山の情報・知識 Feed

2021年6月25日 (金)

Dsc_1789 今年も白山登山のシーズンがやって参りました。

福井からだと、日帰り登山としては砂防新道を使っての別当出合からのルートが毎年人気ですね。

橋を渡ると砂防新道スタート!!

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富士登山が2年ぶりに解禁された今年も、ここ福井では白山を目指す方、毎年恒例行事として夏の白山を計画される方、テントを買って新しい形で白山を楽しみに行こうとされる方などなど、様々です。

様々なスタイルの登山ができるほど懐が深く、お花畑も見事で多様な楽しみ方が出来る超魅惑の山、白山。

健脚向けの観光新道もありますが、どちらにしても現在は雪渓たっぷり残っている模様です。

Dsc_1788 黒ボコ岩手前も雪がないとご覧の様子ですが、まだガッツリ残っているようです。

Dsc_0429 雪の緩み具合如何ではチェーンスパイクでは太刀打ちできないかもしれませんので、出来れば爪が長めのアイゼン6〜10本爪+トレッキングポールで挑みましょう。

お池巡りもアイゼン必須。

この時期は日に日に状況が変わっていきますので、直前の新鮮な情報を元に装備を判断して下さいね。

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Dsc_1785 せっかくなのでお花の写真。

今年もいいお天気の中登れると良いなぁと思うスタッフでした。

https://www.kojitusanso.jp/campaign/2106_fes/

今週末と月曜が最終チャンス!!ポイントたっぷり13%還元です!!

2021年5月 2日 (日)

Dsc_0178 登山ならではのアイテム、防水仕様の仕分け袋、スタッフバッグをご存知でしょうか。

大きさは大小さまざまで、カラーも豊富。ビニール袋と違い、シャカシャカ鳴りません。

バックパックカバーを着けても結局雨の中行動し続けると伝い漏れで中身が濡れてしまったという事態にならずに済みます。

Dsc_0180 貴重品や衣類、濡らしたくない懐中電灯やエマージェンシーグッズ、コンロやコッヘルの仕分けにも便利。

もちろん普段使いにも威力を発揮します。

濡らさない為の最終防衛策としても、カバンの中身の整理にも使えます。

色分けすることで何がどこにあるのか一目でわかるようにすることもできます。

いくつかあると便利なスタッフバッグ。ぜひ一度使ってみて下さい。

2021年4月30日 (金)

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またまたザックの話題で失礼します。

荷物の重さを削る時にザックの重量を考える、割とあることかと思いますが、果たしてどうなのか?

ざっくりした実験ですがやってみました。

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Dsc_0169 こちらミレーのサースフェー30。サイズはM。本体重量は1.53kg。

ミレーの定番バックパックです。重量は30Lクラスとしては標準的な約1.5kgです。

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こちらは今年新発売のクンブ30。サイズは同じくM。本体重量は1.17kg。おおよそ360g軽くなっています。

上記2モデルで5kgの重石、7kgの重石で背負い比べてみました。

結論から言いますと…どちらにしてもサースフェーのほうが楽に背負えていると感じました。

単純に軽いザックにしたから楽に背負えるという訳ではやはりなさそうです。

Dsc_0164 ただし5kgの重石の場合、クンブ30のほうが背中への収まりもコンパクトに済む分、身軽感はありました。

5kgくらいまではさすがにうまく荷重分散もしてくれるので、肩に負荷が集中して感じられるということもなく、大げさ感を減らしたいという要望には応えてくれるかと思います。

軽いバックパックというのは、中身も重くならない想定のもと開発されることが多く、その分パッドを減らしたり、パーツを小さくして軽量さを確保しているわけですので、中身を軽くしてからそれに合う軽さのバックパックを選ぶ、というのが正攻法かもしれません。

結局、ひとつ見直しただけで手軽に解決!とはいかないのかなぁと感じました。

道具選びもほんとに奥深い…。いつの間にか増えるザックたち。

ただし、近いスペックの物同士であれば重量は減らせます。

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Dsc_0171 カリマーのリッジ30。ミディアムサイズ。本体重量1.65kg。

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Dsc_0168 グレゴリーのズール30。Mサイズ。本体重量1.36kg。

とはいえこれも正確ではなくて、結局メーカーやモデルによって荷重バランスが違うので、どれが軽く感じるかは個人によって変わります。

ちなみに、店頭に重石は常備していますので、新しいザックをご検討の方はどうぞお試しくださいませ。

新しい発見があるかもしれません。

2021年4月29日 (木)

Dsc_0158 登山における三種の神器の一つ、ザック。

いろいろなメーカーがありますが、自分に合うかどうかはやはり実際に背負い比べてみるのが一番です。

メーカーによってもモデルによっても荷重配分のバランスがぜんぜん違うので、どれが自分にとって一番楽に感じるかは個人によってやはり変わってきます。

Dsc_0161 近年ご指名の多いグレゴリーのズールは、背中全体のフィット感が高く、荷重バランスとしては「腰・背中」の負荷が大きめです。肩は楽です。

Dsc_0162 柔軟性の高いメッシュパネルが通気と、自分との一体感を生み出しています。

Dsc_0160 カリマーのリッジは「肩・腰」の荷重配分が大きめです。特に肩寄りに感じる方が多いかもしれません。

Dsc_0163 背面は3点のパッドで押さえられるようになっていて、密着させすぎないことで通気を確保し、その分を肩と腰に回しているイメージです。

Dsc_0166 ミレーのサースフェーは「肩・腰・背中」の荷重配分が今回紹介する中で一番バランスよく取られているモデルです。特定の部位に大きく負荷を感じることはあまりありません。

Dsc_0167 背面パネルもちょうど上記2モデルの間をとったような仕様です。

バックパック本体が縦長なので荷物が下にたまりにくく、自然とパッキング時の荷重バランスも取れていきやすいです。

ザック好きスタッフの個人的な感想ではありますが、宜しければ参考にしてみてください。

最終的には現物を背負って、ご自身がどれが一番楽チンに背負えていると感じるかです。

私がお相手させて頂く場合には、お時間が許す限り下の写真の重石を入れて試して頂いています。そのうえで、お客様自身の背負いやすいと感じたモデルをお選びいただければとお手伝いいたします。

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2021年1月28日 (木)

登山の装備、みなさんはどのように揃えていますでしょうか。

ほとんどの方が、とりあえず三種の神器(靴・ザック・レインウェア)をまず揃え、その後は必要に感じたら足していくというスタイルだと思います。

20210127_135615 そしてそれらを買い、いざパッキング!で、何を詰めたらいいのかあまりわからず、チェックリストをネットで検索するとだいたいこんな感じの表に出くわすことが多いと思います。

パッと見で「うげっ!!多い…。というかほんとにこんな持ってく必要あるの?」と思う方も多いはず。

ではなぜこの感じのリストが多く出て来るのか?ということですが、これはこれまでの登山経験者たちが長い年月かけて改良させ続けてきた基本のリストです。色々なところで必要最低限として活用されているリストですね。

登山は雄大な自然に身を置きに行くわけですから、どうしてもリスクが付きまといます。それに対処するためのリストなわけですから、絶対に不必要!!というものは載っていません。

使わなければ使わなかったで良かったと考えるのが吉なわけです。

では引き算とはどういうことか?

何度も何度も登山に行き、確固たる自分の基準が出来上がってから持っていくものを徐々に減らしていきましょうということです。今回の山に必要かどうかというのが分かったうえでちゃんと判断してから持っていくのをやめるわけですね。

持っていかなかった場合の行動判断の分岐もあるはずですので、計画時点で行動パターンを何通りも考える必要もあります。

また、機能が近い物同士で役割を共有させ、荷物を減らすという手法もあります。

「リスト通りに持っていったら重たいしきつい…」

となるわけですが、そこが一つ見極めポイントになります。

それらを担いで余裕をもって登って降りて無事に帰宅できる範囲。それが自分の現在のレベルというわけですね。

トレイルランニングやウルトラライトの考え方も広まってきていますが、これらは装備の引き算が出来るからこそのスタイルです。

安全登山を考える上では基本は非常に大事です。

20210127_135808 で、登山はお勉強をするくらいにはいろんな知識が必要だったりもします。

ご自分で楽しまれる内容に応じて知識を増やしていきましょう。

こちらの本は THE 教科書 な見た目をしているのであまり手に取る方も多くないのですが、実は、中身は写真多めで非常にキャッチーです。

各セクションも長すぎず、ちょっとづつ読み進めることもできるので、お昼や寝る前のブレイクタイムにも読みやすい教科書となっています。

20210127_135919 そのかわり、浅く広くという感じなので、さらに深く知りたい場合には、地図関連の専門書や冬山の専門書が必要になります。

どういうことを知っておくべきかがざっと書かれていますので、とりあえずなんかちょっとでも勉強しておきたいという方は一冊持っておくとしばらく使えます。

いかがでしたでしょうか。山を楽しむうえで山行中のリスクとの向き合い方を考えるのは重要なことですよね。

簡単な記事ですが勉強のヒントにでもあればと思います。自分も全然不得手なこと(コンパスを使った地図読みとか…)が多いのであまり人のことを言えた身でもありませんが、安全登山を楽しむために日々精進していきましょう!!自分もそうします!!

2021年1月24日 (日)

20210121_172431 マムート コンヴォイツアージャケット ¥30,000

最近の注目株のレインジャケットです。脇下にベンチレーションを備え、軽量さと透湿性・通気まで確保したマムートのレインジャケットです。表生地は意外としっかりしており、ただ軽量にしただけではないのが好印象です。

さて、本題ですがゴアテックス等の防水ウェアがお洗濯機で洗えることはご存知でしょうか?

かなり認知は広まってきていますが、まだ道具を買ったばかりという方は知らなかったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

防水透湿の生地は特殊な生地です。そのため基本的には通常の洗剤ではなく、専用の洗剤を使ってあげる必要はありますが、お洗濯はOKです。

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20210121_173348 黒いボトルのグランジャーズがお買い得です。ブルーサイン認定されている環境に配慮した洗剤・撥水剤です。

分量や具体的な使い方もすべてボトルに記されているので、お洗濯初心者でも安心です。

恥ずかしながら僕も一人暮らしをするまではろくに洗濯機を触ったこともなく過ごしてきた身でしたが、問題なく洗うことができました。

では、なぜ洗うのか?ですが、これは機能回復のためです。

頻繁に洗う必要はありません。ポイントは大きく3つです。

①水弾きが悪く、雨があたるとすぐベチャッとするようになってきた

②着ていてすごく蒸れを感じるようになってきた

③泥汚れなどが広範囲に付着した

どれを満たした場合にはお洗濯推奨です。

20210121_172749 ついでにオレンジキャッップ撥水剤も使いましょう。汚れがひどい場合には洗剤による洗濯と撥水剤を使った洗濯は2回に分けて回しましょう。

大した汚れもない場合には同社のもの同士で同時投入もアリです。グランジャーズなら2in1の商品もあります。

ちなみに当て布アイロンを仕上げにするとバッチリです。

20210121_172425_2 洗うのに勇気がいると思っているアナタ。

機能が落ちているなら思い切って洗っちゃいましょう!!

きっと気持ちいい世界がその後に待っています。

2020年11月22日 (日)

20201122_140637 https://gsmall.jp/lp/019/

福井県内の山はもちろん、お隣の滋賀県の伊吹山や日本アルプスの絶景にチャレンジする方も来店されています。

今年の冬はどうなるでしょうか。県内はもう2年ほど雪が少ない年が続いていますので、たっぷりの積雪が恋しい方も多くいらっしゃる印象です。

https://gsmall.jp/lp/002/

20201122_140740 近場の山でも12月を過ぎると、銀杏峰や取立山、荒島岳も12本爪アイゼン・ピッケルの世界に突入します。

取立山・銀杏峰は大きい積雪の後にはワカンやスノーシューでハイキングを楽しむこともでき、毎年狙う方がたくさんいらっしゃいますね。

銀杏峰は積雪が深い年にはお隣の部子山まで繋がるため、縦走を楽しみにされる方もいますね。

福井は県内だけでもいろいろな冬山の楽しみ方が出来る恵まれた県です。

文殊山などもがっつり積もると雪と戯れたい方で賑わいます。

冬靴の他にハードシェル上下やバラクラバ・グローブなどガチ雪山装備が必要になってくるところも多々ありますので装備の具合はご相談ください。

20201122_140750 すでにアイゼンが良く売れています。積雪を切望する方たちの購買速度が今年は凄まじいです…。

20201122_140818 冬靴、徐々に揃ってきてます。こちらも異例の10月から売れ始めるという…。雪に飢えてます、福井県民。

20201122_141000 ちなみにただいま好日山荘では、ワカンやサーモスボトルなどがブラックフライデーに合わせて超お買い得に!!グリベルの10本爪アイゼンが¥8,800で買える大チャンス!!

20201122_141040 売り切れ御免の価格です。お早目にどうぞ!!

2020年9月10日 (木)

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20200908_151604 バーグハウスのスタッフバッグがアウトレットで20%off!!お買い得なのもあり、先週末でかなり売れました。

残りわずかなサイズも出てきています。3Lや5Lはやはりまとまって必要ですしね。

復活したシートゥサミットやエクスペドのスタッフサックは小さいサイズも揃っています。

https://blog.kojitusanso.jp/hukuikitayotui/2020/08/post-717e.html

前回のブログです。活用すればパッキング上手になれます。

大雨に打たれるとザックカバーをしても中が濡れることはご経験の方も多いはず。

背中から濡れたり、伝い漏れをするので、ザックカバーは100%雨による浸水を防げるものではないということですね。

そんな時にもスタッフバッグに入れていれば安心。

https://www.kojitusanso.com/shop/t/t1194/

ついで買いにもちょうどいい金額です。

https://www.kojitusanso.com/shop/goods/search.aspx?search=x&tree=10&keyword=%83X%83%5E%83b%83t%83o%83b%83O&image.x=0&image.y=0

2020年8月31日 (月)

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20200828_161010 筆者は3L、5Lが一番使っています。だいたい7~8個くらいはあるでしょうか。

サイズの使用用途としましては、3Lはヘッドランプと替え電池、スプレー関係 etc…

5Lはクッカーとお昼ご飯関係、上着、行動食 etc…

結構使いどころが多いのです。この辺はいくつあっても足りなくなります。結局自宅で違う用途に使って出払ってしまうことも多く、使い始めると止まりません。

10Lは着替えや薄めのシュラフ、冬グローブセットなどに使えます。5つくらい持っていてこれも少し買い足したいかな…と最近思い始める始末。

便利なんです。ビニール袋には戻れなくなります。この気持ち分かる方いらっしゃいません??

ただしゴミ袋としてビニール袋は山にいつも3枚は持って行ってはいます。結局ビニール袋の上からスタッフバッグを被せて他のものを汚さないようにしていますが。

ちなみに13Lの防水透湿底仕様のものがテントやシュラフの簡単な圧縮に便利です。

そして、そんなスタッフバッグは当然パッキングする上でも便利です。

20200828_163349 中身をかなりすっきり整理できるので、パッキングが楽になります。

登山中にも整理しやすくなりますね。物を落としたりしにくくなりますし、どこになにがあるのかがわかりやすくなります。些細なことで仲間に気を遣う機会を減らしてくれます。

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20200828_163718 ちなみに、パッキングをうまくやったつもりでも、ザックを閉じると表面がボコボコしてしまう方、いらっしゃいませんでしょうか。

それを一発解消するのが上の写真の裏ワザです。登山用ザブトンを半分に折って差し込むだけ。

20200828_163751 BEFORE(ビフォー)

20200828_163734 AFTER(アフター)

中身も崩れにくくなるので、安定感も向上します。

きれいなパッキングができると気持ちがいいものです。

また、考えて物を入れるようになるので、山での行動も洗練されてきます。

重さのセオリーに則る+当日の行動をイメージしながらパッキング順を考えていくと、背負っている時も降ろしている時も快適に山行を楽しめると思います。

ツイッタ―始めました。

https://twitter.com/kj_fukuiyotui

2020年8月24日 (月)

20200819_193031 夏は高山登山にいい季節ですが、同時に虫たちの季節でもあります。

スプレーで対策してきたけれども今年の虫はまとわりつくし手ごわい…。

そう感じているあなた。

20200819_193039 特に今年から取扱いを始めたこちらの「着る防虫」シリーズは物理最強の模様。

少し前に別のスタッフがブログを上げております。

https://blog.kojitusanso.jp/hukuikitayotui/2020/06/scoron-7c70.html

とにかく着用箇所には虫が寄り付かない!

傍から見ていても、止まっている時間が1秒もない。虫が1匹もいない。

これはすごかったです。

盛夏の最近はアームカバーと帽子が使いやすくてよく売れています。

ぜひ一度お試しあれ。

https://twitter.com/kj_fukuiyotui

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