登山の装備、みなさんはどのように揃えていますでしょうか。
ほとんどの方が、とりあえず三種の神器(靴・ザック・レインウェア)をまず揃え、その後は必要に感じたら足していくというスタイルだと思います。
そしてそれらを買い、いざパッキング!で、何を詰めたらいいのかあまりわからず、チェックリストをネットで検索するとだいたいこんな感じの表に出くわすことが多いと思います。
パッと見で「うげっ!!多い…。というかほんとにこんな持ってく必要あるの?」と思う方も多いはず。
ではなぜこの感じのリストが多く出て来るのか?ということですが、これはこれまでの登山経験者たちが長い年月かけて改良させ続けてきた基本のリストです。色々なところで必要最低限として活用されているリストですね。
登山は雄大な自然に身を置きに行くわけですから、どうしてもリスクが付きまといます。それに対処するためのリストなわけですから、絶対に不必要!!というものは載っていません。
使わなければ使わなかったで良かったと考えるのが吉なわけです。
では引き算とはどういうことか?
何度も何度も登山に行き、確固たる自分の基準が出来上がってから持っていくものを徐々に減らしていきましょうということです。今回の山に必要かどうかというのが分かったうえでちゃんと判断してから持っていくのをやめるわけですね。
持っていかなかった場合の行動判断の分岐もあるはずですので、計画時点で行動パターンを何通りも考える必要もあります。
また、機能が近い物同士で役割を共有させ、荷物を減らすという手法もあります。
「リスト通りに持っていったら重たいしきつい…」
となるわけですが、そこが一つ見極めポイントになります。
それらを担いで余裕をもって登って降りて無事に帰宅できる範囲。それが自分の現在のレベルというわけですね。
トレイルランニングやウルトラライトの考え方も広まってきていますが、これらは装備の引き算が出来るからこそのスタイルです。
安全登山を考える上では基本は非常に大事です。
で、登山はお勉強をするくらいにはいろんな知識が必要だったりもします。
ご自分で楽しまれる内容に応じて知識を増やしていきましょう。
こちらの本は THE 教科書 な見た目をしているのであまり手に取る方も多くないのですが、実は、中身は写真多めで非常にキャッチーです。
各セクションも長すぎず、ちょっとづつ読み進めることもできるので、お昼や寝る前のブレイクタイムにも読みやすい教科書となっています。
そのかわり、浅く広くという感じなので、さらに深く知りたい場合には、地図関連の専門書や冬山の専門書が必要になります。
どういうことを知っておくべきかがざっと書かれていますので、とりあえずなんかちょっとでも勉強しておきたいという方は一冊持っておくとしばらく使えます。
いかがでしたでしょうか。山を楽しむうえで山行中のリスクとの向き合い方を考えるのは重要なことですよね。
簡単な記事ですが勉強のヒントにでもあればと思います。自分も全然不得手なこと(コンパスを使った地図読みとか…)が多いのであまり人のことを言えた身でもありませんが、安全登山を楽しむために日々精進していきましょう!!自分もそうします!!