2025年2月17日 (月)

【登山レポ】雪山登山 厳冬期の赤岳へ

こんにちは。調布パルコ店、スタッフSです。

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昨日の休みに、長野の赤岳に雪山登山してきました。

赤岳は八ヶ岳の最高峰であり主峰、日本百名山の一座です。

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雪山のレベルとしては本格的な雪山登山となり、ピッケルとアイゼン使用の基礎が必須になる山です。また、山頂付近は切れ落ちた場所も多く、致命的な滑落の危険性もあります。雪山登山を始めた方にとっては、一つの目標になる山だと思います。

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赤岳鉱泉で一泊し、次の日に赤岳に登って下山がポピュラーですが、この日は赤岳鉱泉の予約が取れなかったため、八ヶ岳山荘に前泊し、赤岳登頂、そのまま下山というルートで行ってきました。

八ヶ岳山荘は仮眠室があり、山小屋と変わらない睡眠が取れます。また、入浴が出来たり、ご飯が美味しいので、おすすめの山小屋です。ちなみに、自家焙煎のコーヒーは絶品で、コーヒー豆も購入出来ます。

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当日は天気が微妙で強風予報でしたが、天気図を見ると9:00過ぎには雲が抜け、風が弱くなりそうだったので、時間を逆算し、スタートを1時間遅らせ、5:00前にスタート。まずは美濃戸登山口まで歩き、南沢から行者小屋まで歩きます。

行者小屋までは緩やかながら、登り続けます。私はツボ足で歩き続けましたが、アイゼンやチェーンスパイクを装着している方も多く、12本アイゼンを装着した方が歩きやすいだろうとは思います。出発から2時間半程で行者小屋に到着しました。

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行者小屋から上を見上げると、完全に雲の中。雲が抜ける事を信じ、ここで休憩とエネルギー補給。装備を整えたら、赤岳にアタックです。樹林帯から結構な傾斜で、森林限界を越えれば、最大斜度40°の急登を登ります。アイゼンとピッケルを駆使し、ひたすら登っていきます。

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この辺りで先行者が強風のため下山してきましたが、この後風が弱まる見込みだったため、そのまま登り続け、文三郎尾根と阿弥陀岳分岐に到着しました。強風でしたが、風速は恐らく10mぐらいで、歩けない程でもなく、そのまま登り続けます。

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そうすると、徐々に雲が抜けて青空が見えてきました。気分も上がり、登っていくと、岩と雪のミックスになってきます。アイゼンを引っ掛けないように歩き、鎖も使えるところは使い、岩場をクリア。権現岳との分岐まで登ってくれば、雲が抜けて市街地まで見渡せるように!そのまま山頂へ登頂しました。

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山頂からは、360°パノラマ。富士山や日本アルプスを一望出来ます。雲は完全に抜け、その景色は正に絶景でした。強風だったため、赤岳天望荘の風が当たらないあたりに避難し、エネルギー補給。地蔵尾根に行こうか迷いましたが、ソロで強風ということもあり、文三郎尾根を戻り、下山開始しました。

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下りも急なので、気をつけながら歩きます。ピッケルを効かせて歩けば問題ありませんが、岩とのミックスになるとピッケルは刺さらないため、岩を掴むところと見極めながら、分岐まで下り、登ってくる方々と話しながら、そのまま行者小屋へ下山しました。ちなみに、分岐から見える阿弥陀岳へ続く稜線は、個人的に八ケ岳の中でも好きな稜線の景色です。

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その後は有名なアイスキャンディを見に赤岳鉱泉に立ち寄り、北沢ルートでやまのこ村まで下りたところで昼食休憩。その後、八ヶ岳山荘に下山し、お風呂に入りました。

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厳冬期の赤岳は雪山登山をする人にとって、一つの目標であり、私にとっても憧れの冬山でした。登頂出来たことで、自分のレベルアップも感じる事が出来ました。また、最終的に天気も良くなり、最高の雪山登山を楽しむ事が出来ました。雪山登山の目標に相応しい山だと思います。興味ある方はぜひ、当店でご相談ください。

■レイヤリング

常時着用
アンダー MILLET / ドライナミックメッシュ
ベース KARRIMOR / mountain zip-up

パンツ MILLET / ハードシェルパンツ

樹林帯歩行時着用(行者小屋まで)
シェル Rab / ソフトシェル

山頂アタック以降着用(行者小屋から下山完了まで)

ミドル / Rab テクニカルフリース
シェル Marmot / ハードシェル

■ギア

ザック MAMMUT / Trion38

ピッケル PETZL / サミットエボ

アイゼン Black Diamond / セラック クリップ

ヘルメット GRIVEL / サラマンダー

■手袋 

樹林帯歩行時着用(2枚重ね)

Black Diamond / ライトウエイトスクリーンタップ Mサイズ

Black Diamond / ミッドウエイトスクリーンタップ Lサイズ

山頂アタック以降着用(行者小屋~山頂ピストン時)

Black Diamond / グリセード(旧モデル)(2枚の上に)

当店では、雪山登山に必要なギアを揃えております。また、雪山登山の経験豊富なスタッフもおります。また、好日山荘登山学校では、机上講座から野外講座まで、雪山講習も行っております。疑問がありましたら、ご説明、ご案内をさせていただきます。是非、ご来店いただき、なんでもご相談ください。

皆様のご来店、心よりお待ちしております!!


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