好日山荘 横浜西口店

年末に向けて雪山登山の準備を中心に
登山靴やギア、ウェアなどを探しに来られる方で
賑わう好日山荘横浜西口店ですが　
みなさん はじめての雪山は、
どこに行くのでしょう？


やっぱり人気の「八ヶ岳周辺」が多いのですが
「上州武尊山」や「赤城山」、
「谷川岳」なども良く名前があがります。
では、そんな雪山に行くには何が必要でしょう？

◆夏の延長線上で考えては命取り！？


お話を聞いていみると夏の延長線上で
考えている方が稀にいてヒヤヒヤします。
気温、天候、ルートなど
夏とは条件が大きく変わってくるので
心構え、装備共に夏の延長で考えては
命取りになりかねません。

◆なによりも登山靴が最初の一歩。


まず、買うべき雪山装備は「靴」です。
体感温度マイナス10℃を下回る雪山には
保温材入りで12本爪アイゼンの装着可能な
雪山登山靴が必須です。

こればかりは、代用が利きません。

主なモデルは…
・スポルティバ　ネパールキューブGTX
・スカルパ　モンブランプロGTX
・ローバー　アルパインエキスパートGTX
・ザンバラン　マウンテンプロGT

◆ジャケットは、雪山向けが最適な理由


レインジャケットで代用できる…と思っていませんか？
不可ではないですが限りなく不可に近い可です。
生地の薄いレインジャケットでは、
耐久性・防寒性・防風性が十分ではありません。

雪山向けのハードシェル(マウンテンパーカー)は
低温下で使用する前提で設計製造されているので
当然ながら耐久性・防寒性・防風性に優れる仕様となります。

できるだけ早めに雪山向けハードシェルを用意しましょう。


レイヤリングの基本的考え方は夏と同じですが
寒さや環境に合わせたものを選択し適切に使うことが大切です。
①ドライレイヤー(アンダーウェア)
②ベースレイヤー(Tシャツ、ジップシャツ)
③ミドルレイヤー(フリース、アクティブインサレーション)
④ソフトシェル(撥水、防風、高い透湿性、ストレッチ)
⑤ハードシェル(防水、防風、透湿性)
+サーマルレイヤー(ダウン、中綿ジャケット)
体感能力や発汗、発熱量の個人差があるので
少しづつ擦り合わせて最適化する必要があります。

◆どんな雪山へ行けばいいのか


初期から雪山装備は全て揃えるのは、費用が必要です。
そこで雪山向け登山靴、アイゼン、ハードシェルを
揃えたらいける山から始めてみるのがオススメです。

気を付けるべきこと
①単独は避けるべき
　雪山の技術、知識、経験不足は命取りになります。
②知らない山は避けるべき
　夏道・地形も知らないような山は避けましょう。
　天候不良時、トラブル時の対応が難しくなります。
③かならず熟達した経験者と
　初心者同士で雪山へ行くのはオススメしません。
　熟達した経験者の歩き方、考え方などを学ぶのが
　雪山登山スキルを上げる近道です。

この他にも疑問、質問がありましたら
お気軽にご相談ください！
次にのぼる日をもっといい日に
登山・山のことなら好日山荘におまかせ！

初心者にもオススメできる雪山
◆群馬・赤城山　標高1828m
　
大沼駐車場～黒檜岳～駒ケ岳を経由し干満ヶ淵～大沼駐車場
行動時間：約5～7時間
登りが急な場所もあるので慎重に。
気温は強風も合わさり体感温度マイナス15～20℃になることも。

◆八ヶ岳・北横岳　標高2483m


北横岳ロープウェイ坪庭駅～北横ヒュッテ～北横岳～北横ヒュッテ～坪庭駅
行動時間：約３～4時間
ロープウェイで標高を稼げ、本格雪山気分を味わえる人気コース。
天候不良時には、視界がとれなくなるリスクがあるので無理は禁物。