いつも松本パルコ店をご利用いただき、ありがとうございます。
スタッフ 杉原です。
バットレスを登ろうと、北岳に行って来ました。
冬の北岳バットレスは、正面から見ると最高にかっこいい壁です。(ボーコン沢の頭から撮影)
しかし、壁は予想以上に着雪が多く、
下部で時間がかかり過ぎ(というか詰めが甘かった)、敗退。
手ぶらでは帰れないので、山頂は踏んできました。
冬の北岳は一般的に池山吊尾根から登りますが、アプローチの林道も含めて、標高差が大きく長大なルートになります。体力第一。また、池山吊尾根は赤布が付けられていますが、濃い樹林帯で見えないこともあり、ノートレースや降雪時は的確な地図読みが必要でしょう。
北岳の稜線上は寒気が非常に厳しく、風当りが強いので、防寒対策には万全を期す必要があります。
今回も手袋を外して素手になれるタイミングはほぼ、ありませんでした。とても寒かったです。
体力に自信の無い方は、山頂まで行かなくても、2泊3日くらいでボーコン沢の頭から北岳バットレスと白根三山を眺めるプランでも十分満足できると思います。ベースには池山御池小屋が使えます。
冬の北岳はルートグレード、天候リスクを含めて、初めて厳冬期の3000m峰を目指す方には最適の山です。十分に経験を積んだ方の目標として、チャレンジしていただきたいと思います。