそうです。
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好日山荘 横浜西口店
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Staff / クサカベ
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