こんにちは。調布パルコ店、スタッフSです。
(写真と内容は関係ありません)
登山は有酸素運動の中でも、負荷の高い運動になります。そのため、栄養補給は欠かせません。
体中のエネルギーが使われていくと、血糖値が下がっていきますが、著しく下がり、力が出なくなる状況をハンガーノック(シャリバテ)と言います。個人差はありますが、1時間の登山だと、約300〜400kcalを消費します。
そのため、登山中は細かい補給が必要になります。よくグミや飴などを口に入れながら歩き、休憩中に行動食でゼリーなどを食べていると思います。
そこで今回は、栄養素の説明も交えながら、登山に向いた食事をオススメしていきます。
三大栄養素のタンパク質、脂質、糖質の中でグラムあたりのカロリーが高いのは脂質ですが、吸収が早いのは糖質なので、有酸素運動中の栄養補給に向くのは糖質になります。
糖質の中で単糖類と多糖類があります。
▪️単糖類→ブドウ糖など。分解されず、吸収と血糖値上昇が早い。行動食向き。血糖値が急上昇すると眠くなったり、疲労は溜まりやすくなるため、食事向きではない。
▪️多糖類→でんぷん、グリコーゲンなど。単糖類に分解されてから吸収されるため、吸収と血糖値上昇が緩やか。朝昼晩の食事向き。吸収に時間がかかるため、行動食向きではない。
上記のような使い分けになります。以下は代表的な分類。
単糖類→ラムネ、飴、ゼリー飲料、和菓子
多糖類→米、パン、芋類、小麦
行動食はゼリー飲料が吸収が早く、オススメです。また、ラムネはブドウ糖が豊富なので行動食としては向いています。よくいいと言われるアンパンも、あんこが単糖類でパンが多糖類のため、バランスがよく、山中で食べるのにオススメしています。
食事は多糖類で。ちなみに脂質の中で、揚げ物は消化に悪いので、前日と当日の食事には不向き。基本的に山中で脂質は勧められていませんが、豚肉は糖質をエネルギーに変えるビタミンB1が豊富なので、オススメです。糖質を多めに摂りましょう。個人的に前日は肉うどんをよく食べます。水餃子もオススメです。
このように、食事に気を使うと、さらに登山が楽になると思います。ただ、山中で好きな物を食べる事も大事です。好きな物を食べると、精神的にいい影響を与えます。人間は思い込みで身体に大きな影響があります。好きな物を食べながら、栄養も少し気にすると、登山が更に楽しいものになるのかなと思います。
最後になりますが、登山の為だけでなく、食事に気をつける事は人生において有益だと思います。好日山荘では登山のためだけでなく、「健康寿命延伸」の推進を行っております。好日山荘全店で、行動食や山中での食事の相談も承っておりますので、ぜひご相談ください。
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