マウンテニアリング Feed

2025年6月27日 (金)

こんにちは。調布パルコ店、佐々田です。

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今回は、ギアのフィールドレビューです。今年アップデートされたカリマーの人気モデル、クリーブを避難小屋泊で使用してきました。

2023年にリリースされた後、日帰りから小屋泊まで、様々な山で見かけるようになったクリーブシリーズ。『コースタイム70%』がコンセプトのザックでファストハイクや長距離行動に対応する軽さと収納力を両立したモデルで、今年から40Lが新たに登場しました。

cleave 40

¥32,450(税込)

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今回はその40Lを使用してきました。計画ではテント泊でしたが、天気の関係で避難小屋泊に変更しました。しかし、せっかくなのでテントはそのまま持って登り、収納力を確認してきました。以下、使用した感想です。ちなみに登ってきたのは、群馬、新潟に連なる谷川連峰の平標山と仙ノ倉岳です。



○メリット


・ロールトップのため、実際の容量は40Lは超えている。収納力はかなり高い。また、調整も容易。


・ベスト型に近い作りの為、胸にも荷重が乗り、かなり軽く感じる。ザック自体も軽い。


・背中のフィット感は誰でもある程度合いそうな、フラットな背面。万人受けしそうな作り。


・ヒップベルト、ショルダーハーネス、メッシュポケットと、様々なポケットの利便性が高く、山行を快適にしてくれる。


・40Lは30Lよりもチェストハーネスの肩部分が厚め。テントを入れても積載荷重は問題ない。テント泊対応ザックと言える。



○デメリット


・後ろのメッシュポケットの入り口が伸びない。入れるもの次第では、収納が難しい。


・ショルダーハーネス部分のポケットの位置が、若干高い。ドリンクを入れると、取り出しづらい事がままある。背面長が長い方だと、ポケットの性能を発揮しきれない。

まず収納力ですが、こちらは旧モデルからの評判通り、かなり高いです。ロールトップで、開口部が広いので、容易にパッキング出来ます。また、容量をコンプレッションで調整しやすいため、様々なシーンに適応します。

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今回、テント泊と同じ状況を作るため、避難小屋に荷物をデポして山頂へ向かいましたが、調整するとこんな感じになりました。もう少しちゃんとコンプレッションすれば、さらに小さく見えそうです。今までのテント泊ザックであれば、アタックザックが必要でしたが、このザックであれば必要ないと思いました。ザック自体が軽く、コンプレッションで小さく出来、その際の重心調整も問題ありません。荷物を減らせるのは便利ですね。

収納力の高さと、汎用性を持ち合わせており、荷物次第ですが、2泊3日ぐらいであれば、テント泊にも対応するザックと言って差し支えないです。

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チェストハーネスはベスト型に近く、荷重分散がしっかり出来ています。元から軽いザックですが、更に軽く感じる様になっています。

背面はフラットで、メッシュで熱を逃す構造です。このフラットでソフトな背面は、割と誰でもフィットしやすいです。軽量ザックですが、背面パッドはしっかりしているため、背面がたわんだりする事はありませんでした。ショルダーハーネスとウエストハーネスと合わせ、フィット感を高めれば、カタログスペック以上の軽さを感じるはずです。

各所に配置されたポケットはかなり便利です。ショルダーハーネスのポケットは、今シーズンのモデルチェンジで改良された部分。間口が広くなり、ペットボトルから携帯まで、様々なものが入るようになりました。今回、片側に携帯2台、片側に500mlのソフトフラスクを入れましたが、かなり余裕がありました。行動食をプラスしても入ると思います。

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ヒップベルトのポケットは、よくあるタイプのポケットですが、メッシュが多少伸びます。そのため、ブドウ糖などの小さめの行動食なら問題なく入りますし、意外と便利です。

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背面のメッシュポケットは、ザックを下ろしてすぐに出せる物を入れましょう。自分はファーストエイドを入れたり、ウェットティッシュを入れたりしていました。すぐに取り出したい物を入れるためのポケットかなと思います。(画像は30L)

サイドのポケットは、よく伸びるので、ボトルを入れるのに十分です。また、トレッキングポールやテントポールもサイドに刺す場合、コンプレッションベルトも使用すれば、安定して固定し、背負う事ができます。

各所のコンプレッションベルトや、ドローコードはギアを外付けする際に便利です。底面にあるドローコードは、テント泊のクローズドセルマットの固定が出来るので、テント泊の際に便利です。個人的に外付けはあまりしないタイプですが、外付けをよくする方にはかなり便利です。

肝心の背負い心地ですが、かなり良かったです。背面の構造上、極端に身長が高くなければ合うとは思いますが、背面がフラットでソフトなフレームやパッドが入っているザックは、万人に合いやすいと思います。ベストタイプに近い造りなので、胸にも荷重が乗り、ウエストベルトも合わせて荷重分散が上手くできます。テント泊を視野に入れた場合、重量は10kg前後になります。荷重分散が出来るザックだと重さを感じづらく、歩行が楽になるため、この造りはかなり助かります。



このザックは上記の条件を、ほぼ満たしており、背負い心地はかなり良かったです。この辺りはさすがカリマーのザックと言ったところでしょうか。

デメリットの部分ですが、背面のメッシュポケットは中をパンパンに詰めると、入り口が伸びません。メッシュ部分が余裕がある造りなので、ここも伸びていればなお良かったと思います。自分はレインウェアを入れたい人なのですが、中の詰め方次第では、入り口から入りません。レインウェアを入れてからパッキングすると、取り出すのが面倒です。ここを20Lの背面ポケットの構造にして欲しかったと思いました。単刀直入に、ここは不満点でした。

ショルダーハーネス部分のポケットですが、身長次第では、かなり上にきます。自分の身長、173cmでも少し高いかなと思いました。個人差はありますが、身長が175cmを超えてくると気になりそうです。顔の近くまでポケットが来ると、ドリンクなどはかなり取り出しづらいと思います。これはLサイズがあれば解決しそうですが、現状ではMかSなので、個人差があります。実際背負ってみての感じで決める事になりそうです。人によっては、性能を発揮しきれないかもしれません。

ちなみに、レインカバーは付属していませんが、個人的にはロールトップモデルはレインカバーはいらないと思っています。中に対応したサイズのスタッフバックを入れ、防水した方がいいと思います。

ショルダーハーネスの部分はサイズ選びで解消できる方もいそうですが、背面ポケットはテント泊では使いづらく、入れるものは取り出しづらくならないように吟味が必要だと思います。

総評ですが、サイズが分かれていることもあり、汎用性の高いザックだと思います。日帰りから小屋泊一泊程度なら、30L。二泊以上の小屋泊からテント泊なら、40L。と言った感じで使い分けができるシリーズです。

40Lはテント泊ザックとして使用出来るスペックを十分に備えており、軽さと背負いやすさも相まって、非常に使いやすいザックに仕上がっています。また、各所のポケットやドローコードで、さらに利便性を高めています。

道具の軽量化や小型化等、時代が変わってくる中で、容量調整可能なロールトップモデルが台頭して来ました。ただ、ロールトップモデルは背面のパッドが柔らかすぎて、積載重量次第では使いづらい物も少なくありません。

このクリーブシリーズは、その点を解消しており、パッドで背負い心地を担保しながら、荷重分散をする事で、軽量さも相まって登山時の負担を軽減しています。

40Lのロールトップモデルは、現代のテント泊に求められるサイズとして適正で、ニーズをとらえたザックだと思います。現状、テント泊ザックの買い替えを考えている方にとっては、最適解のザックだと思います。もし今自分がテント泊ザックを買い替えるなら、このザックにすると思います。

多少の不満点はあれど、間違いなく使いやすいザックであり、現状の市場のニーズにカリマーが応えた最適解がこのザックだと思います。ぜひ店頭にてお試しください。

その他にも当店では、様々なギアやザックを取り揃えています。何か気になる事などございましたら、ぜひご来店いただき、お気軽にご相談ください。


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2025年6月 7日 (土)

こんにちは。調布パルコ店、佐々田です。

以前紹介したココヘリですが、現在入会キャンペーンを行っています。

ココヘリ「#SAFE FOR 」キャンペーン2025

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6/6~8/3までの入会で、入会費、年会費無料です。

ココヘリについての詳細は、以前のブログをご覧ください。https://blog.kojitusanso.jp/chofu/2024/11/post-c0e8.html

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この小さな発信機があなたと家族を守ります。昨今、山岳遭難の増えてきている中で、自身の登山を見直すきっかけになるかと思います。このお得な機会に、ぜひ入会をご検討ください。

その他にも当店では、様々なギアや登山靴を取り揃えています。その他、登山に関する疑問もお答えさせていただきます。何か気になる事などございましたら、ぜひご来店いただき、お気軽にご相談ください。


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2025年5月31日 (土)

こんにちは。調布パルコ店、佐々田です。



今回は商品紹介です。昨今の軽量化が進む中、軽量なアイテムが増えてきました。その中でGORE-TEXを使用したレインウェアは3層が主流で、どうしても重くなりがちでした。そんな中、マーモットから軽量なGORE-TEXのレインウェアが発売しています。

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Marmot / GTX Nika Jacket Ⅱ

¥29,480

GORE-TEX PACLITEを使用した、マーモットの軽量レインウェアです。メンズのLサイズで350gと、かなり軽量な部類に入ります。

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その重量を可能にしたのは、GORE-TEX PACLITEの使用によるもの。通常のGORE-TEXジャケットは表地ーGORE-TEXメンブレンー裏地、といった3層構造ですが、こちらのPACLITEは裏地を省き、メンブレンに直接コーテイングを施しています。そのため、裏地の分を軽量化することができ、機能は損なわずにキープすることを可能にしました。肌触りも、コーテイングのおかげで悪くないです。

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ポケットはハーネスに干渉しない、胸元に一つあります。また、普段使いであればハンドポケットも問題なく使用できるでしょう。

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フードも大きめなので、ヘルメットも問題なく使用できます。

身幅は若干広めで、あまりタイトではないので、普段用でも着回ししやすいジャケットです。GORE-TEXジャケットという事で機能性はもちろん申し分なく、様々なシーンで活躍すると思います。また、ゴワゴワ感もPACLITEは少ないため、着やすさも良好です。

そして価格も¥29,480と、価格を抑えています。汎用性の高さ、GORE-TEXであることを考えれば、かなりコストパフォーマンスの高い一品です。マーモットは登山ブランドでGORE-TEXを初めて採用したブランドでもあり、今も変わらずGORE-TEX製品のクオリティは安定して高い印象です。

タウンから日本アルプスまで、様々なシチュエーションで使用できるレインウェアです。ぜひご来店いただき、店頭にてお試しください。

その他にも当店では、様々なギアや登山靴を取り揃えています。何か気になる事などございましたら、ぜひご来店いただき、お気軽にご相談ください。


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2025年5月29日 (木)

2025年5月29日(木)~2025年5月31日(土)までの期間

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『100周年記念本決算最後の特別セール』を開催中です!

店内全品15%OFF!

※対象外商品:食品・燃料、書籍、特価・クリアランス品、お取寄品など

※免税販売はキャンペーン割引対象外

※セール・アウトレット製品は対象外になります。

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またプレミアムメンバーズにご入会いただきますと最大2,000pt進呈
講座に無料参加や、ゴールド会員様はなんと日帰りの登山学校も参加できてお得が満載
是非この機会にご入会くださいませ


お得なこの機会を是非ご利用ください!

また、マムートのサマーキャンペーンも開催しています。

「MAMMUT KIND OF SUMMER 」

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5月29日(木)より、「山が呼んでいる。MAMMUT KIND OF SUMMER」キャンペーンを開催

「夏」は山など大自然の豊かさを全て感じ、最高に楽しい季節です。

「マムートらしい最高の夏(MAMMUT KIND OF SUMMER)を楽しもう」をコンセプトに展開されるキャンペーン。

マムートは、長年培ってきた技術を活かしたプロダクトで、夏の山で感じられる無限の可能性を引き出します。

そして、さまざまな夏のスポーツで「PEAK」を目指す全ての人々を応援します。

この夏のシーズンに躍動する皆さまのパフォーマンスをサポートいたします。

対象のマムート製品を税込15,000円以上ご購入いただいたお客様に、様々な夏のアクティビティに便利なマムート・オリジナルマフラータオルをプレゼント。

※数に限りがありますので無くなり次第終了させて頂きます。

何か気になる事などございましたら、ぜひご来店いただき、お気軽にご相談ください。


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2025年5月14日 (水)

こんにちは。調布パルコ店、佐々田です。

今回は登山靴についての第二回。ミドルカットの登山靴についての解説です。

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ミドルカットの登山靴は、山で一番よく見る登山靴だと思います。

かくいう私も、日本アルプスを重い荷物を持って歩く時以外は、どの山もミドルカットで歩いています。

アルプスでも、小屋泊ではミドルカットで歩く山登山者も多く見られます。用途も多岐に渡り、分類は難しいものの、以下のような感じでしょうか。

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・ソールやアッパーが柔らかいシューズから、アプローチシューズなどの岩場を歩くための堅いモデルまで、種類の幅が広い。


・低山向け、混合のトレイル向けのソール形状のものが多い。アプローチシューズは岩場で立ちこみやすいよう、グリップ重視のソールになっている。


・低山向けは軽いモデルが多い。アプローチシューズは若干重量がある。


・ローカットとは違い、ほとんどのシューズで防水透湿素材が使用されている(GORE-TEX、アウトドライetc)
・その特徴から、一足目に選ぶ人が多い。



次にメリットとデメリットです。



▪️メリット


・比較的軽く、足首まわりのホールド力もあるため、脚力があれば一足で低山から高山までこなせる汎用性。


・足首周りがローカットよりも高いので、足首の捻転を防ぎ、ローカットより疲れにくい。


・最近はアプローチシューズも、低山のトレイルもしっかりこなせるようなモデルもある。



▪️デメリット


・汎用性は高いが、突出した特徴がない事が多い。
・ローカットより足首周りがホールドされている=自由が効きづらいので、走るには不向き。


・ハイカットに比べると柔らかいモデルが多いため、脚力がないと重い荷物を持ったテント泊には不向き。


以上のようになるのではないでしょうか。


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ミドルカットはその形状から、ある程度はシーンを選ばず使用できる汎用性の高さが魅力です。ただ、選択をミスすると中途半端になりがちです。一足目に選ぶと、なんだかんだでローカットやハイカットが欲しくなるというのは、誰もが通る道ではないでしょうか?



それでもその汎用性の高さは魅力で、一足目に選ぶのに最適なモデルです。私も一部のテント泊と雪山以外はミドルカットで、昨年の穂高連峰小屋泊縦走や、昨年の南アルプスのテント泊はミドルカットでした。向いている人は、以下のような人です。

・低山から高山まで一足でこなす登山靴が欲しい方。
・初めての登山靴で、どう選べばいいか迷っている方。
・アルプスの岩稜帯向けのアプローチシューズが欲しい方。
・低山向けで探しているが、ローカットでは足首が不安な方


とりあえず一足目はミドルカットという方も多いです。そして、考え方もそれでいいのかなと思います。実際にミドルカットは様々なシーンで使用が出来、ローカットとハイカットの特徴を併せ持っているため、困ったときはミドルカット、なんてことも多々あります。

ただ、突出した特徴がないため、慣れてくると最適解になる事が減ってくる事もあります。そのため、ハイカットやローカットと使い分けるなんてこともあります。

1足目に選ぶ靴として最適ですが、慣れてくると違うシューズも試したくなる。そんな靴です。靴の特徴をしっかり把握し、登山に役立てていただければと思います。

その他にも当店では、様々なギアや登山靴を取り揃えています。今回の記事のような内容も、丁寧にご説明させていただきます。何か気になる事などございましたら、ぜひご来店いただき、お気軽にご相談ください。


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2025年3月31日 (月)

こんにちは。調布パルコ店、佐々田です。

今回はお勧めザックのご紹介です。

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¥31,350
 



カリマーの人気モデル、クリーブがアップデートされました。

2023年にリリースされた後、日帰りから小屋泊まで、様々な山で見かけるようになったクリーブシリーズ。『コースタイム70%』がコンセプトのザックでファストハイクや長距離行動に対応する軽さと収納力を両立したモデルです。

以前から使いやすく、人気も高いモデルでしたが、今回はその利便性が更に向上しました。

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大きく変化したのは、ショルダーハーネスのポケットの形状。以前のモデルよりも収納力が上がりました。

ポケットが4つになり、細かく分ける事が可能に。そしてサイズもアップしたため、ボトルが容易に入るようになりました。こちらのメッシュボトルは伸縮性も高く、小さいものを入れても落ちづらくなっています。

この変更により、ザックを下ろさずに細かい物の出し入れが可能になり、ファストハイキングの際の使いやすさが向上しました。ハイドレーションに非対応になりましたが、ボトルをショルダーハーネスに入れられるので、こだわりがなければ問題ないでしょう。

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以前のモデルから好評だったロールトップや、メッシュポケットの使いやすさは相変わらずです。レインウェアや小さいマットなど、すぐに取り出せるメッシュポケットは、今やザックに付いていて欲しい機能の一つ。こちらも二つあり、使いやすいです。

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ロールトップに関しては、ULザックから流行ったように思いますが、容量の調整がしやすくなります。日帰りなど、持ち物が少ない時はロールして、小屋泊など荷物が多い時は伸ばして収納する等して、様々なシチュエーションに対応出来ます。ちなみにクリーブ30に関しては、メッシュポケットのとザックを最大まで伸ばした際の収納力で、表記以上の収納が出来ます。間違いなくMAX30L以上入ります。

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950gと軽量でありながら、背面パットやウエストハーネスがしっかりしており、ULザックと違い、ある程度の重量をパッキングしても、背負うのに支障がない造りです。

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今回、従来の20L、30Lに加え、40Lが新たにラインナップに加わりました。ショルダーハーネスが若干固くなっており、より高重量を担ぎやすくなりました。テント泊での使用にも十分な容量です。

元々人気で利便性の高かったザックですが、さらに使い勝手が向上しました。元から様々な状況に対応できるオールマイティなザックでしたが、その特徴に磨きがかかったと思います。初めての購入の方から、買い替え購入の方まで、誰にでもお勧め出来るザックです。ぜひ店頭にてお試しいただき、性能を実感してください。

その他にも当店では、様々なギアやザックを取り揃えています。何か気になる事などございましたら、ぜひご来店いただき、お気軽にご相談ください。


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2025年3月21日 (金)

こんにちは。調布パルコ店、佐々田です。

今回は先日の登山靴について、少し詳しく話したいと思います。今回はローカットの登山靴についてです。

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ローカットの登山靴は、最近主流になってきたイメージです。一昔前だと登山靴といえば、ハイカットで固く、重いというイメージだったと思いますが、今はそんな事もなく、ずいぶんと軽量になりました。

また、その他ギアの軽量化やトレイルランニングの流行に伴い、固いハイカットでなく、ローカットで山を歩く登山者が増えたように思います。その主な特徴は、以下のようになります。

・比較的ソールやアッパーが柔らかいシューズが多い。アプローチシューズなどは岩場を歩くため、堅いモデルがある。
・ソールが低山やトレイルランニングコースに向いているものが多い。
・ハイカットなどに比べ、軽い。
・最近では、人間の足をより自然な状態にする目的の靴も増えている。(ゼロフラット、)

次にメリットとデメリットです。

▪️メリット
・足首周りの自由度が効きやすいので、足捌きが軽快になる。
・軽く柔らかいので、ペースは上げやすい。脚力があれば、ローカットでどこの山も歩けない事もない(山岳レースに出るような方)
・歩行に脚力、技術が要求される分、山歩きのトレーニングには間違いなく最適。足を置く場所など、判断力の向上につながる。

▪️デメリット
・足首周りの保護力が弱く、ソールが柔らかいため、疲れてくると足首を捻ったり、足を置く場所の判断力の低下で事故につながる可能性がある。
・足首が低いため、歩き方に慣れていないと、靴に小石や泥など、異物が入りやすい。
・一般的な登山者では脚力が足りないため、岩稜帯には基本的に向いていない。

・かかと周りがずれやすいため、サイズ選びがシビア。

以上のようになるのではないでしょうか。

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昔言われていたミドルカットやハイカットに比べ、ローカットが捻挫しやすいという部分に関しては、半分正解で半分間違いです。足首の保護性能で足首をひねった際の、捻挫のリスクが軽減できるという科学的根拠はないという事のようです。

昔はバスケットボールでよく言われていましたが、NBAでロサンゼルス・レイカーズのレジェンド、コービー・ブライアントがローカットを履き、全試合出場し優勝を成し遂げた事で、定説を覆しローカットのバッシュが流行するきっかけを作りました。今ではローカットを履いてプレーする選手が増えましたね。歴代NO1シューター、ステフィン・カリーのシグネイチャーモデルも、ローカットが多かったです。

ただ、足首周りの自由度が高い分、筋力が要求され疲労が溜まりやすいのは事実です。疲労が溜まってくると、筋力が低下し、ひねった際に筋力で止まらなくなるので、捻挫のリスクは高まります。そういう意味で、ローカットが捻挫しやすいは半分正解で半分間違いです。

そのため、ローカットは使用シーンと使用する人を選びますが、うまく使えば使いやすいシューズと言えます。向いている人は、以下のような人です。

・ハイカットやミドルカットを所有していて、低山を軽快に歩く用に2足目が欲しい方。

・トレイルランをする方。

・登山の足捌きを向上させたい方

・トランス・ジャパン・アルプスレースなど、山岳レースに出たい方。

以上のようになるのではないでしょうか。山岳レースに出るような、強靭な脚力の方はローカットをチョイスすると思います。

ただ、上記に述べたようなリスクもあるため、それを理解して使用することも重要です。縦走登山の途中でリスクが起きてしまった場合、重大な事故につながる可能性もあります。ローカットの登山靴を購入する際は、自分がどこを目指すのかをハイカットやミドルカットよりもシビアに見極めてからの方がいいです。

どちらにしても1足目に選ぶ靴ではないと思います。靴の特徴をしっかり把握し、登山に役立てていただければと思います。

その他にも当店では、様々なギアや登山靴を取り揃えています。今回の記事のような内容も、丁寧にご説明させていただきます。何か気になる事などございましたら、ぜひご来店いただき、お気軽にご相談ください。


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2025年3月20日 (木)

こんにちは、調布パルコ店です!

   

本日から新しいキャンペーンがスタートしております!!

店内商品 OFF!!

   

この春から山登りなど、なにか新しいことを始める方!

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ぜひ、この機会をご利用ください!

  

 

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※ 一部、割引対象外品がございますので何卒ご注意ください

 

  

2025年3月19日 (水)

こんにちは。調布パルコ店、佐々田です。

(今回のブログ内容と写真は関係ありません)

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最近ブログやインスタで、トレーニングについて載せる事がありますが、足のトレーニングや体幹のトレーニングが主です。登山に必要な筋群を鍛えるトレーニングを載せています。



ただ、よく知るトレーニングが載らないという方もいるのではないでしょうか?このトレーニングはどうなのか?効果はないのか?などの疑問がある方もいると思います。



そこで今回は、トレーニングの種類について、少し踏み込んで説明させていただきます。参考にしてみてください。

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トレーニングにはおおまかに分けて、2つの種類があります。どちらも目的によって有効ですが、効果の出方が違います。



▪️多関節運動【コンパウンド種目】
2つ以上の関節、筋肉が動作する種目です。スクワット、デッドリフト、ベンチプレスなどがこれに当たります。
この種目は複数の筋肉が連動するため、複数の筋群を同時に鍛える事が出来、身体の連動性の向上を狙えます。
また、高重量を扱える種目でもあり、より大きな筋肉を鍛えるのに向いている種目です。



▪️単関節運動【アイソレーション種目】
1つの関節、筋肉が動作する種目です。
アームカール、レッグエクステンション、クランチ(腹筋)などがこれに当たります。
この種目は1つの関節のみ動かすため、1つの筋肉を重点的に鍛えるのに効果的です。狙う筋肉のみ鍛えるので、弱点部位の克服などで行う事が多いです。
1つの筋肉しか動作しないため、高重量を扱うのには向いていません。ただ、軽い重量でも効かせやすいというメリットもあります。



このように、目的により行う種目は変わりますが、登山向けのトレーニングは、ほぼ多関節運動です。というのも、登山自体の動きが身体の連動性が重要になるからです。



例えば、ただ歩くという一点でも、足の関節は足首、膝、股といくつかの関節が連動して動きます。下半身だけでなく、トレッキングポールを使用して歩けば、上半身も連動します。そのため、ふだんのトレーニングも、連動を意識した方がいいと考えています。



これまでインスタで紹介してきた種目は、全て多関節運動です。多関節を動かす事で、身体の連動性を高め、登山の際に動かしやすい筋肉をつける事を目的にしています。また、トレーニングによっては、連動性を意識しないとけがのリスクがあるため、普段から意識をするためにも多関節運動の重要性は高いです。

ただ、単関節運動が必要ないのかと言われると、そんな事もないのが難しいところ。例えば多関節運動では十分に鍛えられない部位もあります。上腕はその典型で、上腕三頭筋、上腕二頭筋は単関節運動で鍛えることが多いです。腹筋なども単関節運動で鍛えることが多い部位です。また、レッグエクステンションなど、足を鍛える単関節運動もあります。

そのため考え方としては、基本的には多関節運動を中心に、補助で単関節運動をしていくと全身をバランスよく鍛えられます。弱点部位などを集中的に狙う場合などに、単関節運動を入れていくといいでしょう。

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登山で足が疲れる、体が安定しないなどの悩みがある方は、ぜひ自宅でトレーニングを取り入れてみていただきたいです。自分自身、難しい山に挑戦するためにジム通いを始めましたが、体幹の安定や脚力向上で、登山のペースは上がりながらも、余裕が出てきたと思います。また、高重量を扱えるようになり、そちらも楽しくなってきて、一石二鳥になっています。皆様もぜひ自宅でできる範囲から、トレーニングを取り入れてみてください。

最後になりますが、登山の為だけでなく、運動習慣をつける事は人生において有益だと思います。登山の為でなくとも、少しづつ運動をしてみてはいかがでしょうか。好日山荘では登山のためだけでなく、「健康寿命延伸」の推進を行っております。好日山荘全店で、登山にまつわるトレーニングのご相談も承りますので、ぜひご相談ください。


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2025年3月17日 (月)

こんにちは。調布パルコ店、佐々田です。

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初めて登山靴を購入する際、どこを基準にするかわからないのが普通です。登山を始めるきっかけが何かで、選ぶ靴が変わったりしますが、購入しに来たお客様に必ず聞くようにしているのが、どこに行きたいか、です。

よく聞くのは、日本アルプスや富士山に行きたいか?です。行きたい山次第で選ぶ登山靴が変わります。

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低山しか行かない方や、普段履きも兼ねたい方にはローカットがオススメですし、山用でも低山メインなら、ソールやアッパーが柔らかいミドルカットをオススメしています。

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富士山や日本アルプスを歩きたいお客様には、ある程度ハードなトレッキングシューズを勧めます。また、2足目になる方は、テント泊等や残雪期の登山を視野に入れる方が増えるため、後ろコバの付いたライトアルパインシューズをオススメします。



このように、シューズは目的により選ぶ必要がありますが、一つ重要な事が、脚力によっても選ぶシューズが変わるという事。極論になりますが、本当に脚力があれば、雪山以外は足の自由度が高いローカットがベストです。本当に脚力のある方は、ですが。ちなみに、私では脚力が足りないので、ローカットは履きません。日本アルプスをトレイルランしている方や、トランス・ジャパン・アルプスレース(以下TJAR)に出る方等は間違いなく脚力があるので、ローカットで歩いていますね。

また、足幅によっても選ぶブランドやモデルが変わります。例えばですが、足幅が細い方が3Eの足幅のシューズを履くのは、怪我やアクシデントにつながるのでNGです。逆もまた然りで、足幅の広い方が幅の細いシューズを履くのも、無理と言って差し支えないです。また、無理やり幅で合わせて、甲の高さ、ヒールカップの形状など、他が合わないようでは本末転倒です。好日山荘で取り扱っているシューズに、性能の低いシューズはないと考えていますが、お客様に毎回のように伝えていることは「その人にとって、足に合えばいいシューズ。合わなければよくないシューズ」。これが登山靴を選ぶうえで、一番重要です。

店舗ではスタッフがお客様のサイズと足幅を見させていただき、ニーズに合った最適なシューズをお出ししています。お客様の登山に向いたシューズを購入できますので、ご安心ください。



一度に全て説明すると、恐ろしく長い文章になり、読んでいるだけで疲れるので、今後ブログやインスタで登山靴の選び方や、各々の特徴を解説していこうと思います。興味のある方はぜひご覧ください。

その他にも当店では、様々なギアや登山靴を取り揃えています。今回の記事のような内容も、丁寧にご説明させていただきます。何か気になる事などございましたら、ぜひご来店いただき、お気軽にご相談ください。


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こちらはブログとはまた違う内容となっております。登山の為の、自宅で出来るトレーニングの動画などもストーリーで上げてます。ぜひフォローして、ご覧ください。

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