マウンテニアリング Feed

2024年12月28日 (土)

こんにちは。

今年も残すところ、あと4日となりました。皆様はどのような山行をした1年だったでしょうか。もし、当店がその一助になっていれば、嬉しく思います。

登山用品店で仕事をしていると、様々なギア、ウェアを販売しますが、同時に自身で買い物をする機会も増えます。やはり、自身で使用しているギアはお客様にも勧めやすいです。そのため、今年も毎月のようにギアを購入していました。

今回はそんな購入したギアの中から、私的にTOP3を選んでみました。あくまで個人的な使用感ですが、皆様の買い物の参考になればと思います。

3位 MILLET / DRYNAMIC MESH 3/4スリーブ

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3位はミレーの名品、ドライナミックメッシュです。
以前は他社の商品を使用していましたが、同僚のススメもあり、こちらを使用してみました。
結果、汗処理能力の高さに驚きました。ベースレイヤーへの移動が以前よりも早くなり、山行が終わった後の肌の感覚が、以前よりも良くなったと思います。つまり、汗を遠ざけて、汗冷え軽減の能力が高いという事です。


こちらを購入して以降、どこに行くにもこれで、雪の立山にも、低山にもこれで行きました。オールマイティでシチュエーションを選ばないという事も、満足度が高かった一因です。私は山に行くときは必ず長袖のため、3/4スリーブを選んでいます。


3位の理由ですが、上位二つが強すぎたためで、汎用性で言えば、こちらが今年もっとも高かった購入品です。



2位 LA SPORTIVA / BOULDER X MID GTX

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2位はスポルティバのアプローチシューズの名品、ボルダーX MID GTXです。
今まで使っていたライトアルパインシューズを、ソール張替えに出したため、アルプスをはじめとした高山での使用のために購入しました。


ソールのグリップが良く、岩場でしっかりグリップしてくれるため、アルプスでの安心感が抜群でした。今年はこのシューズで南アルプス、穂高連峰縦走等、いろいろな山を歩きました。ジャンダルムではその性能が、余裕を持って歩けた最大の要因だと思います。また、ソールとアッパーの硬さが程よく、低山もこなせるので、様々な山を歩けました。


1位と迷いましたが、自分の足だと、この靴は若干幅が広く、全体的なフィット感が1位に劣るため、2位にしました。



1位 MAMMUT / TRION38

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1位はマムートのアルパインザック、トリオン38です。
ザックは22、30、55と3サイズ持っていましたが、アルパインザックはなく、雪山でも使用可能なザックを探していて、調布店でも取り扱いのあるこちらに決めました。ちなみに他店に行ったりで、全部で50個ぐらいザックを背負って、迷った挙句、こちらに決めました。


自分の背中にはしっかりフィットし、ウエストベルトの締まりも良く、ショルダーストラップのポケットも使いやすいという印象です。また、カラビナループや、ピッケルホルダーもしっかり常備。ロープもホールド出来ます。ザックの中にはアバランチギア(雪山のスコップ、プロープ)を入れるポケットもあるなど、自分が欲しい機能が完璧に揃っていたため、購入しました。

雨蓋は取り外し可能で、ロールトップ出来るため、日帰りでも使用できます。流石に夏は背面パットがフラットなので低山では暑すぎますが、アルプスでは問題なく使用出来ました。穂高連峰縦走、冬の立山等では思った通りに活躍してくれました。まだ小屋泊と日帰りでしか使用していませんが、今後はミニマムなテント泊でも使用したいと思います。

1位の理由ですが、今年購入した中で最もニーズに合った商品で、フィット感も良かった事です。また、今後の必要性を考えても、こちらが1位かなと思いました。

以上が今年の私的な購入ギアTOP3です。皆様も是非、今年の購入ギアを振り返り、来年のお買い物の指標を建てていただければと思います。

当店では、ギアやウェアを取り揃えています。何か気になる事などございましたら、ぜひご来店いただき、お気軽にご相談ください。


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2024年12月27日 (金)

こんにちは。調布パルコ店スタッフです。

登山の歴史の中で、登山道具の軽量化は切っても切れない物です。

現在、登山道具は軽量化が著しくなっています。実際には以前からクライミングなどで、ギアの軽量化が進んでいましたが、日本でも2010年辺りからガレージブランドの台頭などで、ウルトラライト(以下UL)と言われるスタイルが流行り出し、今では一つのスタイルとして確立されたように思います。ULは厳密に言えば軽量化ではありませんが、昨今では同じような形で捉えられています。

個人的にULの最大のメリットは、「軽く、遠くまで」だと思います。軽量化により身体の負担を軽減し、より長い距離を歩けると思います。また、年齢と共に体力は低下します。以前と同じ重量を持って歩くのが厳しくなるのは当然です。その時に軽量化していれば、体力は落ちていても、以前のように軽快に歩けるでしょう。高齢の方にこそ、ULはオススメしたいです。

ただ、UL、軽量化と言ってもむやみやたらにやるのは、遭難や事故につながります。そこで、今回は装備の軽量化について、登山用品店スタッフの視点で案内したいと思います。

まず一番最初にすべき事は、ベースウエイトの中身を知る事です。ベースウエイトとは、水や食料を除いた重量になります。自身のベースウエイトを知る事で、軽量化の方向性を立てることができます。そして、その後は以下の順に進めていきます。


①測る ②一覧にする ③吟味 ④削る ⑤替える

①各ギアやウェアの重量を調べ、自分がどのぐらいの重量を持っているか理解します。このステップが無いと、何から手を付ければいいのか分かりません。

②重量を調べたら、それを一覧にして並べてみましょう。そうする事で自分が何を持って山に行っているのかが分かります。

③並べたら、それが本当に必要かどうかを精査します。例えば、レインウェアとウインドシェルなら、レインウェア一枚で代用できる。カトラリーと箸両方持っていたのを、片方のみにする等です。ここでの判断がかなり重要で、ここでミスをすると、この後の工程に影響が出ます。ULでも軽量化でもなく、ただの持ち物不足になります。

④精査したら、削れるものを減らします。必要なギアは減らせませんが、代用出来る物は減らしていくなどして、軽量化を計ります。

⑤さらに軽量化を計るため、現在の装備をより軽量な物に替えていきます。効果は最も高い方法になりますが、コストがかかるため、この方法は最後になります。

このような順で軽量化を計りますが、この中で注意すべきは、削ってはいけない物は削らないという事です。

例えば、レインウェアはもちろん、ヘッドライトやエマージェンシーキット等は、必須携行品です。昼に歩くから、ヘッドライトを持って行かない。怪我しないからエマージェンシーキットは持って行かない。晴れ予報だからレインウェアを持って行かない。上記のような行動は、万が一の際にどうにもできなくなるため、絶対にNGです。軽量化ではなく、ただの愚行です。

また、食品や水分は代替が難しい部分になります。現実的に、水分量は摂取目安があります。また、食料はカロリー摂取しないとハンガーノックになり、行動不能に陥ります。水分は浄水器を持って現地調達、食料はエナジーバー等で軽量化する事は可能ですが、無くす事は不可能です。そのため、この二つはベースウエイトには含みません。

調布パルコ店はULブランドの取り扱いはございませんが、各ブランドでも軽量なギアは多数あります。こちらで具体例をいくつか紹介します。

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THE NORTH FACE / クライムライトジャケット(レインウェア) 315g

スワローテイルフーディー(ウインドシェル)140g

合計 455g

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→ベンチャージャケット

235g

=-220

レインウェアとウィンドシェルの2枚持ちを、ウインドシェルの様に軽量で、防水性のあるジャケットに置き換えた形です。

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MILLET / ティフォンウォームネクスト ストレッチトレックパンツ 352g

=-352g

レインウェアの上下は必携品ですが、履いていけばそのまま減らせます。こちらのウェアはレインパンツでありながら、トレッキングパンツとして使用出来る為、この様な使い方が出来ます。

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karrimor / リッジ30+ 1,430g

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GREGORY / ミコ25 962g

=-468g

ギアを削っていくと、自ずとザックのサイズも小さくなっていきます。その為、軽量なこちらの様なザックを使用する事が可能になります。

全体合計 -1040g

簡単な例だけでも1kgの軽量化になりました。更に吟味すれば日帰りならベースウエイトで約4kgまで減らす事も可能だと思います。小屋泊やテント泊なら、更に慎重に吟味する必要が有りますが、アライテント公式サイトにて、35Lザックでベースウエイト6.3KGでのテント泊装備も紹介されています。興味があれば見る事をオススメします。

ここまで軽量化について書いてきましたが、重要な事がもう一つあります。軽量化は快適性とトレードオフになります。軽量に固執するあまり、快適さをあまりにも損なうと、登山が楽しくなくなり、本末転倒です。そのため、考え方として重要な事は、「自分にとっての落としどころを見付ける」。これになります。重くてもこだわりのあるギアを持って行くなど、自分の好きなギアやウェアで山に行くのが一番楽しいはずです。あまり過剰にならないように、気にし過ぎないようにしましょう。

当店では、ギアやウェアを取り揃えています。軽量化のご相談も承ります。何か気になる事などございましたら、ぜひご来店いただき、お気軽にご相談ください。


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2024年12月24日 (火)

こんにちは。調布パルコ店です。

現在、当店では冬のクリアランスセールを開催しています。その中から、私の独断でアイテムをピックアップしてみました。

karrimor / high loft down jkt

¥52,800¥36,960

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雪山登山向けの、保温力の高いダウンです。肩など摩耗しやすい部分は、強度の高いナイロンを使用しています。シェルの上から着れるよう、サイズ感は少し大きめです。フードに収まるため、携行性もバツグンです。


MILLET / WAFFLE WOOL CREW

¥17,600→¥14,080

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冬季向けのベースレイヤーで、保温性と汗冷え軽減に優れたウェアです。ウールの性能を活かし、編み方もコンピュータ編みにより、チクチク感を軽減。着心地も良いです。



SALOMON / X ULTRA 4 MID GORE-TEX

¥24,200→¥16,940

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低山やコンデイションの悪いトレイルに向いたシューズです。ソールのグリップがよく、トレイルランニングシューズ譲りの軽快さと、フィット感、安定性を合わせ持ちます。初心者から、低山用のシューズを探す方までオススメのシューズです。

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この他にも様々なアイテムがお買得になっております。また、現在当店では25日(水)まで店内商品10%OFFセールも同時に開催しております。ぜひご来店いただき、お買い求めください。


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2024年12月18日 (水)

こんにちは。調布パルコ店、スタッフです。

只今、調布パルコ店ではお買い得なセール中です。

【店内商品10%OFF】!
12/25(日)まで


※食品・燃料・本・セール品・修理品・お取寄せ品は割引対象外となります。

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雪山ギアやダウンなど、この冬のウェア、ギアを揃えるチャンスです。ぜひ、このお買い得な機会にお買い物をお楽しみください。


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2024年12月17日 (火)

こんにちは。 調布パルコ店スタッフです。

先日こちらでレイヤリングについて載せましたが、今回は更に具体的に、調布パルコ店にあるアイテムで、シチュエーション別の冬のレイヤリング紹介をしたいと思います。
ちなみに、ここでは帽子、手袋、登山靴等のギア類は除外しています。

今回は低山編です。


(想定山域 / 高尾山、大岳山etc)

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アンダーウェア MILLET / DRYNAMIC MESH
ベースレイヤー THE NORTH FACE /
トレッキングパンツ THE NORTH FACE / Alpine Light Pants

冬でも低山では、歩いていると汗をかきます。停滞時や天候変化で、冬は夏よりも汗冷えを起こしやすくなります。その為、低体温症のリスクマネジメントは、かなり重要です。
アンダーのドライナミックは汗を肌から離す能力が高く、体温維持機能もあります。そして肌からベースレイヤーに汗を移動しますが、汗処理能力が高いエクスペディションドライドットで、汗冷えを感じさせないレイヤリングです。
パンツはストレッチの効く、中厚手の代表的なモデル、アルパインライトパンツ。この季節の低山では、厚さもちょうどいいと思います。

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ミドルレイヤー karrimor / thermal half-zip

小休憩や、行動中の樹林帯で陽が当たらず寒さを感じた時等、薄手のフリースを着るのがオススメです。こちらのカリマーのフリースは軽量で、高い通気性と適度な保温性を持ち合わせる為、行動中でも快適です。

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インサレーション Marmot / 750FP Prime Down Jacket

昼食等、長い休憩や停滞時には、保温着が必要です。こちらのマーモットのダウンはコンパクトに収納でき、保温力も充分です。ダウンには撥水加工をしてある為、多少の濡れならば保温力が落ちづらくなっています。アウターにもインナーにも使える、適度な厚さの為、気温次第で更にアウターレイヤーを外に着たりもできます。

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アウターレイヤー MILLET / TYPHON WARM NX ST JKT・PANT

(写真はジャケットのみ)


山は平地に比べ、天気が変わりやすいためレインウェアが必須です。今年リニューアルしたこちらのモデルは裏地が微起毛しており、夏用の物より保温力が高くなっています。それでいて、中の群れを逃す透湿性が高い為、衣服内の環境を快適に保ちます。

個人的な意見ですが、冬の低山は汗冷えを起こさないために、ウェアの脱ぎ着が最も多いシーンだと思います。行動中の微妙な調整など、細かくする必要が有る為、手袋やネックゲイター等も工夫し、体温を保つ事が重要になります。こちらを参考にして頂き、自分の身体に合った、快適なレイヤリングを探してみてください。


当店では、様々なウェアを取り揃えています。何か気になる事などございましたら、スタッフがご案内させていただきます。ぜひご来店いただき、お気軽にご相談ください。


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2024年12月12日 (木)

こんにちは。調布パルコ店スタッフです。

近頃は日本海側では大雪になるところも多く、山は冬山の様相を呈してきました。北アルプスや、八ヶ岳等も、白く色づいています。先日行ってきた立山も、気温はマイナスになり、しっかり冬山になっていました。

夏のハイシーズンが終わり、低山ハイクが中心になる方には、山に行く機会が減っている方もいるかと思います。最近、お客様からも、冬は山にいかないと言う声もチラホラ聞きます。それと同時に、ウェアの手入れや、ケアについて聞かれる事が増えています。

と言う事で、今日はウェアのケア用品の紹介です。

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■Grangers / ウェアケアツインパック

¥3,740(税込)


こちらは、主に防水透湿素材を使用したウェア用の洗剤と撥水剤がセットになった商品です。レインウェアは使用し、そのままにしているうちに、機能が落ちます。そのための洗濯に使用するのがこちらです。

どちらも洗濯機にそのまま投入して使用出来るため、洗濯可能なウェアであれば、全てに使用出来ます。

ウェアの元の防水性や撥水性等の性能を回復します。愛用のギアを長く使用するためには、メンテナンスが不可欠になりますが、それに最適な用品が、こちらのグランジャーズだと思います。

他にもオールインワンの物や、ダウン用、シューズ用と種類も豊富にございますので、使用方法など店頭にてスタッフがご案内させていただきます。是非、ご来店いただき、ご相談ください。


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2024年12月 8日 (日)

こんにちは。 調布パルコ店スタッフです。

最近、ブログやインスタグラムで、ウェアについて紹介していますが、お客様から、結局何を着ればいいのか?という質問が多々あります。 ウェアの種類が多様化し、説明がないとわかりづらいウェアも増えてきました。私達でもそうなので、お客様からしたら尚のことだと思います。

そこで、今後調布パルコ店にあるアイテムで、シチュエーション別のレイヤリング紹介をしたいと思います。もちろん、これが正解という事はありませんが、参考にして、自分に合ったレイヤリングを見つけてみてください。

今日はまず前段階として、ウェアの種類を説明します。

アンダーウェア 例 MILLET / DRYNAMIC MESH

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ファーストレイヤー、ドライウェア等、呼び方はいろいろありますが、一言で言うと、肌着です。汗を肌から吸い上げ、肌をドライに保ち、汗冷えを防ぐウェアです。

ベースレイヤー 例 MILLET / WAFFLE WOOL CREW

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アンダーウェアの上に着る、Tシャツや、ジップアップタイプのウェアです。 吸水速乾性に優れた化繊素材や、汗冷えを感じにくいウール素材の物等があります。アンダーウェアが吸い上げた汗を、こちらが吸水し、乾かします。この組み合わせが機能するよう、ウェアを選択しなければいけません。

ミドルレイヤー 例 THE NORTH FACE  /  Expedition Grid Fleece Full Zip Hoodie

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フリースやアクティブインサレーション等、ベースレイヤーの上に着るウェアです。状況次第では、アウターレイヤーをこの上に着ます。種類や素材など様々ありますが、共通しているのは、保温性と通気性を持ち合わせ、体温調整をするウェアです。種類が多いので、ニーズに合わせて選べます。

アウターレイヤー 例 MAMMUT /  Ayako Pro 2.0 Hooded Jacket AF

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レインウェアやハードシェル、ウインドシェルやソフトシェル等、一番外に着るウェアです。雨や風から体を守るウェアになります。ゴアテックスに代表される、防水透湿素材を使用した物から、薄手のウェアまで、シーンにより使い分けます。

インサレーション 例 MAMMUT / Gravity IN Hooded Jacket AF

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ダウンや化繊綿などの、いわゆる保温着です。ダウンは軽く、コンパクトに収納できます。化繊綿のモデルは濡れに強く、保温力が落ちづらい等、それぞれにメリットがあります。

トレッキングパンツ 例 THE NORTH FACE  /  Alpine Light Pants

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厚さやシルエットで選んでいただけます。中厚手の物は、汎用性が高くオススメです。撥水性があり、多少の雨なら問題にしません。

以上が大まかですが、種類別の分類になります。厳密にはもう少し細かくなりますが、使用シーン別にはこのような分類になると思います。 今後、少しずつ例を紹介していきますので、ぜひご覧ください。

当店では、様々なウェアを取り揃えています。何か気になる事などございましたら、スタッフがご案内させていただきます。ぜひご来店いただき、お気軽にご相談ください。


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2024年12月 3日 (火)

こんにちは。調布パルコ店、スタッフです。

ようやく本格的な冬になり、先日私も雪山登山シーズンインしてきました。また、暑い時期には厳しかった、低山ハイクも最適な季節になりました。

この季節になると、人によっては、フリースなどのミドルレイヤーでは少し寒いと感じる人もいるのではないでしょうか。また、雪山登山をする方は、稜線に出るまでの樹林帯を歩いている際、ハードシェルよりもストレッチが効き、かつ耐候性を持つウェアが欲しくなります。

今回はそんな、マルチに使えて、痒いところに手が届くウェアの紹介です。

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■Karrimor / arete ventilation parka

¥28,600

スタッフ173cm Lサイズ着用


いわゆるソフトシェルと呼ばれるウェアですが、その中でも代表的なモデルです。一言で言うと、ミドルレイヤーとハードシェルの中間の性能のウェアといった感じでしょうか。

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ミドルレイヤーに比べると、防風、防水といった耐候性と対摩耗性に優れ、ハードシェルに比べると、ストレッチ性と通気性に優れます。

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表面素材は透湿防水の素材を使用し、耐候性を高めています。ポケットを開けるとベンチレーションになっているため、暑い時は開けて蒸れを逃し、体内の温度を適度に保ちます。対摩耗性にも優れているため、岩場や木などで擦っても簡単に破れたりせず、ハードに使用出来ます。

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肌面はグリッド構造になっており、保温性と通気性のバランスを高めています。ストレッチがよく効いており、肌触りも良く、着心地がいいので、普段着にも出来るほどです。

ヘルメットにも対応したフードや、ベンチレーションなどで、汎用性が高いウェアです。

低山では厚手のミドルレイヤーとして使用したり、短い休憩の際に保温着に使用。雪山ではハードシェルを着る前の樹林帯歩きや、稜線上ではハードシェルの下に着るなど、どんなシーンでも対応出来る、まさにマルチなウェアです。私もソフトシェルを持っていますが、この時期は様々なシーンで着用しており、手離せないウェアとして重宝しています。

ぜひ、ご来店いただき、袖を通して、機能を実感してみてください。

その他にも当店では、冬物ウェアを取り揃えています。何か気になる事などございましたら、ぜひご来店いただき、お気軽にご相談ください。


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2024年11月30日 (土)

こんにちは。調布パルコ店スタッフです。

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先日の休みに、立山で雪山登山シーズンインしてきました。

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立山連峰は、北アルプスに属します。古くから山岳信仰が残る山で、日本三霊山の一つでもあります。今もところどころに、それがわかるお堂などが見られます。また、国内では7箇所しかない氷河が二つ現存する山域です。

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立山黒部アルペンルートで2,450mの室堂まで上がる事が出来、道も整備されている事から、登山者だけでなく観光に来る方にも人気のエリアです。長野側からアクセスすると、途中には黒部ダムを通りますが、観光放水はド迫力です。開通後に富山側からのアクセスでは、雪の大谷が見れます。どちらも一見の価値があります。

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登山者の聖地、室堂。ここから、主峰であり百名山の雄山、立山連峰最高峰の大汝山、日本屈指の難峰の剱岳などにアクセス出来ます。

この日は雄山と、大汝山へ登りました。

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一ノ越までは緩やかに締まった雪の登山道でしたが、雄山までの登りは岩と雪のミックスルートで、岩の露出も多くなっていました。そのため、岩にアイゼンを引っ掛けないよう、慎重に登りました。

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雄山に登頂し、そこから大汝山まではトレースも少なく、積雪も多かったため、ルートを見極めながら歩きました。それでも何度か腰近くまで埋まりましたが。

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大汝山に登頂すると、立山連峰が綺麗に見渡せました。この辺りで風が強く吹いてきたため、下山も岩に気をつけながら、急ぎつつ慎重に下り、無事に室堂まで下りました。

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今年は冠雪が遅く積雪量が心配でしたが、雄山への登りが雪が少ない以外は、稜線上もしっかり雪があり、いい雪山シーズンインになったなと思います。

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そして、もう一つ。11月30日で扇沢〜室堂間の乗り物の一つである、トロリーバスがラストランになります。このトロリーバスは日本最後のトロリーバスのため、日本からトロリーバスがなくなる事になります。1996年の運行開始から多くの人々を運んできた、歴史の最終週に乗車出来た事は、一登山者として思い出に残る出来事でした。

来年からは、電気バスがこの区間を運行します。ハイシーズンであれば、登山をしなくても散策を楽しめます。また、登山初心者の方なら初めての3,000m峰に雄山は最適な山の一つです。登山に慣れた方なら、剱岳への挑戦も。このように、どんな方にも楽しめる、オススメの山域になっています。ぜひ、訪れてみてください。

当店では、雪山登山に必要なギアを揃えております。また、雪山登山の経験豊富なスタッフもおります。また、好日山荘グループでは、机上講座から野外講座まで、雪山講習も行っております。疑問がありましたら、ご説明、ご案内をさせていただきます。是非、ご来店いただき、なんでもご相談ください。


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2024年11月23日 (土)

こんにちは。調布パルコ店です。

登山靴は、使用シーンによって選び方が変わります。低山向け、岩稜帯向けなど、種類も多様です。
低山から岩稜まで、一足で済ませるのはなかなか難しいですが、そのコンセプトで選ぶなら、トレッキングシューズになるのではないでしょうか。
その中から、今日は新たに入荷した、コロンビアのトレッキングシューズの紹介です。

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■Columbia / GEOTERRA OUTDRY

¥27,500


この秋に新登場したモデルです。コロンビアのシューズといえば、ハイキングシューズが多く、低山向けのラインしかありませんでしたが、これは岩稜登山にも対応した、コロンビア最高水準のモデルです。

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ハイカットの登山靴ながら、アッパーが硬すぎず、低山でも軽快な歩行を可能にしています。踵とくるぶしのホールド感が強いため、つま先周りに余裕が出来ます。そのため、ハイカットながら、想像以上に足捌きがスムーズになります。

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アウトソールは独自のビブラムソールで、若干硬めですが、柔軟性も持ち合わせます。これにより、岩稜帯を歩く時に衝撃を和らげつつ、グリップ力を発揮します。どんな地形にも対応しやすい形状です。

コロンビア独自の防水透湿素材、アウトドライは、その素材を生地に直接貼り合わせています。それにより、生地との間に水が入らず、靴が重くなるのを防ぎます。また、メッシュのアッパーと組み合わせる事で、更に通気性を高め、蒸れを逃します。

低山の縦走から、アルプスのテント泊までこなせるシューズです。正直、コロンビアはハイキングシューズのイメージでしたが、そのつもりでこの靴に足を入れてみると、かなりイメージが変わります。どんなシーンも対応出来る、オールラウンドなトレッキングシューズに仕上がっています。

これから登山を始めるのに、本格的でありながら、ライトユーザーにも履きやすい、オススメのモデルです。その性能をぜひ店頭にて、足を入れてお試しください。

当店ではその他にも、エントリーモデルから、アルパインシューズまで、様々なシューズを取り揃えております。ぜひご来店いただき、お気軽にご相談ください。


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