2016年7月23日 (土)

ガス缶の種類

山で過ごすのに充実した時間。
山頂から眺める景色を見ながら食べるお食事はいつも以上に美味しく、山登りの疲れを癒してくれる大切な時間ですよね。

そこで、ガスバーナーの疑問で多い“ガスカートリッジ(ガス缶)の種類”について、簡単にご案内します。

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そうなんです! 実はいろいろ種類があるんです!!
使用される山行や季節など、形態によって使い分ける事があります。

基本さえ押さえれば、よりしっかりとガスバーナーを扱う事が出来ます!(^^)!
今回はEPIとPRIMUSのガスカートリッジで見てみます。。。

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こちらは、通常のレギュラータイプ。
主に、ブタンガスが中心に入っているものになります。

想定使用範囲は冬を除く、夏を中心とする3シーズンです。温暖な時期や低地での使用に適した一般用ガスです。
※対応温度は+10℃になります。

夏場でも、3000m級の日本アルプスや八ヶ岳のテント泊山行では10℃を下回る事が考えられるので、ちょっと不安かもしれません。
2000m以下の標高帯でしたら安心して使うことができます。

夏の高山でも山小屋など屋内ではそこまで気温が下がる事はないので、個人的にはテントと小屋泊で使い分けをしています。

次に。。。

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レギュラータイプにプロパンをMIXさせたパワーガスタイプが、こちらです。

カートリッジ内壁に特殊シートを内蔵。このシートが液化ガスを常に吸い上げ、ガスの残量にかかわらず、カートリッジ全体で熱を取ることが出来ます。
※対応温度はEPIで-15℃、PRIMUSで-10℃以上になります。

こちらは寒冷地での使用を目的に想定されています。
春の残雪シーズンや、秋の高山。一般的な冬場ではこちらがオススメです。

レギュラータイプだと気温が低い場合に、しっかりとバーナー本体から燃焼が来ないので、沸騰せず、最悪使うことができない場合もあります。
低温化ではこちらが最適です。
やはり夏場のアルプスクラスの高山でテント泊をされるパターンでは、安心感が違います。



次に。。。

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小型カートリッジ。
こちらはパワータイプの販売です。


最後は。。。

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容量たっぷりのカートリッジ。
他人数でのパーティー山行でのご使用や、キャンプや、山での本格的な調理でも長時間使うことができます。


ガスも基本を押さえて調理すれば楽しくなります!!

ちょっと余談で失敗談ですが…
家族で旅行をしたときに、海岸沿いで朝から暖かい珈琲でも飲んでアウトドア気分を満喫しようとしたんです。
しかし、間違ってレギュラータイプを持ってきてしまい!!泣く泣く諦めた事があります。( ;∀;)
その時で外の気温は2度でした。軽く風邪もひきました。( ;∀;)


道具の疑問点など、わからない事があればスタッフまでお気軽にご質問ください(^^)



好日山荘横浜西口店/植田