一般的に紫外線量は春から秋にかけてが一番多く、特に夏の時期は非常に強くなります。
有害な紫外線を多量に浴びると身体への健康被害が懸念されますが、特に目は角膜や水晶体などの組織に障害を及ぼし、日常生活にも支障が出かねませんので、しっかりと保護することが大切です。
〈2016年つくばの紫外線量の年間推移グラフ(気象庁HPより)〉
また、山での紫外線量は平地よりも高いため、大切な目を紫外線から保護するためにサングラスは必ず持ちましょう。
サングラスには様々なブランドがありますが、今回お勧めしたいのが国産ブランドの“SWANS(スワンズ)”です。
お勧めしたい理由はたくさんありますが、その中でも大きな理由としてあげられるのが、フレームデザインとレンズの性能です。
日本のメーカーですのでどのモデルももちろんJAPAN FIT。日本人の顔の輪郭に則したフレームデザインになっています。
フレームがしっかりと顔にフィットしていないと、隙間から有害な紫外線が入ったり、ストレスを感じやすくなったりしてしまいます。
〈山本光学HPより〉
レンズは強度を持たせたポリカーボネート製。
温度変化による強度の低下もなく、ガラスの10倍の強度を誇り、予期せぬアクシデントから目を護ります。
そして紫外線(UV)は99.9%カット。
比較的安価なサングラスでも同等のスペックを記載しているモデルもありますが、そのほとんどのモデルのUVカットはコーティングによるもの。コーティングは当然剥がれやすく、UVカット性能も劣化します。
これに対し、スワンズのレンズはコーティングではなく、練り込み式。レンズに直接成分を練り込んでいるため、UVカット性能の劣化がありません。
〈山本光学HPより〉
さて、みなさんがよく悩まれるレンズのカラーや仕様についてですが、代表的なタイプの特徴をそれぞれ解説します。
〇グレー(スモーク)…天候による色の変化が無い。目への負担が少ない。
〇ブラウン…物を少し明るく見せてくれる。樹林帯などで使いやすい。
〇ミラー…まぶしさが無い。森林限界以上で使いやすい。
〇偏光…乱反射光線をカット。ぎらつきを抑え、目へのストレスを軽減。
〇調光…紫外線量によってレンズカラーが変化。幅広い環境下で使用できる。目への負担多少あり。
色々ありますが、とりあえず迷ったら、グレー系のレンズを選ぶと間違いないです。
以上のことをふまえ、登山におけるオススメのモデルをご紹介します。
左:SALF-0051 ¥13,000 右:SALF-0001 ¥10,000
スワンズの人気シリーズ「Airless-Leaffit」の代表的モデル。
驚異の16gという、掛けていることを忘れるほどの軽さが魅力です。
SALF-0051は偏光タイプ。SALF-0001より性能を持たせたい方にお勧め。
SABE-0051 ¥11,700
Airless-Beansシリーズよりスモーク偏光タイプ。
Airless-Leaffitシリーズよりもレンズが大きく、より紫外線をカットしたい方にお勧め。
DF-0053 ¥13,000
フレームによりフィット感を持たせたモデル。どんなシーンでも似合うスタイリッシュなデザインです。
PW-0001 ¥9,900
DFシリーズよりコンパクトサイズで、女性や小顔の方にお勧め。
日常でも使えるデザインで、ファッションアイテムとしても使えます。
いずれのモデルもノーズパッドが調節可能ですので、まつ毛が当たったり、目の位置が合わなかったりすることがありません。
高性能且つしっかりとフィットするサングラスで、ストレスなく登山を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ちなみに、サングラスのみだと顔周辺のUVカット率は80%前後ですが、帽子と併用するとUVカット率は95%前後と飛躍的に上がります。
是非帽子と併用してお使いください。
松本パルコ店 林