2025年9月24日 (水)

晩夏の奥秩父主脈の全山縦走へ!エピソードⅠ

こんにちは!町田店スタッフです。

暑い日が少なくなり、少しづつですが秋めいてきましたねmaple

山も秋めいている中、晩夏の奥秩父主脈の全山縦走に行ってきました。

奥秩父主脈と聞いてパッとしない方もいらっしゃると思います。

奥秩父主脈とは、瑞牆山荘から金峰山・甲武信ケ岳・雲取山などの名峰を経て奥多摩駅までのルートを指し、東西でおよそ70kmに及ぶ縦走路です。

一度に縦走するのであれば、おおよそ1週間かかります。

長い縦走路を先日、5泊6日で歩いてきました。

行程は以下の通りです。

1日目:廻り目平キャンプ場~小川山~八丁平~富士見平小屋~瑞牆山~富士見平小屋

2日目:富士見平小屋~大日岩~金峰山~朝日岳~大弛小屋

3日目:大弛小屋~北奥千丈ケ岳~国師ヶ岳~甲武信ケ岳~甲武信小屋~木賊山~甲武信小屋

4日目:甲武信小屋~西破風山~東破風山~雁坂峠~古礼山~笠取山~唐松尾山~将監小屋

5日目:将監小屋~大ダル~飛龍山~北天のタル~三条ダルミ~雲取山~雲取山荘

6日目:雲取山荘~雲取山~七ツ石山~鷹ノ巣山~六ツ石山~三の木戸山分岐~羽黒三田神社

   ~奥多摩駅

1日目

ルート紹介では山梨県側からでしたが、今回は奥秩父の末端から入りたかったので、長野県側からピークを取りました。

長野県に位置している廻り目平キャンプ場からスタート!

いきなり急登から始まり、心拍数を上げすぎないようにしながら登っていきます。

標高を上げていくうちに、徐々にごつごつした岩や巨大な岩峰群の姿が見え、迫力のある景色を楽しむことができますよ!

17586060005221(迫力のある岩峰群!)

そんなこんなでいつの間にか、小川山の山頂に。

小川山から西奥秩父の景色が楽しめるかと思いきや、山頂は樹林帯の中。

標識だけ撮影し、今日のキャンプ地の富士見平小屋へ。

17586059972951(標識がポツンとあるだけで人はおらず)

八丁平までなだらかな登山道を下っていきます。

小川山に行く登山者が少ないのか、たくさんの蜘蛛の巣が張り巡らされていて、気づかないで突っ込むと顔に蜘蛛の糸が引っ付き、不快な思いをしながら歩いてました(笑)

いつの間にか八丁平に到着。八丁平からもなだらかな下りを歩きますが、小さい沢があり地面がぬかるんでいて、歩くのに一苦労coldsweats02

ぬかるみを抜け出した後は一気に富士見平小屋まで。

富士見平小屋には12時半過ぎに到着。

何か食べたり飲んだりしたいなと思ったら、小屋はお休み。残念!

テントを設営したのち、瑞牆山へ。しかし、この時から空模様が怪しくなってきましたcloudrain

雨が降る前に何としても山頂に行かねばと、0.5倍の時間で登っていきます。

登っているうちに空はどんどん暗くなっていくばかりで間に合わないかと思いましたが、何とか間に合いました。

ですが…

山頂で撮影していると金峰山方面から大きい雷鳴がthunder

17586059929411(標識の奥が大きい雷雲)

瑞牆山も危ないと判断し、そそくさと富士見平小屋へ下山します。

雷の音を聴きながらの下山となったのは、反省ですcoldsweats01

何とか雨が降る前に到着し、夕食を食べて18時に就寝。

17586060020471(富士見平小屋。テント泊初めての人におすすめの場所です)

2日目

お昼前から雨が降るということで2時半に起きるはずが、時計を見たら4時。

何故でしょうか?不思議ですね。

普通に寝坊です(笑)

急いで準備して富士見平小屋を5時に出発し、大日小屋までは登り基調のなだらかな登山道を歩きます。

出発時から雨が降っていたので、上下ともにレインを着用しての行動。

そこから先は急登で大日岩と呼ばれる巨岩のそばを登っていき、砂払いの頭までいきます。

砂払いの頭からは森林限界を越え、金峰山の特徴の大きい岩のある登山道へ。雨により、岩は滑りやすくなっていて、滑らないように注意して歩きます。

雨で滑りやすくなった大きい岩たちに苦戦しながら、何とか金峰山の山頂へ。

17586059912111(山頂と巨岩)

17586059862871(途中、雨が止んで見えた富士山!)

雨も降っていてたので、長居せずに次の頂きである朝日岳へ。

朝日岳へのルートは細かいアップダウンがありますが、ゆっくり歩けば大丈夫ですよ!

1時間もかからず朝日岳の山頂へ。周囲の枯れ枝が奥秩父っぽさを表しています!

この頃には雨は止み、時折晴れ間が見えましたsun

17586059833531(朝日岳の山頂。景色が奥秩父っぽくなってきました)

17586059845501(枯木が多いのが奥秩父の特徴です)

今日のテント場である大弛小屋までは、300mほど下っていきます。

1時間もかからずに本日のテント場である大弛小屋に到着。

大弛小屋は日本三大峠の一つである大弛峠のすぐ側にあり、自家用車でアクセスすることも可能で、近くの国師ヶ岳や朝日岳などに日帰りでアクセスすることができますよ!

何か小屋で食べたいなと思って小屋に行ったら、お休みで小屋は空いておらず残念!

夕食の時間まで濡れた装備を乾かしながら、時間を潰します。その頃の天気はお昼前から雨が降る予報だったのが、何故か外れて時折晴れ間を見せてくれたり。

夕食を済ませて、19時前に就寝。その頃から空が突然明るくなったり、ゴロゴロと音がなったり。そう、雷ですthunder

日付が変わる前まで音がしたので、中々寝付けず。

3日目

この日は甲武信小屋までの行程でコースタイムでおおよそ7時間ほど。

夜中うるさかった雷も遠ざかり、天気は曇り空。

4時に小屋を出発。まずは奥秩父主脈の最高峰である北奥千丈ケ岳を目指し、整備された木の階段を登ってどんどん標高を上げていきます。

17586059744161(分岐点にある標識)

分岐で荷物をデポして、奥秩父主脈最高峰の北奥千丈ケ岳へ。標高は2601m。

最高峰ということもあって、頂上から見える景色には遮るものはありません!

次は国師ヶ岳。

北奥千丈ケ岳から15分ほどで到着。

こちらは日本二百名山の一つで、景色も最高ですよ!

17586059710861_2(まだ日の出前でした)

17586059666321(夜明け前の富士山)

休憩後、甲武信小屋に向けて少しずつ標高を下げていきますが、倒木や蜘蛛の巣が多く中々前に進ませてくれません!

17586059640061(朝日が樹林帯に差し込む瞬間。しかし、すぐにガスに巻かれました)

加えて、地図上では見えないアップダウンが多く、精神的・体力的にも打ちのめされましたcrying

そうこうしているうちに、甲武信ケ岳の最後の急登へ。

もうこの時には空は雨雲で覆われていて、今にも雨が降り出しそうrain急いで山頂を目指します。

そして、甲武信ケ岳山頂に到着。到着と同時に雨が降り出したため、写真だけ撮って甲武信小屋へ。

17586059604581 (静かな小屋です)

甲武信小屋に着いたら急いでテント設営し、中に避難。

雨が止むまで、ゴロゴロ・ダラダラしながら過ごし、雨が止んだ瞬間を見計らって木賊山へ。

木賊山の山頂は小川山と同じく、樹林帯の中で普通に歩いていると山頂とは気づきにくいです。

テント場に戻ったら、夕食を食べて就寝。小屋の方から、小屋番の方々の愉快な笑い声がhappy01

エピソードⅡへ続く

今回使用したおすすめアイテム

THE NORTH FACE

Expedition Dry Dot Crew S/S  ¥12,100(税込み)

こちらのアイテムはノースフェイスの最高峰ラインであるサミットシリーズに一つで、過酷でよりハードな環境で使用可能なウェアになっており、夏山シーズンの行動着に愛用しています。

速乾性があり、汗が多く出る夏山でも汗冷えを軽減します。

また、今年から防菌・抗臭の加工が施されているため、長期間の縦走で着用しても安心!

17586207098801

店頭で試着することもできますよ!

みなさまのご来店お待ちしております。

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