2025年8月26日 (火)

南アルプス縦走 塩見岳~白峰三山

こんにちは。調布パルコ店、佐々田です。

Img_5104

少し前になりますが、先月末に南アルプスを縦走してきました。

今回は日本百名山の塩見岳から、白峰三山を初日小屋泊、二日目テント泊という若干変則的な形での縦走でした。

Img_5058

Img_5063

Img_5070

初日は鳥倉登山口からスタートし、日本一高い峠、三伏峠を経由し、塩見小屋までの道のり。

Img_5078

Img_5083

途中で雷雨に見舞われ、若干急ぎ足で塩見小屋へ向かいました。塩見小屋越しに見える塩見岳は、日本百名山の生みの親、深田久弥曰く”漆黒の鉄兜”。見上げた塩見岳は、壮観でした。

Img_5089

夕方には雨も止み、南アルプスの名峰を一望する事が出来ました。この日は塩見小屋で小屋泊。こじんまりした小屋で、落ち着いて休めました。

Img_5090

Img_5093

Img_5096

二日目は4時にスタート。塩見岳を目指し、途中鎖場などもある急登を登っていきます。ある程度登って振り返った稜線が綺麗でした。

Img_5097

Img_5098

Img_5107

しばらく登っていくと、塩見岳に登頂です。登頂時刻がほぼ日の出時刻になり、山頂でご来光を見る事が出来ました。若干アクセスに難はありますが、塩見岳は間違いなくお勧めの名峰です。

Img_5116

Img_5122

Img_5123

この後、農鳥岳に向かってアップダウンを繰り返します。一度樹林帯に入り、途中で熊の平小屋を経由します。この小屋は水場の水量が潤沢で、小屋番の方も親切な山小屋です。こちらの前のベンチで昼ごはんを食べました。朝の8時に昼ごはんというのもどうかと思いますが。

Img_5125

Img_5129

Img_5133

ただ、鞍部まで降りた後、この農鳥沢に関してはかなり急峻な登りになります。手を使って登るところも多く、ダイナミックな登りを楽しめます。南アルプスの主要稜線では珍しいなと思いました。

Img_5135

Img_5136

農鳥沢を登り切ったら、この日の宿泊場所、農鳥小屋に到着です。ここで受付を済ませ、テントを張りました。そこで荷物をデポして、西農鳥岳へアタックしました。

Img_5140

Img_5143

西農鳥岳へ登頂した後、農鳥岳へ向かう途中で雨が降ってきたため、前日の雷雨もあり、怖かったので農鳥岳には行かず引き返しました。案の定、テント場まで戻ると、雷がガンガン鳴っていたため、農鳥小屋へ避難させてもらいました。この日、通過してきた塩見岳に落雷したようで、先に載せた塩見岳西峰の看板が裂けたそうです。そう考えると、かなり危ない状況でした。

Img_5147

天気が落ち着いた後は、水場で水を汲んだり、夕ご飯を食べながらのんびりしました。特にやることもないため、19時には就寝しました。

Img_5151

3日目は3時に起床、準備と撤収を済ませ、4時半に出発しました。間ノ岳へ向かって登ります。

Img_5156

Img_5159

Img_5160

綺麗な日の出や富士山を眺めながら、間ノ岳へ登っていきます。急登はあまりありませんが、ずっと登っていきます。3日目なので頑張って歩きます。

Img_5161

登っていくと、間ノ岳へ登頂です。こちらも日本百名山。他の山から見ると、間ノ岳は北岳を隠す程に大きな山なので、見晴らしも格別です。南アルプスのみならず、日本アルプスや御嶽山、乗鞍岳など様々な山を一望できます。

Img_5172

Img_5174

Img_5178

再出発し北岳に向かって歩いていくと、北岳山荘に到着します。ここで給水と休憩を済ませ、今回の最終目的地、北岳にアタックです。

Img_5186

Img_5187

Img_5179

Img_5183

北岳へはひたすら登りです。特に、八本歯のコルとの分岐以降はかなりの急登です。頑張って登っていきます。キツさで下を向くことも多いですが、そうすると高山植物を見れて、癒されるのでこれはこれでいい感じです。また頑張れます。

Img_5191

そうして登っていけば、日本標高第二位の山、北岳に登頂です。最高の景色と達成感で、テンションも上がります。南アルプス屈指の人気を誇る北岳ですが、登ると人気なのも頷けます。

Img_5199

Img_5200

Img_5205

少し休憩して、下山開始。有名な看板がある肩の小屋を通り、仙丈ケ岳を左に眺めながら下山していきます。草すべりの下りはかなり急なので、疲れている時は注意が必要です。滑落しそうな場所はありませんが、踏ん張れないと転倒するでしょう。

Img_5209

白根御池小屋から、北岳を振り返ります。長く歩いてきた山旅も、もう少しで終わると思うと、少し名残惜しくなりますね。

Img_5216

Img_5219

その後も下山を続け、無事に広河原まで下山し、今回の山旅を終了しました。

初日、2日目ともに午後は雷雨に見舞われましたが、これはこの季節の日本アルプスでは当たり前なので、特に気にならず、全日朝から好天の中を歩く事が出来、素晴らしい南アルプス縦走でした。南アルプスは個人的に好きな山域で、北アルプスと比べれば人が少ないので、機会があればぜひ行ってみてください。ただ、体力的に大変な山が多いので、計画と準備は入念にしてください。

レイヤリング

アンダー MILLET / ドライナミックメッシュ

ベース THE NORTH FACE / 長袖ベースレイヤー(ウール、化繊混)

ミドル Rab / テクニカルフリース

アウター THE NORTH FACE / レインウェア

レインパンツ MILLET / TYPHON WARM ST TREK PANT(旧モデル)

靴下 Darntough / Mountaineering Micro Crew Heavyweight with Full Cushion

ザック MAMMUT / TRION38



当店では様々なウェアやギアを取り揃えております。登山経験豊富なスタッフもおりますので、道具や山の疑問などでお困りの事などございましたら、ぜひご来店いただき、お気軽にご相談ください。


↓↓↓インスタやってます↓↓↓

Koujitusansou_chofuparco_qr_1

こちらはブログとはまた違う内容となっております。登山の為の、自宅で出来るトレーニングの動画などもストーリーで上げてます。ぜひフォローして、ご覧ください。

皆様のご来店、心よりお待ちしています!!


Photo

もっと深く山の事を知りたい。もっと難しい山に登りたい。

好日山荘プレミアムメンバーズではそんなお客様を全力サポートいたします☆

詳細はコチラ