ハイキング Feed

2025年1月29日 (水)

こんにちは。調布パルコ店スタッフです。

まだまだ寒い日が続き、日本海側では大雪も降っています。今年は昨年に比べ雪も多く、雪山登山を楽しめそうです。

これから雪山登山を始めようという方もいるかと思いますが、どこから登ればいいかわからない方もいるのではないでしょうか?今回はそんな方に向け、初めての雪山登山にオススメの山の紹介です。

▪️入笠山

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入笠山は長野にある、標高1,955mの山で、南アルプスの最北部に位置する山です。ただ、南アルプス国立公園には含まれていません。

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山頂近くまで富士見パノラマリゾートからゴンドラが通っており、距離も高低差もそこまでではなく、比較的登頂が容易な山です。山頂からは360°パノラマが楽しめ、南アルプスや中央アルプス、八ケ岳や遠くには北アルプスまで望むことが出来ます。

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また、途中には山小屋があり、宿泊も可能で、その中でもヒュッテ入笠は料理に定評のある山小屋です。(有名だったビーフシチューの提供は、昨年終了しています)

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私は2023年に登りに行きましたが、山頂まできついところも無く、山頂の景色も素晴らしいため、オススメしたい山です。富士見駅から無料送迎バスが出ており、アクセスも良好です。雪山登山の第一歩に是非登ってみてください。

当店では、雪山登山に必要なギアを揃えております。また、雪山登山の経験豊富なスタッフもおります。また、好日山荘登山学校では、机上講座から野外講座まで、雪山講習も行っております。疑問がありましたら、ご説明、ご案内をさせていただきます。是非、ご来店いただき、なんでもご相談ください。


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2025年1月26日 (日)

こんにちは。調布パルコ店スタッフです。

素材の話、第三弾という事で、今回は化繊綿のお話、その中で代表的なプリマロフトについて書きたいと思います。

▪️PRIMALOFT

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おそらく、化繊中綿の中で最も有名な素材がこのプリマロフトだと思います。アメリカの軍隊がダウンに代わる保温素材の開発を企業に依頼し、誕生しました。ダウンとは特徴が異なります。

・メリット
濡れても、保温力が下がりづらい。行動着にも使用可能。
洗濯機で洗えるため、手入れが楽。気を使わずに使いやすい。

・デメリット

重量当たりの保温力がダウンに劣るため、ダウンより重くなる事が多い。

ダウンより潰れないため、若干かさばり、携行性に劣る。

種類で用途が変わるため、選ぶのに若干知識がいる。

休憩から行動中まで、様々なシーンで使用出来る事が強みです。濡れても保温力が下がり辛く、ダウンに比べると通気性もあるため、雨天時や雪山の行動中にも使用可能です。また、種類も様々で、用途によって選ぶことができます。汗をよくかく行動量の多い登山や、雪山の様に濡れる恐れが多い登山では、化繊綿を選ぶ事が多いと思います。手入れも洗濯機で洗えるため、気兼ねなく使用できます。

ただ、素材自体の保温力はダウンに劣るため、中綿の量が増える分、重量が重くなりがちでかさばります。そのため携行性ではダウンに劣ります。最近ではダウンに近い性能の素材も出てきてはいますが、未だに休憩中の保温着としては、ダウンに軍配が上がります。

また、素材の種類によって特徴が変わるため、選ぶのに特徴の把握が必要になります。この辺りは登山用品店の店員に聞けば解決はするので、自分の使用したいシチュエーションを明確に伝えましょう。

以下、素材の特徴になります。まずは、グレードが3種類です。

シルバー→スタンダードなグレード。撥水、保温、通気と一通り持ち合わせる。特筆すべき欠点のない、まさにスタンダード。登山用のウェアに使用されるのは、主にこちらか、ゴールド。


ブラック→シルバーに比べ、撥水なし。保温、通気はさほど変わらない。安価で主に街用のウェアや手袋、ネックゲイター等の小物に使用される。

ゴールド→繊維が細かく、圧縮性と保温力が高い、最高グレード。板状の素材で、独立していないため、破れても飛び出しにくい。登山用のウェアに使用されることが多く、ビレイパーカーなどはこれが多い。

値段もブラック<シルバー<ゴールドの順になります。基本的にはシルバーかゴールドのウェアを選んでいただくと思いますが、ゴールドの中で、いくつか種類があります。

ゴールドインサレーションサーモプリューム

→ダウンの羽を模した素材で、550FP相当の保温力になります。もちろん濡れに強いです。この素材を使用したウェアを試着しましたが、かなりダウンに近く軽量なため、使い勝手はかなり良さそうです。

ゴールドインサレーションクロスコア
→ゴールドの素材に、エアロゲルという樹脂素材を入れ、保温力を更に高めたモデルです。通常のモデルよりも50%近く保温力が上がっています。


ゴールドインサレーションアクティブ

→通気性が高く、保温力を持たせながら通気性も損なっていません。アクティブインサレーションに使用されることが多いです。

以上、プリマロフトについての説明と種類分けでした。最近ではダウンを模した素材の登場で、より軽量でダウンに近いウェアなども出てきています。ダウン程気を使わず使用出来るため、特に冬は頼れるウェアです。またアクティブインサレーションなら行動中も使用しやすいです。用途の違いなどは、是非店頭で質問してみてください。

当店では、様々なウェアを取り揃えています。何か気になる事などございましたら、スタッフがご案内させていただきます。ぜひご来店いただき、お気軽にご相談ください。


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2025年1月24日 (金)

こんにちは。調布パルコ店スタッフです。

先日、カリマーのウェアをフィールドテストしてきました。レビューをしてみたので、参考にしてみてください。登った山は、山梨の岩殿山です。

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¥11,000

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表地のメッシュ

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裏地の起毛

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サムホール

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Octa cpcpを、編み込んでフリースにしたテクニカルフリースです。Octa cpcpを使用する事で、通気性がかなり高いミドルレイヤーです。保温性は1枚ではそこまでと言ったところですが、シェルジャケットを組み合わせる事で、通気を抑えると、かなり暖かくなるウェアです。

基本的にはミドルレイヤーですが、今回は冬のベースレイヤーで使用出来ないか、というテストをしてみました。以下、まずはメリットとデメリットを述べます。

○メリット
・通気性が高いので、オーバーヒートせず、快適に歩ける。
・シェルを上から着れば、かなり暖かくなる。低山で使用するなら、1枚持っていくウェアを減らせるかも。
・汗をかいても、しっかり吸汗してくれる。速乾性も、なかなか良い。特に表地のメッシュはかなり乾くのが早い。

○デメリット
・おそらく、高山の樹林帯では通気性が高すぎるため、レイヤリングは必須。寒い。
・生地が薄いため、ザックの相性次第では、生地が左右どちらかに寄ってくる。また、サムホールを使わないと、生地が捩れる。
・人によっては毛足のチクチクが気になる。インナーレイヤーで解決可能か?

以下、使用レポート

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大月駅をスタートし、畑倉登山口へ向かいます。歩き始めは空気は冷えているように感じても、体は暖かいという不思議な感じです。ただ、歩き始めて10分ほどで袖の捩れと、生地の寄りを感じ、通してなかったサムホールに指を通しました。通すとどちらも改善されましたが、基本的にはサムホール使用が前提になりそうです。また、背中に若干のチクチクする感じがありました。個人的には気にならないレベルでしたが、人によっては不快感になるかもしれません。今回はミレーのドライナミックメッシュの上でしたが、ファイントラックのドライレイヤーの方が、チクチクは軽減されそうです。

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その後、畑倉登山口から登り始めますが、登り始めると暑くなります。そうなると、素材の通気性が活きてきます。蒸れず、快適に歩けます。また、汗処理能力も高く、特に表地のメッシュはすぐ乾きます。汗を袖で拭ってから、10分ほどで乾いていました。ただ、相変わらず多少の生地の寄りは感じます。

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岩殿山の山頂に到着し、見晴台で休憩します。この時、シェルを上から着ていましたが、こうすると素材の通気性が抑えられ、保温性が発揮されます。ここに来るまでのひんやりした感じはなくなり、暖かさを感じました。Octa cpcpの汎用性の高さを実感します。

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ここから鎖場に行き、稚児落としを目指します。シェルを着たままでは暑いので、またベースレイヤー1枚です。汗をかいても、中の起毛生地はしっかり汗を逃がしてくれます。表のメッシュに逃がして、汗を乾かす感じではなく、起毛している裏地が吸汗し、乾かしてる感じです。そのため、汗の量が増えすぎると保水しきれなくなりそうです。冬ならば問題ないでしょう。



鎖場では特に問題はありませんでしたが、生地自体はストレッチしないため、クライミングだと使いづらいかもしれません。また、強度も高くはないので、引っ掛けたら破れると思います。通常の登山でそんなシーンはないので、問題にはなりませんが、枝などには気をつけましょう。

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下山し、電車に乗りました。その時点で、既に汗は乾いており、一日中汗で不快感を感じる事はありませんでした。性能の高さは想像以上で、これから使う頻度が増える事は間違いないウェアです。1軍入りです。

以下、結論になります。
○ベースレイヤーとして使用可能。ただ、若干工夫が必要。クルーネックタイプがあるため、ベースレイヤーならこちらを推奨。ベースレイヤーとしては尖った性能のため、基本はミドルレイヤー。



まず、厚手のベースレイヤーとして使うのは問題ないですが、人によってはチクチクが気になりそうです。また、生地の寄りと捩れはベースレイヤーとしては、かなり気になります。サムホールを通せば袖は問題なくなり、ウエストベルトで寄りも軽減出来ます。しかし、ULザックなどのウエストベルトが細い物だとずれてくると思います。



通気と保温に関しては、全く問題ないです。吸汗速乾も良く、軽量と性能はかなり高いです。今回はベースレイヤー運用でしたが、ミドルレイヤー使用で、運動量の多い方ならポーラテックアルファダイレクトとの2択になると思います。使用頻度もかなり高くなりそうです。

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ベースレイヤーとしての使用であれば、フルジップよりもクルーネックタイプの方が使いやすそうです。ジップがある分、更に寄ってくるのが気になるので、クルーネックならその心配もなさそうです。首周りの保温はネックゲイターでしましょう。

サイズ感ですが、ベースレイヤーにするか、ミドルレイヤーにするかで変わると思います。173cm/67kgの私だとベースならM、ミドルならLを選ぶと思います。多少手が長い事もありますが、Mだとサムホールに指を入れると、長さがギリギリです。この辺りは、店頭で試着してお選びいただければと思います。

以上がレビューになります。ミドルレイヤーながら、ベースレイヤーでも使用出来る、かなり汎用性の高いウェアです。用途によってサイズと、クルーかジップかを選んでいただければと思います。機能は間違いなく高いため、オススメ出来るウェアです。ぜひ、店頭で試してみてください。

当店では、様々なウェアを取り揃えています。何か気になる事などございましたら、スタッフがご案内させていただきます。ぜひご来店いただき、お気軽にご相談ください。


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2025年1月18日 (土)

こんにちは!好日山荘調布パルコ店です!

先日大野山に行ってきました(* 'ᵕ' )☆
大野山は神奈川県山北町に位置していて、山頂からは綺麗な富士山、丹沢湖を見ることができます!

今回はJR御殿場線 谷峨駅からスタートして、山北駅に向かうコースにしました!

最近では志田未来さんが主演のテレビ東京のドラマ 下山メシ3話でも紹介されていました!

4月から11月頃まではヒルに注意が必要ですが、この時期は大丈夫でした!

谷峨駅から登山口に向かうまでは所々に案内板があり、非常に分かりやすかったです。途中の橋は最大10人までしか同時に渡れないそうです。(パルコのエレベーターの制限人数より少ないです笑)

登山道に入ってからも途中途中で車道(?)に出るのでガッツリ登山!という感じではありませんでした。

途中にはバイオトイレもありました!
地元の方が作ったと思われるジャムや漬物も販売されていました。今回は梅ジャムを購入しました!
家に帰ってからクラッカーに載せて食べたのですがすごく美味しかったです!山崎さんありがとうございます!!

先に進んで行くとうさぎさんが「東京スカイツリーと同じ高さ」という看板を持って登場🐰

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風はとても強かったですが所々にいる動物たちの像に癒されていました(*´ω`*)

山頂からは大きな富士山!!!
が見えるはずなのですが少し曇っていたので綺麗な富士山は見えませんでした( ; ; )またリベンジしたいです。

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地蔵岩コースから下山しようとすると薫の野牧場というところに放牧されているウシさんが!!!かわいい!!!!!!!!!!ウシさんに会えたらラッキーらしいです(^-^)v

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さらに下っていくとまたまた「東京スカイツリーと同じ高さ」という看板と共にうさぎさんと天狗(?)さんが!

登山口を抜けると住宅街の中に名物姉妹、丹沢クリステル・キャサリン姉妹が!

道中には店主さんも雰囲気もとても素敵なカフェにお邪魔しました。飲んだことがないマンデリンという珈琲をいただきましたがすっっっっごく美味しかったです!持って帰りたいくらい美味しかったです!!次来た時は別の珈琲も飲んでみたいです!

スタッフAの2025年登り初めは大野山でした!

今年もたくさんの山に行けるといいなぁと思っております。

今年もよろしくお願いいたします。

2025年1月17日 (金)

こんにちは。調布パルコ店スタッフです。

先日、フリースの素材についてブログを書きましたが、今回は主にダウンについて書きたいと思います。

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インサレーション(保温着)の代表的で、真っ先にあがるのが、ダウンではないでしょうか。街着でも着ている人が多く、冬の時期には購入に来る方も多数います。ただ、意外に特徴は知らない方も多いのではないでしょうか?

・メリット
グラム数あたりの保温力が高く、軽い。
小さく収納出来るため、携行性が高い。

・デメリット
濡れると保温力低下。行動着には向かない
手入れが若干面倒

テント泊や好天時の休憩中に着用する事が多くなります。軽くて暖かく、保温力が高いため、防寒ウェアとしてよく選ばれます。特に真冬のテント泊等で荷物が増えると、軽量で小さく収納出来るダウンは重宝します。キャンプでは運動量が少ないため、ダウンを選ぶことになると思います。

ただ、水濡れに弱く、一度濡れると保温力が極端に低下します。これは雨や雪のみならず、自分の汗による濡れも原因になります。モデルによっては生地やダウン自体に、撥水加工をしているモデルもありますが、基本的には行動中には着用せず、休憩時に着るウェアになります。また、家で洗濯する際は洗剤が専用の物が必要だったり、クリーニングに出した方が良かったりと、手入れが若干面倒です。

○フィルパワーとは?(以下FP)
一般的にFPが高い製品が暖かいと思われていますが、これには若干の注意が必要です。
FPとはグラムあたりの羽毛の膨らみ具合(かさ高)の数値で、数値が高いほど空気を含み、保温力が高くなります。そのため、数値が高いと、少ない量で保温力が高く、軽量なダウンになります。ただ、FPが低くても、ダウン量が増えれば、多少重量が増えても暖かくなるという事でもあり、一概にFPだけで判断は難しいです。
一般的に650FP以上が高品質と言われており、登山ブランドのダウンに関しては、650FP以上の商品が主になっています。

○ダックダウン グースダウン

ダウンというくくりでも、ダックダウンとグースダウンがあります。ダックダウンはアヒルの羽毛で、グースダウンはガチョウの羽毛です。一般的にはグースダウンの方が高品質と言われており、高価になっています。中にはホワイトグースという超高級ダウンを使用しているブランドもあります。

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○フェザー

ダウンウェアの表示を見ると、フェザーの表記がありますが、フェザーはかさ高が高くなり、型崩れを防ぎます。保温はダウンが担う部分が大きくなりますが、フェザーも欠かせない素材です。

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以上、ダウンについての説明でした。最近ではダウンと化繊の混合のウェアが出ていたり、ダウンウェアの素材でなく、裏地に熱反射する生地を使用し保温力を高めるウェアなども出てきています。使用や手入れに気を使う部分はありますが、冬はもちろん、夏のテント泊等でも頼れるウェアです。是非一度使用してみてください。

当店では、様々なウェアを取り揃えています。何か気になる事などございましたら、スタッフがご案内させていただきます。ぜひご来店いただき、お気軽にご相談ください。


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2025年1月11日 (土)

こんにちは。

冬の登山に欠かせないウェアが、保温着、いわゆるインサレーションと呼ばれるウェアです。主な素材として、フリース、化繊綿、、ダウンの3分類になると思います。

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その3分類に関しては皆様もご存知だと思いますが、その細かい素材の分類はわかるようでわからない、という方も多いのではないかと思います。今回は、その中でフリースによく使用される、ポーラテックとオクタの二つの素材について、大まかに説明したいと思います。


▪️POLARTEC
今当たり前に着られているフリース。この歴史はポーラテックから始まりました。パタゴニアとの共同開発で開発されました。今は主にフリースやアクティブインサレーション、ベースレイヤーに使用されています。2つのカテゴリーは、以下。

○インシュレーションカテゴリー
アルファダイレクト、アルファ、ハイロフト等
左から通気性に優れ、右にいくにつれ、保温性に優れています。速乾性にも優れているため、保温力が落ちづらいです。私もアルファダイレクトのウェアを使用していますが、夏の高山から冬山まで、オールシーズン欠かせないウェアです。(以下の写真がアルファダイレクト素材)

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○ベースカテゴリー
パワーグリッド、パワーストレッチ
パワーグリッドは、格子状に素材を配置する事で、肌当たりが良く、線から通気するため保温と通気のバランスが良好です。パワーストレッチは4方向に伸びる、運動量の多いユーザーに人気の素材。どちらも冬向けのベースレイヤーになります。


▪️Octa
日本の企業、帝人フロンティアが開発した化繊素材。その登場以降、市場に多くの製品が出て、大きなインパクトを与えました。
特徴は中を空洞にした、8本足の配列のタコ足型のポリエステル素材。中空部が通気しつつ、保温もするため、バランスが取れています。また、速乾性にも優れており、今では各メーカーから様々な製品が発売されています。カテゴリーは、以下2つ。

○Octa

表面はニット素材で裏がループ状になっており、保温性と通気性のバランスを取ったタイプです。特に保温性が高く速乾性があり、軽量な為、アクティブフリースに最適な素材です。(以下写真)

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○Octa cpcp

表面がメッシュで、裏がOctaのループを崩したような起毛をしています。Octaよりも通気性に特化しており、さらに軽量なタイプになります。速乾性も高い為、ミドルレイヤーのみならず、雪山でのベースレイヤで使用するユーザーもいる様です。(以下写真)

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代表的な2つの素材をご紹介しました。どちらも使用したことがありますが、シチュエーションによって使用するウェアが変わります。どちらも機能は素晴らしい為、ご自身に合った物を選んでいただければと思います。

今後、他の化繊素材やダウンについても解説していきたいと思いますので、よろしければご覧ください。

当店では、様々なウェアを取り揃えています。何か気になる事などございましたら、スタッフがご案内させていただきます。ぜひご来店いただき、お気軽にご相談ください。


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2025年1月10日 (金)

こんにちは。調布パルコ店スタッフです。

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皆様は、もう登り初めはしたでしょうか?私は1日の深夜から初日の出を見に、丹沢へ登りにいきました。

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今回は渋沢駅から歩いて30分ほどの場所にある、出雲大社相模分祠で初詣を済ませ、そこから歩き始めました。

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渋沢駅から大倉までは普段なら、1時間に2本ほどバスが出ていますが、もちろんこの時間には運行していないため、徒歩で大倉まで向かいます。ほぼ平坦な舗装路で、車も少ないです。しかし、この日は同じ目的の登山者が多く、夜道も特に問題なく、大倉に着きました。大倉は土日の昼間並の人出でした。

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そこからは、深夜の大倉尾根を登っていきます。相変わらずのキツさですが、この日は初日の出を見に来た登山者も多かったため、珍しい雰囲気の中歩きました。途中の見晴茶屋からは市街地がうっすら見えます。

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花立山荘直下に来ると、木々が低くなり、市街地が見えます。湘南の夜景が一望出来、これを見る度にナイトハイクの魅力を感じます。また、ここで立ち止まり、ライトを消して空を見上げてみると、星が綺麗に見えます。高い所から見る星々は、毎回感動を覚えます。iPhoneでは上手く撮影できないのが残念ですが、機会があればぜひ見てほしいです。

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この後も登り続けると、塔ノ岳の山頂に着きます。展望が素晴らしい山なので、毎年、初日の出を見に来る登山者で賑わう山のため、4時ごろから既に多くの人がいました。二年前にここで初日の出を見ていたため、今回はここではなく、三ノ塔が目的地のため、ここから表尾根を歩きます。

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丹沢表尾根はヤビツ峠から塔ノ岳へと伸びる尾根です。このルートはアップダウンが多くあり、鎖場や痩せ尾根もあるなど、初心者のステップアップにオススメのルートです。また、木々の背が低いため、見晴らしも良く、天気が良い日にぜひ歩いてみていただきたいです。

暗い中を歩くので、慎重に足元を確認しながら歩きます。特に鎖場や痩せ尾根は滑落の危険性もあるので、いつもよりゆっくり歩いて、何座か通過し、三ノ塔に到着しました。

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三ノ塔は綺麗な避難小屋があり、そこで休憩しながら日の出を待ちました。三ノ塔は360°パノラマで、塔ノ岳ほど人が多くなく、落ち着いた雰囲気でした。南アルプスまで見えるこの山頂へは、ヤビツ峠からアクセスでき、途中危険個所も無いので、ぜひ訪れていただきたい山です。

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天気がよかったので、初日の出も綺麗に見え、赤富士も見事の一言です。いい一年のスタートが切れました。

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その後はヤビツ峠に下山し、バスまで時間があったので、蓑毛まで下りました。

このルートは舗装路歩き含め、20km越えのコースで、歩き応えがありましたが、初日の出を含め、いい登り初めになったと思います。ただ、いかんせん深夜は寒かったため、歩く際のレイヤリングは重要です。

レイヤリング

アンダー MILLET / ドライナミックメッシュ

ベース marmot / 長袖ベースレイヤー

ミドル Rab / テクニカルフリース(常に着用)

シェル Rab / ソフトシェル (塔ノ岳から三ノ塔までと休憩中着用)

アウター Patagonia / レインウェア(休憩中着用)

パンツ MILLET / TYPHON WARM ST TREK PANT(旧モデル)

ナイトハイクは防寒はいつも以上にして登山することが必要です。また、ご来光を待つ間等、停滞時間が長い場合は、防寒小物が増えます。今回も、日の出を待つ時間が一番寒かったです。当店では様々なウェアや小物を取り揃えております。道具や山の疑問などでお困りの事などございましたら、ぜひご来店いただき、お気軽にご相談ください。


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2025年1月 8日 (水)

こんにちは。

本日は、期間限定お買い得商品のご紹介です。

LA SPORTIVA / TRANGO TOWER GTX

¥63,800→¥44,000

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アルプスを歩いていると、良く見るこちらのシューズは、名品の多いスポルティバのシューズの中でも、フラッグシップモデルとも言えるモデルです。

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ソールの剛性とアッパーとのバランスがよく、岩稜帯での安定感に優れます。長期間の縦走や、岩稜帯での歩行での信頼性の高い登山靴です。

そして、足首周りが3Dフレックスという、柔らかく動かしやすい造りになっています。また、ソールの先端はクライミングゾーンがあります。これにより、テクニカルな岩場での立ち込みやグリップしやすく、穂高連峰の岩場等でも、安定しやすい登山靴です。

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後ろコバがあるため、セミワンタッチアイゼンが装着出来、残雪期や雪渓歩きも苦にしません。

このように、どんなシチュエーションでも頼もしい、オールマイティな登山靴となっています。

こちらのライトアルパインシューズが期間限定で、このお値段となっています。物価高で登山用品も値上がりする中、この額でこのシューズが購入できる機会は、あまりないです。足が合えば素晴らしい商品なので、是非店頭にて試履きし、その性能を実感してください。

当店ではその他にも、エントリーモデルから、アルパインシューズまで、様々なシューズを取り揃えております。ぜひご来店いただき、お気軽にご相談ください。


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2025年1月 6日 (月)

こんにちは。調布パルコ店スタッフです。

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先月末、登り納めに高尾山に行ってきました。今回はトレーニングも兼ねて、ナイトハイクしてみました。

高尾山は登山者数でギネス世界一の山ですが、夜になれば昼の賑わいが嘘のように、静かな山です。

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高尾駅から歩いて行くと、蛇滝登山口があり、手前にトイレがあるため、ここでヘッドライトを装備等、休憩と準備をします。この後は街灯のない暗闇の登山道を歩きます。

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少し林道を歩くと蛇滝に着き、ここから登っていきます。普段なら急登や危険箇所はありませんが、暗い中歩くので足元に注意して歩きます。特に下りは足元がライトから遠くなるので、注意が必要です。

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普段なら人で賑わう4号路の吊り橋も、夜は全くの静寂です。聞こえるのは自身の足音、呼吸音、熊鈴の音。時々、獣の声がするぐらいです。自分の世界に没頭できる時間が長いのが、ナイトハイクの魅力ではないでしょうか。

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そのまま歩き続けると、山頂に着きます。山頂に一人だけ人がいましたが、それ以外は人とは会わず。普段なら人の多い高尾山なので、この感じは違和感すら覚えます。しかしながら、599mの高さからの夜景はなかなか見れる事も無いので、一度は見ていただきたい景色です。

下りは6号路で下りましたが、足元が怖いので、ゆっくり歩きました。無事に高尾山口駅に到着し、一安心して、帰路につきました。

ナイトハイクは人の少ない中、静かに歩けるのが魅力ですが、やはり暗闇の中を歩くため、注意すべき点が多くあります。

1.最初は距離は短めに歩いた方がいいです。足元が見えづらい、木の根等を踏みやすいなどで、昼間よりもかなり体力を使います。そのため、距離は昼間では少し物足りないぐらいでいいと思います。

2.コースタイムより速く歩ける体力がある方がいいです。特に下りは普段より気を使い、予想以上に時間がかかります。速く歩けるぐらいの山でないと、想定外の事態が起きやすいです。

3.歩き慣れた山以外は避けた方がいいです。普段から歩き慣れたコース以外だと、道がわからなくなります。また、地図アプリは必ず入れて、こまめにチェックしましょう。

4.装備を普段より持ちます。当然ですが、昼よりも冷え、防寒着は必要です。雨が降った場合、さらに寒くなります。また、夜行性の獣も多いので、熊鈴は携行必須です。



以上のような注意点があります。危険度が昼間よりかなり高いので、積極的にオススメはしませんが、慣れてくれば新たな刺激になるので、挑戦してみてもいいと思います。その際は、くれぐれもお気をつけて登山してください。

レイヤリング

アンダー MILLET / ドライナミックメッシュ

ベース THE NORTH FACE / 長袖ベースレイヤー(ウール、化繊混)

ミドル Rab / テクニカルフリース(常に着用)

シェル Rab / ソフトシェル (休憩時のみ着用)

アウター Patagonia / レインウェア(未使用)

パンツ MILLET / TYPHON WARM ST TREK PANT(旧モデル)

ナイトハイクは昼間と違い、日が当たらないため寒さが増します。防寒はいつも以上にして登山することが必要です。当店では様々なウェアを取り揃えております。道具や山の疑問などでお困りの事などございましたら、ぜひご来店いただき、お気軽にご相談ください。


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2025年1月 5日 (日)

皆様、新年いかがお過ごしでしょうか。登り初めをされた方、これから登り初めをする方、多数いらっしゃると思います。今回はそんな方々にお得なセールのご紹介です。

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昨日までの第一弾に続き、新春特別企画といたしまして

店内定価の商品15%オフ!

(食品、書籍、燃料、セール品、お取り寄せ品は対象外)

さらに!

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皆様のご来店心よりお待ちしております☆


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