山の情報・知識 Feed

2020年8月23日 (日)

20200819_191252 熱中症対策にこまめに水分を摂取するのはルーチン化していても、意外と食料をこまめに摂る習慣がないという方。

20200819_191322 さまざまなタイプの食料を持っていき、こまめに口にするのが重要です。

シャリバテはなってからでは遅いので、とにかくお腹が空いてしまう前に食べるのです。

行動食は固い物・柔らかい物・しょっぱい物・甘い物。それぞれ持っていきましょう。

筆者は、エネルギーゼリー・スポーツようかん・スナック菓子・バタースティックパンあたりを確実に持っていきます。

しっとりめなバタースティックパンは、軽く咀嚼すれば水で流しこめるので、立ち休憩数分でお腹を満たすのに良く利用しています。

スポーツようかんは糖分・塩分・エネルギーをまとめて手軽に摂取できるので数本は軽く消費します。

スナック菓子はギザギザ系ポテトチップスをジップロックに移し替えて、軽く砕いて持って行っています。塩分が濃いのと食べ応えがあるので、結構元気になります。

ゼリーは食べる元気がない時、喉の乾きも同時に潤したい時の半分緊急用です。と言いつつ結局4つくらい持ってって全部消費してしまうのですが。

食べることが楽しみで登山をするという方も結構増えてきました。お子さんを連れての登山は、おやつタイムも子どもたちの大事なモチベーションの一つであることも多いようです。

みなさんもいろいろ試したり、他の人と意見交換もしながら、行動食を考えてみてはいかがでしょうか。

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2020年8月22日 (土)

20200819_114632 数年程前は、「腰骨を覆うように」という説明がされることの多かったザックのウエストベルトの位置。

私自身も部活でザックを背負っていたころにはそんな説明があり、そのように背負っていたと思います。

しかし、ザックも進化しています。

現在のザックは腰骨を覆うように背負うというより、「背中の窪みにザックを乗せる」ようにするとうまく行きます。

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青い○の部分を、腰のココに乗せます。すると、腰とザックの凹凸が噛み合い、ビタっとハマると思います。

20200819_114632_2 ↑背中全体にビッタリ密着しているのがわかるかと思います。

現在の通常登山用ザックは大抵どこのメーカーでもこのポジションで想定されていると思います。

通常の登山用であればこのように背負ってもらうのが一番自然に収まるので、背負い心地も良くなると思います。

ただし個人的に好きな背負い位置・背負い心地がある場合に、それを否定するものでは全くございません。

20200819_115048_3 ちなみに腰骨を覆う位置にするとこんな感じ。

画像では分かりにくいですが、背中に空きができていて、腰に荷重が乗っていません。

登山をしていてなぜかしんどいという方、一度ザックの背負い方を見直してみるとヒントがあるかもしれません。

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2020年8月12日 (水)

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20200802_134116 登山に限らず、山を景色として楽しむ方のご来店も増えてきています。

平地よりも涼しいので、避暑地として観光に行かれる方も多いようですね。

また、京都のお寺を訪れるために修験道(山道)を歩くという方も。ライト目ね登山靴をご覧になる方が多いです。

20200802_134229 登山・眺山・拝山などなど…。

いつもと違った山の魅力探しをしてみるのも良いかもしれませんね。

どんなご要望でもご案内させていただきます!

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2020年8月11日 (火)

今年はコロナウイルスへの対策で、平常時よりも運営がシビアな小屋がたくさんあります。

※テントの方にも関係ありな話題です!

山小屋は、周辺山域の整備や管理も行っていることがほとんどです。

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その山小屋がシビアな運営を強いられているという事は、われわれ登山者が自分自身の安全管理をよりしっかり行う必要があるということです。

ウイルス拡散防止のために、普段は突発的な受け入れも柔軟に行う小屋も、基本的に全て予約制で追加の受け入れが不可のところもあります。

緊急時に山小屋で泊まれないとなると、ツェルトはザックに忍ばせておいても良いでしょう。トレッキングポールを使う人でしたら、それを骨代わりにして設営もできます。

雪渓を有する山域は、例年歩きやすいようにカッティングするなどして整備を行っているところもあるそうですが、今年はそれが間に合わなかった山域もあるようでした。ですので、例年は4~6爪アイゼンで十分とされていたところでも、前爪ありのアイゼンでないと安全性を保てないと判断された事例もあるようです。

また、テン場も小屋の人数制限により、埋まりやすくなっていることもあります。

外での食事で密を避けることが困難な状況も考えられます。

自然は広大ですが、人間が安全に泊まる事ができるスペースは限られています。

そして、下界以上に除菌対策グッズの携行やマスクの着用もお忘れなく。

例年以上に自己管理・安全登山に主眼を置いた計画・準備を行いましょう。

自力で家に帰るまでが登山です!

2020年8月 1日 (土)

新型コロナウイルス感染予防対策として、今年の白山室堂・白山雷鳥荘での宿泊は持ち物が少し増えます。

以下が持参要望のあったアイテムです。

寝袋とマット等を必ず持参する

食事の時以外はマスクを着用し、消毒用アルコール等を必ず持参する

…いつもの小屋泊装備に比べ荷物が増えるので事前にパッキングして、全ての荷物が収まるかご確認下さい。

今年は荷物がいつものザックに入りきらず新たに40~50Lザックを購入される方が多いです。

まだ揃えてない!という方、上記アイテム当店に揃ってますのでぜひご利用下さい。

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白山室堂・白山雷鳥荘宿泊に関する詳細はこちら

http://www.kagahakusan.jp/documents/covid-19hp9.pdf

2020年7月31日 (金)

20200729_160542 グループ登山の場合、初めて行くし続けるかもわからないし…という方をパーティに含むこともあるかと思います。

地図はベテラン、初心者問わず1人一つ持ちましょう!

20200729_160551 そして休憩の度にざっくりであっても現在地を確かめるクセをつけましょう。

体力配分や、残りの食糧の逆算など、その場その場でのちょっとしたことに気付くようになれば、山行も快適になります。

なにより、パーティから最悪はぐれてしまった際に自分が地図を持っていなければ…ゾッとしますよね。

登山では自分の身を守るのは基本的に自分です。最低限必要な装備は何か、今一度確認する機会を設けてみるのも良いかもしれませんね。

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2020年7月21日 (火)

20200716_111652 今年は例年と違い、持ち物が増えています。

お泊りになる小屋の情報をまめに確認してくださいね。

中でも多いのが、シーツ持参 もしくはシュラフ持参のパターン。

白山室堂はシュラフ持参です。北アルプスエリアはシーツ持参のところが多いようです。

枕も一緒に買っていく方が非常に多いです。コンパクトになりますので、余裕のある方は是非。

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肌触りも良く、トラベルにももちろん使えます。

また、消毒関連品やマスクの持参もお願いしている地域が非常に多くあります。

山でも感染予防は抜かりなく行きましょう。ご近所の山であっても同様に、気を抜くことなく過ごしたいものです。

2020年7月14日 (火)

20200706_164236 7月中旬頃より北アルプスの営業開始が決まり、ご予定を立てる方が増えていることと思います。

今年は例年とは違う点が多数ありますので、いつもと同じ準備というわけにはいきません。

すでにご存じの方がほとんどではありますが、白山室堂での宿泊は要予約、シュラフとマットを要持ち込みとなっています。シーツ持ち込み指定のところもあるようです。

また、長野県では感染予防として、消毒関連品の携行をお願いしてます。

好日山荘としても、新しい登山様式をご提案させて頂いています。

https://www.kojitusanso.com/shop/pages/mt_style.aspx

店頭でパンフレットをお配りしています。

登山準備にお役立てください。

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2020年7月 8日 (水)

20200705_101900 ボトルは気付いたら増えていますね…。

なんやかんや全部現役です。

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好日山荘オリジナル『エコジツ』ナルゲンボトル 500ml

¥1,400+税 

https://www.kojitusanso.com/shop/g/g2320000538722

20200705_101922 プラティパスのペタンコボトルは1Lも2Lもメインタンクとして活躍してます。

https://www.kojitusanso.com/shop/g/g0040818092507

https://www.kojitusanso.com/shop/g/g4515785256017

https://www.kojitusanso.com/shop/g/g0661195782692

休憩の取り方はどこに行くか、誰と行くかなどで変わると思います。毎回山行の流れをイメージし、それに合わせて使うボトルを選んでいます。

ハイドレーションももっています。出番は少なめですが、シビアな山行では助かる道具です。

筆者の一番多い組み合わせは、日帰り登山で

メインタンク:プラティパス1L 水道水

メインボトル:シグクラシックボトル0.6L 水道水

サブボトル:ナルゲンボトル0.5L クエン酸ドリンク用

です。

山頂などでカップ麺を昼食にする場合には、メインタンクを2Lにしています。

あなたはどんな使い分けをしていますか?

2020年5月26日 (火)

※この記事は筆者の体感・体験を多分に含みます。もしかしたらただの偏見に近いかもしれませんので、最初は話半分くらいで読んでいただければ幸いです。

筆者はもともと関東地方で登山を始めました。

山に行くには電車を乗り継ぎ、最低1時間半〜2時間ほどの移動を経てようやく登山開始という場所でしたので、山に行く時にはバッチリ予定を決めてその日に行く、ということが多かったです。

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そうなると準備段階で結構気合が入り、数日前にエマージェンシー関連から予備食からバッチリパッキングしてさあ行くぞという感じです。

他の方も結構近いのではないでしょうか。山を少し遠くに感じるからこそ、どこかに畏怖の念があり、準備はしっかりしていかないとダメだという意識があったように思います。

筆者は部活で登山を始めたこともあり、レインウェアは何も考える前に必須装備であるとの認識でしたので、あまり気にしたこともなかったのですが、ここ福井北四ツ居店に来て驚いたことがあります。

「天気予報見て雨の日は避けるので、レインウェアは大丈夫です。」

というお客様の言葉。お一人くらいなら特に大きな驚きにならなかったかと思うのですが、シーズン中結構な人数から聞くわけです。正直頭が???となった時期があります。

もちろん、レインウェア自体の出番はないことも多く、荷物を重たくしたくない観点や、そもそもレインウェアが少々高価なものでもあるので、気持ちはわかります。

しかしどんなに低い山でも、たとえ文殊山でも下市山でも山は山。

下界は暑くても文殊山頂上は意外と涼しいな。と感じた方も結構いらっしゃるはず。

筆者が住んでいた東京都寄りの横浜市は空が遠くに感じます。雲の流れはゆっくりで、すぐに悪天になることが少ない地域でした。

福井に来て驚きました。雲が近い。しかも秒単位で流れているのがわかる。

これは、海と山が近いことが多分に影響しているのだと思います。雨雲も、ゲリラ豪雨でもないのに頻繁に通り過ぎる。

「山の天気は変わりやすい」という言葉を聞いたことがあるかと思います。福井はもはや山と同じくらいに天候が変わりやすいじゃないかと住み始めてから慣れるまでは感じていました。

実際、夕方のニュースの天気予報でも、3時間ごとの天気の様子を細かく図示しているテレビ局も福井にはあります。向こうではそこまで詳細な天気予報がテレビで流れていた記憶はありません(見落としていただけかもしれませんが…)。

そして実際に福井の山々に登ってみると、やはり雲の流れを早く感じます。

ある日白山に行くと、お店で知り合ったお客様に気付いて頂き、声をかけて頂きました。

「やっぱり白山は10時くらいに登頂せにゃ、ガスってくるねぇ。」

そう。他の福井の山も結構そうなのですが、だいたい1,000m後半の山は11時前くらいに頂上を踏んでおかないと、意外とガスですぐ景色が悪くなってしまいます。

天気の安定感でいうと(これも体感ですが)日本アルプスの山よりも不安定な気もします。

街中でも、天気予報で晴れでも一時的に雨が降ったりすることも多いですよね。

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そもそもレインウェアをなぜ持っていかなければいけないのか?ということですが、自身の安全管理のための重要な道具だからということが言えると思います。

もちろん、雨天の中でも自力で下山しようと思うと、雨に濡れない為に必要ですよね。

濡れることによる不快感は、汗で濡れたことがあればわかるかと思います。段々冷えてきて、そのまま着替えずに乾かない状態でいると風邪をひくでしょう。その延長上には低体温症があり、最悪生命の危機にさらされます。

そもそも歩くことに集中できなくなることで足元の危険も増します。

万一山中で動けない状況になった時、身を守ってくれるアイテムの一つがレインウェアです。

登山は基本的には趣味であることが多く、自己責任の世界です。自分の身は自分で守る前提で行くことが基本となります。

筆者が良く言うのは、「無事に自力で帰宅するまでが登山」だと思います。

全然未熟な筆者ですので、そうは言ってもまだ少々無茶なこともしがちなので、自分が有言実行しきれていない面はありますが…。

こうも天候が不安定に感じる地域です。確かに手軽に車ですぐ行ける低山が多く、リスクが一様に高いわけではないですが、どんな低山でもやはり危険は付きまといます。

1,000mに満たない山でも危険な体験をしたことがあるというお話を、お客様からお聞きすることも稀にあります。

ですので、ぜひともこれから登山を始められる方には、安全登山を意識した道具も、ザックに詰めていってほしいと思います。

レインウェアはそういった道具の一つです。安全登山を考える上で外すことのできない重要装備の一つです。

登山用具の三種の神器は「登山靴・ザック・レインウェア」です。

安全性を考える上でもやはりこれらは一番優先順が高い物になります。靴・ザックはしっかりフィッティングし、靴擦れやブレの少ない物を使いましょう。レインウェアは上下セパレートのものが望ましいです。

山が身近な福井だからこそ、しっかり安全意識を高めていきましょう!