2020年8月22日 (土)

西丹沢「本棚」 【沢歩きのススメ】 VOL.2

暑すぎる夏、快適に山で遊ぼうと思ったら、やっぱり「沢」!!

美しい森のなか、清流と戯れると、心が洗われるような気がします。

でも「沢登り」は難しそう。危なそう…。そんなイメージを持っている方も多いと思います。

これからご紹介していきたいのは、「沢登り」ではなく「沢歩き」。

なにも「沢」は難しい滝を登ったり、深い淵を泳いだりするものばかりではありません。

どこまでも続くナメ床を歩いたり、隠れた大滝を見に行くだけでも楽しいものです。

装備は最低限、沢靴・沢スパッツ・沢グローブがあればやさしい沢を歩くことができますが、グレードが上がれば当然、ヘルメット・ハーネス・ロープなどが必要になっていきます。

「沢」に関心のある方は、いつもの登山道をはなれ、ちょっと冒険気分を味わってみてはいかがでしょうか。

 

今回ご紹介するのは、西丹沢にある「本棚ほんだな」です。








「本棚」は流量、落差ともに丹沢山地最大級の大滝と評される名瀑です。 日本登山体系などでは落差70mと記されています。

「本棚」があるのは畦ヶ丸の東面の中腹。

登山道からすぐのところにあり、トレッキングシューズで行くことができるので、沢装備は不要です。

 

起点は、西丹沢ビジターセンター。

新松田からバスで来ることもでき、マイカーでも無料の駐車場があります。

「本棚」のある本棚沢出合まで約40分。

そこから登山道をはなれ、数分で「本棚」を見上げることができます。

 

茹だるような暑さから解放されるひと時は、気分爽快なものとなるでしょう。

盛夏の涼を求めて、丹沢随一の大滝を訪れてみてははいかがでしょうか。

 

因みに西沢本棚沢そのものは、大滝を高巻けば、それほど難しくはない初級の沢ルート。

短い距離のなかに沢の面白さが凝縮され、詰めも比較的容易なので、初級者のステップアップに最適です。

好日山荘 横浜西口店
045-317-1049

Staff / イトウ