こんにちは
ついこの間白馬岳に登ってきました。
大雪渓を往復するルートです。
ですがこの写真を見て分かる通り頂上の付近が厚い雲で覆われています。
この二日間で山にいる間は雲が晴れることなく、頂上からの景色が見れなかったことだけ少し悔いが残りますね。
しかし雪渓の上はとても涼しく楽しい登山でした。
そして今回は小屋ではなくテント泊をしてきました。
finetrack(ファイントラック)
カミナドーム2
この日のテント場は風速が驚異の13m/hという荒れ具合。
テント場の中にはフライがびりびりに破けているテントもありました。
なんとか私のテントも持ちこたえてくれたのですがフライシートのほつれが何か所かありました。
テントを固定するためにペグやロープを岩で固定するのですがこの風の強さだとどうしても岩に擦れてしまうのです。
このまま次回使ってしまうとテントがどうなってしまうか分かりません。
おもわぬ事故に巻き込まれる可能性もあります。
そうならないためにはきちんと修理をしてあげる必要があります。
そのために用いるのがコチラの補修材
リキシーム(修理シーム剤)¥1,100+税
この補修材は例えば小さい穴が開いてしまったとか糸がほつれてしまったとかそういったときに使えます。
今回の修理もほつれなのでこちらを使って直していきたいと思います。
以下修理方法です。
私なりにポイントとしているのが補修する箇所を解りやすくすることです。上の写真のようにまず補修する箇所を付箋等でマーキングします。(今回家の中での修理作業となったのでテントの中心を寄せて作業していますが広いスペースが確保できる方はフライを生地がまっすぐになるまで広げることをお勧めします)
リキシームは接着剤です。補修箇所を探そうとしてテントをめくったりしていると補修材を塗った箇所が別の生地についてくっつけたくないところをくっつけてしまいがちです。なので一目でどこに補修材を塗ればいいか解るようにしましょう!
そしてすべての補修箇所をマーキングしたら補修剤を塗っていきます。
爪楊枝等の小さな棒でほつれたヵ所に塗り込んでいきます。ほつれたヵ所より少しだけ大きく塗るとほどけにくいです。
この時厚紙などの上にある程度リキシームを出しておくとスムーズに作業を進められます。
乾燥が終わると上の写真のようになります。これでほつれる心配が無くなりましたね!
注意点としましてはリキシームは開封後常温保存ができません。
冷凍庫にフリーザーバック等で包んで入れて保存してください。
再度使う際にはぬるま湯で解凍してから使うようにしましょう!
山の道具特にテントやレインウェアといった防水グッズは値段も高いですし何度も買い換えるということはできません。しっかり手入れして愛着の湧く山道具にしていきましょう!
しかし自分では修理のできないような破損も中にはあると思います。
そういった場合には是非一度山道具を持参の上ご来店してください。スタッフが相談に乗ってお客様の納得のいく解決策を考えます。
なにかありましたらお気軽に話しかけて下さい!
ここまでご覧になっていただきありがとうございました。
好日山荘松本パルコ店 出口