2020年8月23日 (日)

クッカーへのガス缶の収納方法

先日の登山で友人のクッカーを見たら、すごいことになっていました。

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中が錆びてしまっています。

これは、クッカーを使用した後にしっかり水分を拭き取らなかったのも原因ですが、

ガス缶の収納方法にも原因があります。

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本人はこのように収納していたと言っていましたが、

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当然、クッカーは金属製、ガス缶も金属製です。

そして深底クッカーの場合はガス缶がすっぽり収まるように設計されていますので、

ガス缶の底面を下にして収納すると、ガス缶の底面とクッカーの底面同士が密に接します。

このような状態で、もしクッカーやガス缶が濡れたまま保管しておくと、当然錆びます。

また、ガス缶との摩擦でクッカーも傷ついてしまいます。

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正しくは、ガス缶を逆さにして収納することです(必ずガス缶にキャップを着けてください)。

こうすることでガス缶とクッカー同士の接地面が少なくなり、さらにガス缶のキャップは樹脂製ですので、錆びにくく、傷もつきにくくなります。

当然、下山してご自宅で保管する際はガス缶はクッカーから出して保管しましょう。

以上、ちょっとした豆知識でした。

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